本仁田山 2024.11.17

今月の「峠山の会」定例山行 Aコースは、本仁田山(ほにたやま)。

散策のBコースと2つのグループに分けて行いました。

本仁田山は、東京都奥多摩町に位置する標高1224mの山で、

最寄駅からのアクセスが良いことから登山客も多く、奥多摩にある山々の中でも特に人気が高いそうです。

鷹ノ巣山の稲村岩尾根、六ツ石山の水根ルートと共に、本仁田山の大休場尾根は「奥多摩三大急登」と呼ばれ、

そのこう配が一番きついことで知られています。(平均勾配が35%と他を圧倒)

今回は鳩ノ巣駅からスタート、瘤高山(標高1097m)を縦走して本仁田山へ登り、奥多摩駅に到着する周回ルートを選びました。

まずは電車を乗り継ぎ、JR青梅線・鳩ノ巣駅に到着。

駅前で準備体操をした後、班ごとに歩き始めます。

民家の脇の舗装道を進みます。

こちらから山道になります。

しょっぱなから急な登りが現れます。

すぐのところで衣服調節をして、着衣を整えます。

付近には1本の赤く色付いた木がひと際目立っていました。

紅葉の時期に山に来たことを実感します。

1年の中で最も感動的な光景が見られる頃ですよね。この先も楽しみです。

急な細道をぐんぐんと登って行きます。

お天気にも恵まれ、時折陽が差してきます。

11月なのに暑いくらいです。

木の根っこが重なり合う小石混じりの地面を慎重に進みます。

真っ直ぐ伸びた針葉樹の密林が続きます。

大根ノ山ノ神(おおねのやまのかみ)にて小休憩。

もうすでに汗ばんできました。

のども乾いてくるので、水分補給をします。

ここでもまばらに黄色い紅葉が。

マムシグサの実。きれいに粒が整ったのもあれば、こんなふうに不揃いの実もあるわけですね。

ツルリンドウの赤い実。

ツルリンドウはリンドウに似た花を付けるつる性の植物で、

花言葉は赤い実も含めて「情愛」だそうです。

赤い宝石とも言われるこの実の色、いつくしみを感じさせる赤色ですね。

登山道脇にはひっそりとリンドウのつぼみがありました。

これからまさに開こうとしているところですね。

上品な薄青紫色が心を惹きつけます。

ずーっと上り。まだまだひたすら登り続けます。

尾根筋の頭上にはグラデーションに色付いた紅葉。

地面の両側には黄金色した低木が草紅葉の原を成しています。

秋登山の醍醐味ともいえる光景ですよね。

陽光の差す葉が輝いて見え、とてもきれいです!

黄色い低木の上に、舞い散ったモミジの赤い葉の織り成す色の調和も素敵です。

青空に紅葉のコントラストがまた良いです。

こちらでは一輪のリンドウが開花していました。

なかなか見られないその姿に思わず感激です。

登山道を振り返ると素晴らしい景色が広がっていました。

左側には紅葉の木々、奥には山々の稜線。

そして、瘤高山(こぶたかやま)に到着。

こちらは本仁田山方面と川苔山方面の分岐点になります。

ここまで登り切った充足感を味わっている瞬間です。

広くはない頂上ですが、しばしの休憩。

背中も汗びっしょりな状態でした。

顔の汗はぬぐえますが、背中までは拭けないのでその点は仕方ないですよね。

本仁田山へはもう一息です。

そしていよいよ本仁田山 山頂に到着。

Aコースは13名。山頂の表札を囲んで記念写真を撮ります。

ほぼ我々で貸切状態の山頂にてゆっくりとランチを楽しみます。

日なたはぽかぽか陽気です。

この日は登山客が少なく、実は穴場的なスポットなのかもしれませんね。

昼食後は下山開始。

ここからはひたすら大休場尾根(おおやすんばおね)の急坂を下ることになります。

平らな場所がほとんどない下り続きで、だんだんと足も疲れてきます。

転ばないよう足元に要注意です。

逆ルートだったら、もっとたいへんだったかもと思いながら下りました。

段差が大きい箇所は後ろ向きになってゆっくり行きましょう。

ふと見上げると紅葉真っ最中。

小休憩を挟みつつ、長い道のりを下り続けます。

登山道の終点です。この後は一般道。

ここまでくればもう安心です。

そして多摩川、氷川渓谷の橋を渡って、奥多摩駅に到着。

今回は初参加の方もいらっしゃいましたが、みな無事に下山できてよかったです。

リーダー、サブリーダー様お疲れさまでした。

そしてみなさま、お疲れ様でございました。

 

