美の山(蓑山) 2023.4.9

今月の「峠山の会」定例山行は、美の山(蓑山 みのやま)。

美の山は埼玉県秩父市と皆野町にまたがる標高581.5mの低山。

秩父地方で唯一の独立峰です。

頂上は「県立 美の山公園」として整備されていて、

4月には桜、5月にはヤマツツジ、7月にはアジサイが斜面一帯を彩ります。

他にも四季折々の花が咲き誇る花の名所としても有名。

埼玉県に桜の名所を作ろうということで桜の植栽を進めた場所で、

環境省により国民休養地に指定されているということです。

(ちなみに桜は8000本、ツツジは3500本、アジサイは3200本が植樹されています。)

また、頂上からの展望も素晴らしく、秩父の市街地や奥秩父の山々などの大パノラマを楽しむことができます。

そして美の山公園の夜景は、「日本夜景100選」に選ばれています。日の出前の海雲が発生するときは海雲夜景が見られるということです。

埼玉県のホームページ 美の山の夜景

 

さて、今回は5班に分けて、23名での参加。

平地ではもう桜は散りかけていますが、頂上にはまだ桜の花が残っているのでしょうか?

桜を見ることができればラッキーです。

朝は気温が低くて少し肌寒かったのですが、良いお天気にはなりそうです。

 

まずは、西武秩父鉄道・親鼻駅で下車。

ほぼ駅前の萬福寺前に集合です。

山ツツジと枝垂れ桜の咲く場所で一旦リュックを降ろして

トイレを済ませます。

リーダーさんに倣って準備体操。

そしてさっそく山へと歩を進めます。

2つの鳥居を抜けると山道が始まります。

ルートは登って降りるという比較的シンプルなもの。

アップダウンはあまりなく、

ひたすら登り、ひたすら下るといった感じになりそうです。

最初はゆるやかですが、徐々に上り坂になり、

そのこう配が続きます。

そびえ立つ松の幹にきのこ。

山ツツジがまばらに咲いています。

ツツジは徐々に咲き始めですね。

新緑が芽吹き出した広葉樹林の中、

木漏れ日が暖かいです。

上り坂が続くので、徐々に身体が暖まってきます。

足元にはいろいろな植物が春の花を咲かせています。

シダも芽吹きの季節。

今まさに小鳥が羽を伸ばして羽ばたこうとしているかのように

びっしりとした小さい葉を元気に伸ばし始めています。

夫婦のように仲むつまじく一茎に2輪づつ咲く、

白いニリンソウも辺りに群生。

船の錨を連想させる不思議な形の花、

イカリソウもこの時期が花の旬。

頭上を見上げると 木々の葉っぱがさんさんと陽の光を浴びて、

自らを鮮やかな薄緑色に透かしてきらめいていました。

さわやかな春の光景。

新緑もとっても良い感じです。

路の途中には山桜の木がたくさんありましたが、

散った花びらが地面や草の上に落ちていて、

どうやらもう花の時期を終えたようでした。

アスファルト道を横切る箇所でしばしの休憩。

こちらにもイカリソウが点々と開花。

杉の植林を通り抜けます。

陽射しが強くなり、初夏のような陽気に。

ベテラン会員さんに

珍しいと教えられたのは、ハナイカダ(花筏)。

コチラは雄花のつぼみ状態。

このあと小さな緑色のままの花が咲くみたいです。

葉っぱの真ん中から花が咲くなんて、確かに滅多に見ない感じの植物ですよね。

葉脈と花の軸がくっいているので葉の真ん中から花になるとのこと。

驚くことに若葉を加熱すると松茸の香りがするので、混ぜご飯などにして食べられるそうですよ。

ヒトリシズカ。

みはらし園地(美の山公園の一部)に到着。

立て看板より転記;

** 関東ふれあいの道
花の美の山公園を訪ねるみち

このコースの中心「美の山公園」は、”関東の吉野山”といわれるほどの桜の名所です。また周囲の眺望にもすぐれ奥武蔵連山、奥秩父、日光連山などが望めます。沿線には旧街道をしのばせる石の道標や秩父十三仏霊場の二十三夜寺や万福寺、今も機(はた)を織る音が聞こえる三沢の集落などがあります。
全長約8.2kmの家族向きの自然歩道です。 **

