今月の「峠山の会」定例山行は、埼玉県飯能市にある子の権現(標高640m)。
その地名は子の山(ねのやま)とも言います。
子ノ権現(ねのごんげん)は、高麗川と名栗川の分水尾根上にある山寺のことで、
正式名称は大鱗山雲洞院天龍寺(だいりんざんうんどういんてんりゅうじ)。
千年以上の歴史を誇る天台宗のお寺だそうです。
天長9年(832年)子の年、子の月、子の日、子の刻に生まれた「子の聖大権現」が祀られているのだとか。
ちなみに権現とは、菩薩さまがが人々を救うため、仮の姿をとって現れること。
境内、本坊の脇には大きなわらじ(世界最大、2tの鉄わらじ)と、2足の大きな下駄が置かれています。
この寺では古くから足腰守護のご加護があるとされ、現在でも足腰の神様に健脚を祈願して登拝される方が多いそうですよ。
今回は、西吾野駅をスタートし、子の山に登り子の権現を参拝したあと、
吾野駅に降りるコースを行きます。
夕方からは雪予報ということで少し心配ですが、
早春の息吹を感じられる清々しい山行が期待できそうです。
まずは西武鉄道・西吾野駅に到着。
トイレと体操で準備を整えます。
最初は一般道を進んで行きます。
高麗川には白サギの姿。
橋を渡ったあたりから傾斜が始まります。
民家の脇には福寿草の黄色い花がほころび出していました。
急勾配の舗装道を歩きます。凍結防止剤が所々の道路わきに用意されていました。
細く流れる渓流沿いを進みます。
間伐された木がそのまま放置され、山が荒れたような光景になっています。
しばらく登ったので、こちらで衣服調整。
子の権現と表示された先から山道に入ります。
鳥居の見える分岐点。
熊注意の看板も。
場所によっては道幅が狭くなっています。
万両もあちこちに自生しています。
さくらんぼのように垂れた小さい実がかわいいですね。
森の妖精のようにひっそりと、小さな綿毛が木にひっ付いていました。
何処からやってきたのでしょうか、1粒の種としては意外と華やかですよね。
さすが春の息吹を感じさせる杉林、あたりには花粉が多く舞っているようです。
だんだんと鼻がむずむずして、目もかゆくなってきました。
昔の道しるべでしょうか、石に文字が刻まれています。
お寺までの距離を丁で現わしているようです。
峠ノ前分岐。
緩やかな登りが続きますが、ゆっくり進みましょう!
細い登山道脇の杉の大木、崖側の根本がえぐられていて実は危険という箇所。
倒木のアートもいろいろ。
水分補給で一息つきます。
段差にむき出しの根っこ。
ここにも鑑賞できそうな切り株。
ぐんぐん坂を登って行きます。
気合を入れて登っていますよ。
根っこが足に絡んでくるかのよう。
地面は冷え冷えのようです。霜柱が立っていました。
2本の大木の間に立ってもらいました。
木の太さがよくわかりますよね。
これくらいの大木も点在しています。
車道のところにに出ました。
ここまでくるともう少しですね。
アスファルト道の脇には雪が残っています。
少し歩くと右手に教育地蔵。
ここからまた山道に入ります。
この坂を登るとすぐ上に目的地らしい場所が見えてきます。
坂を登りきると一休さん(?)のお出迎え。
子の権現に到着です。
二本杉と記念撮影。
本坊・本堂に向かいます。
鳥居前に売店と休憩処。
観光みやげも販売していました。
門をくぐるとオレンジ色の仁王像
ツバキの向こうに山々が見渡せます。
境内にはピンクの梅の花。
わらじをバックに集合写真。
今回の参加者は22名。山道を1列で歩くと、結構な人数だなと思います。
巨大な紅白の鉄下駄。
手前のリュックと比べるとその大きさがわかります。
健脚祈願のお参りをして、ほっと一安心。
今度は一旦2本杉のところに戻って、反対側の小山、阿字山(あじやま)へ。
東屋のところでランチタイムです。
薄く陽の差すのどかな場所でお食事をすることができました。
遠足気分で広々と陣取れましたよ。
他の登山客は誰もいなくて穴場的な場所ですね。
阿字山(標高620m)の山頂はこんな感じ。
奥の一角からの見晴らしはなかなか良いです。
さっそく写真を撮って楽しそうなご様子です。
お一人は切り株の上に立ちおおはしゃぎ。その背後は絶壁ですからね。
ソロでご満悦な表情も良いですね。
食事後はまた二本杉のところに戻ってトイレをすませ、下山に入ります。
下り道には場にそぐわないような電柱・電線が続きます。
こんな山中に電柱ってなんだか不思議な気がします。
行きで通った車道に出たあと、今度は吾野駅方面の山道に入ります。
途中に祠。
石の階段はところどころ崩壊。
降魔橋に到着。
ここまで降りてくれば山道はほとんどおしまいです。
ここは、かつてこの山に住む悪鬼たちを、
子の権現が退治したとされる場所です。
鬼たちは悪事を続けるため子の権現の力を弱めようとして山に火を放ったが
逆に成敗され、そのあとは改心し子の権現の弟子となって仕えたのだとか。
子の権現は、鎮火で足腰を痛めた者たちの報いに
痛みを取り除いたということです。(なんだかそんな感じのようです。)
熊除けのベル。
最近のクマは冬眠をしないのでこの時期でも危険なのだとか。
そうなんですね。
思わず手に取ってしまった雪の塊。
雪を見て一喜するのは子供も大人も同じですね。
気持ちが大いに若いということなのかもしれません。
不動尊近くの小さな滝。
イトゴケがいっぱい。
ミツマタのつぼみ。
芳延観光公衆トイレでトイレ休憩。
手前には早咲きの梅の花。
辺りの木々はまだまだこれからが開花時期のようです。
このあたりにも福寿草。
高麗川を渡って吾野駅方面に進みます。
ここにも梅の大木が花の見頃。
杉の花粉のう。
もう花粉がいっぱいです‼
そしていよいよ吾野駅に到着。
一瞬、ちらりと雪が舞いましたが、やんでしまいました。
こちらでいったん解散。
こんな感じで今回の山行は終了。
無事下山できてよかったです。
リーダー、サブリーダー様お疲れさまでした。
そしてみなさま、お疲れ様でございました。
Makkiさんの動画も素晴らしいです!
【子ノ権現】足腰守護祈願へ 駅から駅のお手軽ハイキング
そしてつっちーさんのブログ
つっちーの日々 3/8 3月会山行「」
子ノ権現
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