長い急坂が続いたので、身体はへとへとになりましたが、

達成感に満たされた充実の登山でした。

きれいな紅葉に包まれた幸せな1日となりましたよ♪

ただ、このあとの筋肉痛が心配なところです。

 

山わんこさんのブログでも登山のようすが伝わってきます。

山わんこ ボクの足あと 最後はヘトヘト😂本仁田山ashi

そして、Makkiさんの動画も相変わらず素晴らしいですよ!!

【本仁田山】駅から駅へ アクセス便利な急登の山 〜紅葉ハイク〜

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追記:

一方、散策を楽しまれたBコースのみなさんのご様子もこちらにアップ。

Bコースは、白丸駅から白丸湖畔遊歩道を経て白丸ダム魚道管理棟、鳩ノ巣渓谷を周られるお散歩でした。

お天気にも恵まれた上、無理なく歩けるルートですので、楽しい時を過ごされたようです。

スタート地点の白丸駅ですね。

白丸調整池ダムは、越流型直線重力式ダムで、その高さは約30m。

下流にある多摩川第三発電所に発電用水を送る際の水量を調節するため昭和38年に造られたものです。

白丸ダムにある魚道へ降りる螺旋階段。

段数の多さにびっくりですね。

魚道に到着。

魚道(ぎょどう)とは、ダムなどで堰き止められた川に魚が行き来できるようにと作られた水路。産卵のために川をさかのぼる魚のために考えられました。

この魚道は、平成13年にダム内に新設された国内最大級(長さ約330m、高低差約27m)のもので、

これまでにヤマメやアユの遡上が確認されているそうですよ。

この水路が、なだらかな段差を伴ってダムの上下につながっている訳です。

泳ぐ魚のほうも体力が必要でたいへんな気がしてしまいます。

その後、一同は東屋にて昼食。

鳩ノ巣渓谷。

まばらながらにも紅葉がきれいですね。

秋の渓谷、素晴らしい光景です!

良い風景をバックにみなさんもご満悦な表情。

鳩ノ巣渓谷遊歩道の頭上には多摩川にかかる鳩ノ巣小橋。

橋を渡って鳩ノ巣駅に向かいます。

こんな感じで充実したコースだったもようです。

お疲れ様でございました。

 

登山コースはきつそうなのでそこは無理でも、散策コースがあれば大丈夫という方の意見も取り入れた「峠山の会」の2コース制の提案。会員のみなさんからはなかなか好評のようです。

本仁田山 報告書

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日和田山・西部ブロック 鍋交流会 2024.11.10

今回は、埼玉県勤労者山岳連盟・西部ブロックの企画で参加した鍋交流の様子をご紹介します。

鍋交流は、西部ブロックに所属する7団体の山岳会が集まり、各会でそれぞれの鍋を作り共に食べながら交流を図るという目的で毎年行われています。この日は各会のメンバーが会ごとに決めた山(日和田山・釜戸山・高麗峠)に登り、その後「巾着田の河原」に集合して鍋交流を行いました。総勢約90人の登山愛好家が一同に集い、各会の簡単な紹介やゲームをして大いに楽しみました。

 

まずは電車を乗り継ぎ西武線・高麗駅に到着。

わが「峠山の会」は、登山組15名で日和田山を目指します。(鍋交流では他3名と合流。)