一見スミレかと思って素通りしてしまいそうになったのは、

直径で2センチくらいの花、フデリンドウ。

よく見ると綺麗なブルーが印象的です。

開けた山の斜面には山桜が咲いています。

高台にはまだ桜の花が残っているようです。

この様子ですと頂上の桜にも期待が膨らみます。

榛名(はるな)神社前のパノラマデッキ。

このあたりのオオシマザクラは花終わりのようです。

頂上直前。

目に飛び込んでくるのが薄ピンクの塊。

そう、美の山公園の中心に入りました。

桜の園が目の前に現れましたよ‼

斜面を覆いつくすほどの桜の海です。

満開は過ぎたようですが、まだまだ充分に見ごたえがあります。

何種類かの桜が競い合って咲いていました。

桜と山容をバックに記念撮影。

ただし、ここはまだ頂上ではありません。

ごみの放置を禁止する立て看板。

「ごみは1人で帰れない」ってその通り! 面白い表現ですね。

何種類かある桜の中でも

八重桜のカンザンは今が最も旬のようでした。

公園の少し奥まったところにあるのが美の山 山頂。

こちらでも記念撮影。

標識を挟んでの撮影は順番待ちをするくらいの混み方でしたよ。

山頂展望台からの眺めは最高です。

秩父盆地(羊山丘陵、市街地、尾田蒔丘陵)はもとより、武甲山、両神山、二子山、奥秩父連山から大霧山、男体山、赤城山まで見渡せる大パノラマが展開します。

昼食はみんな寄り添って座り、のんびりと。

平らでこんなにも広々とした頂上はなかなかないですよね。

ぽかぽかで暖かいし、気持ちもくつろげるひとときでした。

ロープを張った柵のすぐ下にはミツバツツジの群生が。

紫がかったピンクの帯が広がっていました。

この時期でも満開なのがツバキ。

枯れ花摘みの手入れもされていてキレイな姿を残していました。

インフォメーションセンターには

野鳥の写真や各季節における公園の見どころが紹介されていました。

ランチ後には応急手当の講習会。

三角巾の使い方、本結びの仕方、止血・傷の手当を教わりました。

三角巾のたたみ方、結び方はちょっと難しいので、

日ごろの練習の必要性を感じました。

いざという時には迅速な対応ができるようになりたいものです。

それにしても講師の方はさすがです。

手慣れたように簡単にこなしてられましたよ。

休憩・講習後は下山です。

藤の大きなツルがくねって、芸術的に空間を演出。

自然の生け花アートを見ているかのようです。

民家の立つ辺りを通るとハナモモが満開。

和銅遺跡に到着。

和銅露天掘り跡にある

和同開珎(わどうかいちん、わどうかいほう)の巨大オブジェ。

日本で初めて自然銅が発見された場所ということです。

自然銅は708年に大和朝廷にへ献上され、

日本初の流通通貨 和同開珎ができました。

こちらが日本通貨発祥の地とされています。

少し道を戻ってからさらに先に進むとすぐに聖神社。

コチラには銭神様が祀られています。

祈願をすると「お金に不自由しない」ということですよ。

ということで、もちろんお参りしました!

立て看板より転記;

** 「銭神様」のご利益

元明天皇の慶雲5年(708年)、我が国初のニギアカガネ(自然銅)が秩父の地で見つかり、朝廷に献上されました。
それがきっかけとなり、我が国最初の流通貨幣「和同開珎」が鋳造されました。
朝廷は、勅使を遣わし祝山に神籬(ひもろぎ 神霊の宿るところ)を建てて金山彦尊を祀り祝典を挙げました。
聖神社の創建は和銅元年2月13日で、和銅の産地といわれる露天掘りの遺跡が近くにあります。
今でもニギアカガネが御神体として奉られ、和同開珎ゆかりの神社であることから「銭神様」とも呼ばれ、「お金儲けの縁起の神様」として注目されています。 **

