倉岳山 2023.3.11

今月の「峠山の会」定例山行は、倉岳山(くらたけやま)。

倉岳山は、山梨県大月市と上野原市の境にある標高990.1mの山。

山頂からは、真正面に富士山の素晴らしい雄姿が望め、秀麗富嶽十二景の一つ(9番山頂)に選定されています。

また、山梨百名山の一つで、秋山山系の最高峰でもあります。

今回は、梁川(やながわ)駅をスタート地点として、

倉岳山登山口から入山、立野峠、倉岳山に登った後、

穴路峠を経て下山し、鳥沢駅まで進むルートを選びました。

 

まずは、JR中央本線・梁川駅に到着。

駅前で各自、準備体操をします。

お店も何もない一見、殺風景に見える駅前です。

しかし、ふと見ると一本の梅(または桜?)の木があり、

その花がにぎやかに満開の様相を呈していました。

春真っ只中といった暖かい陽気。

ダウンジャケットを着込んでいた先月の山行時とはすっかり変わって、

この日は朝からぽっかぽか。

服装も随分と薄くなり、少しは身軽になった気分です。

幸先の良いスタートとなりましたよ。

梁川駅を出て、一般道を進みます。

すぐに相模川の上流である桂川が見えてきます。

そしてその川に高く架かる梁川大橋を渡ります。

程なくすると倉岳山登山口に到着。

うっすらと汗ばんできましたので、コチラで衣服調整。

ストックの準備もバッチリです。

今日の参加人数は20名。

登山者カウンターを人数分押しました。

石碑には、

「乳房恋ふ母にも似たる倉岳を 里の子今日も胸に焼付け」

と、刻まれています。

山容を母親の姿とだぶらせた

幼子の純粋な心情がこの詩に込められていますね。

杉の林と落葉樹の雑木林が入り混じる登山道を

ゆっくりと進んで行きます。

沢沿いの道を歩き、沢を渡る箇所も。

道は細いものの、

地面は柔らかく、歩きやすい登山道です。

恩賜林(おんしりん)の看板。

恩賜林とは、明治末期に山梨県に下賜された山梨県内の皇室所有だった元御料林のことだそうです。

詳しくは、コチラ → おんしりん

林をきれいに管理するのも人出が必要なことなので、

なかなかたいへんなのでしょうね。

登山道の脇は倒木だらけです。

登山道の頭上にも今にも崩れそうな倒木。

沢の近くは岩だらけ。

ゴロゴロした岩には乾燥した蒸コケが張り付いています。

ジオラマに使う素材みたいで からっからになったコケ。

触ると白い粉が立ちました。

沢の左右を行ったり来たり。

沢の水は冷たく、そして よどみ無く澄んでいます。

度々、トチノキ(栃の木)の巨木がそびえ立っていました。

写真で見るとその大きさがわかりずらいのですが、

かなり立派な大木です。

道をふさぐ倒木を「よいしょ!」とまたいで。

いつものあるあるの光景です。

大自然の只中では人間もミクロの生き物のように錯覚してしまいます。

まるで、列をなして進む蟻(アリ)のようにすら見えました。

そうは思われませんか?

少し進んでは小休憩。

本当に風もなく、快適な気温です。

ただ、花粉がかなり舞っているようです。

それだけは悩みの種。憂鬱になります。

今年の花粉は凄い気がしますよね。

杉林を登りきるともうすぐ立野峠です。

立野峠に到着。

この場で班長さん会議。

ほぼ時間どおりの進行で、特に問題はないようです。

木々が眺望をじゃまして景色は良くありませんが、

落葉しているので、日当たりはGood!です。

尾根筋を進み、倉岳山頂上に向かうのですが、

それまでにも道はアップダウンを繰り返します。

2こぶの小山を越えますが、

我々のペースだと頂上まではあと40分くらいですかね。

(標識には約35分と書いてありました。)

最後の急な登り。

ここを登りきると山頂です。

そしてとうとう倉岳山 山頂に到着。

雪の富士山をバックに記念撮影。

写真だと小さくなってしまいましたが、

くっきりと富士山が見えていましたよ!

下はS谷さんが撮られた富士山の写真。

良い風景ですね ♪♪♪

(Lineで送っていただいたものをコチラに載せました。ありがとうございました!)

ある程度開けた頂上にて各自お昼ご飯の用意。

日なた好きの人、陽射しを避けたい人、様々です。

思い思いの場所に陣取りランチタイムを楽しみます。

オレンジ色の蝶々が数頭舞っていました。

ちなみに蝶は1頭、2頭と数えるそうです。

今まで知りませんでした。(-_-;)

(ただし、匹で数えても間違いではないとのこと。)

 

蝶の名前は「ツマグロヒョウモン」。タテハチョウ科の仲間です。

羽の先が白黒になっているのはメスで、オスには白い部分がないようです。

羽が少しボロボロになっているので、

おそらくは成虫で越冬した個体だと思われます。

幼虫は黒とオレンジのとげとげした芋虫で、スミレの葉を食べるのだとか。

パンジーなどにも付くド派手な毛虫がこの蝶の幼虫らしいです。

食事も済ませ、景色を堪能した後は、下山です。

いきなりの急坂が現れます。

足を滑らすと危険ですので、

足元に注意してゆっくり降りて行きますよ。

でも、若い男性会員さんには余裕のようですね!(さすが。)

穴路峠を通過。

「穴路峠」の表示はありますが、

ただの曲がり角といった感じの場所です。

杉林を抜けると、沢道や雑木林に戻ります。

こちらにも大トチノキ。

夫婦杉でピースサイン。

石仏までたどり着くと山道もそろそろ終盤に差し掛かります。

このゲートまでが山道。

コチラ側からは一般道。

この先、鳥沢駅まで歩きます。

こんな感じで今回の山行はおしまいです。

無事終了できてひと安心。

この度もお天気に恵まれ、楽しく有意義な1日となりました。

みなさま、リーダー、サブリーダー様、お疲れさまでございました。

 

倉岳山 報告書

 

追記;

帰途、朝霞台にてお疲れ会をしました。

心地よいひとときで、お腹も大満足。

重ねてみなさま、お疲れさまでございました。

 

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