日和田山の登山口手前には、

1975年女性初のエベレスト登頂を果たした登山家・田部井淳子さんの碑。

偉業の基礎となったのが、ここ日和田山の登山訓練だったということです。

朝から小雨がぱらついて 一時は不安がよぎりましたが、

曇り空の中 何とかスタートできました。

登山口の東屋脇にはトイレあり。

駅からここまでは20分くらいの距離ですが、もう身体がほてってきました。

衣服調整を行います。

登山口を入ると緩やかな登りの始まり。

歩き始めてすぐに現れる鳥居をくぐります。

男坂と女坂の分岐点。

今回は男坂のほうに進みます。

登山道脇にはヤブランが群生しています。

岩場が見え始め、険しい道のりになってきました。

ストックはむしろ不要で、岩場に手をつきながら登ることになります。

そういうわけで手袋は必須ですね。

結構な急登もありますが、

程よい足場間隔が確保できるので

ゆっくり進めば心配いりません。みなさん、大丈夫ですね。

岩だらけの崖っぷちもあって、なかなか登り甲斐があります。

急な坂も余裕しゃしゃくのメンバーさんたち。

木々を抜けると視界が開けてきました。

男坂と女坂の合流点、鳥居のところに到着です。

眼下に巾着田が見える絶景スポットになります。

それにしても良い眺めです。

鳥居の場所からさらに登ると頂上なので、

とりあえずはまたひたすらと先に進みます。

そしていよいよ頂上に到着です。

頂上からは、南東方向が開けていて市街地が一望できます。

遠くに高層ビル群も見えるので、おそらくは都心の新宿方面のようです。

頂上の標識前で記念撮影。

日和田山の標高は305m。いわゆる低山ですが、なかなかの岩山です。

鳥居のところに戻って、こちらでも写真を。

この時には周りにも登山仲間(?)が大勢集まっていました。

小さいお子さんやわんちゃんまでも登山を楽しむ山なんですね。

そして今度は女坂から下山します。

コウヤボウキのかわいい花。

遠目では地味に見えるキク科の小花ですが、近くでじっくり見ると何ともキュートな花びらです。

和歌山県・高野山では、その細い茎を使って箒を作ったため、

「コウヤボウキ」と名付けられたそうです。

真新しい手すりが設置された箇所。

確かに足場には要注意です。

季節はずれのツツジ。

狂い咲きの株がいくつか見られました。

山全体的では木々が青々していて紅葉はまだ時期尚早のようでしたが、

道端に小さく生えていた1本の木だけは、紅葉真っ最中。

そして下山が済んで、巾着田の河原に到着。

鍋メンバーとも合流を果たし、わくわくしながら鍋の準備を始めます。

我々が作るのは石狩鍋。

鮭まるごと1匹分を使いました。

酒粕や味噌、だし、野菜などを入れて煮立たせます。

各自が持ち寄った材料を合わせると鍋3個分の量に。

だしも効いてとっても美味しく仕上がりましたよ!

看板も力作!

薬味もトッピングして風味も抜群。身体もほんわり温まりました。

他の会を回っていろいろな鍋をいただきました。

豚汁、ちゃんこ鍋、もやし鍋、おしるこ、すいとん、こんにゃく田楽、甘酒等、

どれも美味しくて、お腹いっぱいです。

食事を片付けた後は、各会の紹介。

そしてボッチャ大会。

真ん中の棒のところ近くに投げ込んむという遊び。

3個投げたボールからポールまでの合計距離が一番小さい組が優勝です。

わがチームは勝利を逃しましたが、充分に楽しませていただきました。

ボールが手作りというところにもいたく感心。

ナイスな企画ありがとうございました。

そして、ラッキーなことに河原ではカワセミを見ることができましたよ。

こんな感じで今回の山行ならびに鍋交流は無事大成功。

担当の方、準備された方々、本当にありがとうございました。

 

つっちーさんのブログでも今回の様子がよくわかります。

2024/11/10 労山西部ブロック各山の会の鍋交流会、うちは石狩鍋

追記:
会員の方が撮られた写真にも鍋と山の様子がよく伝わってくるものがありましたので、こちらにアップせさせていただきました。

鮭がいっぱい入った石狩鍋。

ごつごつした岩山を四つん這いになって登るところ。

楽しそうに鍋を味わう人々。

みなさん大満足の充実した1日でした♪♪

 

つっちーさんのブログでも鍋交流のようすが伝わってきます。

2024/11/10 労山西部ブロック各山の会の鍋交流会、うちは石狩鍋

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