この後は、和銅黒谷駅に到着。

こちらでこの度の山行は終了です。

今回もお天気に恵まれ、有意義な山登りとなりました。

歩行時間は短いのですが、それなりの運動になった気がします。

花見も兼ねたような山行になり楽しかったですね。

 

リーダー、サブリーダーさま、

そしてご参加のみなさま、お疲れさまでございました。

 

PS. K下さんから送っていただいた写真です。

桜と女性陣の美しいお姿。

広大な自然の風景。

山頂からの眺めと葉が芽吹き出した桜。

下はわっぴーさんの撮られた写真。

和銅黒谷駅のホームから武甲山が見えますね。

下はS谷さんの撮られた写真。

榛名神社。

桜のアーチを通り過ぎたご一行。

聖神社にお参りする会員さんたち。

そしてT田さんの参考写真。

ハナイカダの実だそうです。


良いお写真をありがとうございました!

蓑山 報告書

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倉岳山 2023.3.11

今月の「峠山の会」定例山行は、倉岳山(くらたけやま)。

倉岳山は、山梨県大月市と上野原市の境にある標高990.1mの山。

山頂からは、真正面に富士山の素晴らしい雄姿が望め、秀麗富嶽十二景の一つ(9番山頂)に選定されています。

また、山梨百名山の一つで、秋山山系の最高峰でもあります。

今回は、梁川(やながわ)駅をスタート地点として、

倉岳山登山口から入山、立野峠、倉岳山に登った後、

穴路峠を経て下山し、鳥沢駅まで進むルートを選びました。

 

まずは、JR中央本線・梁川駅に到着。

駅前で各自、準備体操をします。

お店も何もない一見、殺風景に見える駅前です。

しかし、ふと見ると一本の梅(または桜?)の木があり、

その花がにぎやかに満開の様相を呈していました。

春真っ只中といった暖かい陽気。

ダウンジャケットを着込んでいた先月の山行時とはすっかり変わって、

この日は朝からぽっかぽか。

服装も随分と薄くなり、少しは身軽になった気分です。

幸先の良いスタートとなりましたよ。

梁川駅を出て、一般道を進みます。

すぐに相模川の上流である桂川が見えてきます。

そしてその川に高く架かる梁川大橋を渡ります。

程なくすると倉岳山登山口に到着。

うっすらと汗ばんできましたので、コチラで衣服調整。

ストックの準備もバッチリです。

今日の参加人数は20名。

登山者カウンターを人数分押しました。

石碑には、

「乳房恋ふ母にも似たる倉岳を 里の子今日も胸に焼付け」

と、刻まれています。

山容を母親の姿とだぶらせた

幼子の純粋な心情がこの詩に込められていますね。

杉の林と落葉樹の雑木林が入り混じる登山道を

ゆっくりと進んで行きます。

沢沿いの道を歩き、沢を渡る箇所も。

道は細いものの、

地面は柔らかく、歩きやすい登山道です。

恩賜林(おんしりん)の看板。

恩賜林とは、明治末期に山梨県に下賜された山梨県内の皇室所有だった元御料林のことだそうです。

詳しくは、コチラ → おんしりん

林をきれいに管理するのも人出が必要なことなので、

なかなかたいへんなのでしょうね。

登山道の脇は倒木だらけです。

登山道の頭上にも今にも崩れそうな倒木。

沢の近くは岩だらけ。

ゴロゴロした岩には乾燥した蒸コケが張り付いています。

ジオラマに使う素材みたいで からっからになったコケ。

触ると白い粉が立ちました。

沢の左右を行ったり来たり。

沢の水は冷たく、そして よどみ無く澄んでいます。

度々、トチノキ(栃の木)の巨木がそびえ立っていました。

写真で見るとその大きさがわかりずらいのですが、

かなり立派な大木です。

道をふさぐ倒木を「よいしょ!」とまたいで。

いつものあるあるの光景です。

大自然の只中では人間もミクロの生き物のように錯覚してしまいます。

まるで、列をなして進む蟻(アリ)のようにすら見えました。

そうは思われませんか?

少し進んでは小休憩。

本当に風もなく、快適な気温です。

ただ、花粉がかなり舞っているようです。

それだけは悩みの種。憂鬱になります。

今年の花粉は凄い気がしますよね。

杉林を登りきるともうすぐ立野峠です。

立野峠に到着。

この場で班長さん会議。

ほぼ時間どおりの進行で、特に問題はないようです。

木々が眺望をじゃまして景色は良くありませんが、

落葉しているので、日当たりはGood!です。

尾根筋を進み、倉岳山頂上に向かうのですが、

それまでにも道はアップダウンを繰り返します。

2こぶの小山を越えますが、

我々のペースだと頂上まではあと40分くらいですかね。

(標識には約35分と書いてありました。)

最後の急な登り。

ここを登りきると山頂です。

そしてとうとう倉岳山 山頂に到着。

雪の富士山をバックに記念撮影。

写真だと小さくなってしまいましたが、

くっきりと富士山が見えていましたよ!

下はS谷さんが撮られた富士山の写真。

良い風景ですね ♪♪♪

(Lineで送っていただいたものをコチラに載せました。ありがとうございました!)

ある程度開けた頂上にて各自お昼ご飯の用意。

日なた好きの人、陽射しを避けたい人、様々です。

思い思いの場所に陣取りランチタイムを楽しみます。

オレンジ色の蝶々が数頭舞っていました。

ちなみに蝶は1頭、2頭と数えるそうです。

今まで知りませんでした。(-_-;)

(ただし、匹で数えても間違いではないとのこと。)

 

蝶の名前は「ツマグロヒョウモン」。タテハチョウ科の仲間です。

羽の先が白黒になっているのはメスで、オスには白い部分がないようです。

羽が少しボロボロになっているので、

おそらくは成虫で越冬した個体だと思われます。

幼虫は黒とオレンジのとげとげした芋虫で、スミレの葉を食べるのだとか。

パンジーなどにも付くド派手な毛虫がこの蝶の幼虫らしいです。

食事も済ませ、景色を堪能した後は、下山です。

いきなりの急坂が現れます。

足を滑らすと危険ですので、

足元に注意してゆっくり降りて行きますよ。

でも、若い男性会員さんには余裕のようですね!(さすが。)

穴路峠を通過。

「穴路峠」の表示はありますが、

ただの曲がり角といった感じの場所です。

杉林を抜けると、沢道や雑木林に戻ります。

こちらにも大トチノキ。

夫婦杉でピースサイン。

石仏までたどり着くと山道もそろそろ終盤に差し掛かります。

このゲートまでが山道。

コチラ側からは一般道。

この先、鳥沢駅まで歩きます。

こんな感じで今回の山行はおしまいです。

無事終了できてひと安心。

この度もお天気に恵まれ、楽しく有意義な1日となりました。

みなさま、リーダー、サブリーダー様、お疲れさまでございました。

 

倉岳山 報告書

 

追記;

帰途、朝霞台にてお疲れ会をしました。

心地よいひとときで、お腹も大満足。

重ねてみなさま、お疲れさまでございました。

 

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東高尾山稜・草戸山 2023.2.12

今月の「峠山の会」定例山行は、東高尾山稜・草戸山(くさどやま)。

東高尾山稜コースは、国道20号を挟んで高尾山の東側に位置する尾根道で、

今回は高尾山口から四辻を通り、草戸峠を経て草戸山、三沢峠を回り、

再び高尾口に戻るルートを行きます。

(ちなみに東高尾山稜を含めた高尾山の南側の広い範囲を南高尾山稜と呼びます。)

高尾山のいわゆる観光ルートとは違い、茶屋やトイレ等の設備はありませんが、

高尾山口駅からすぐアクセスできて登りやすく、

かつ比較的空いているので、

トレイルランナーにも人気のコースとになっているそうです。

実際この日も、走っている人々をよく見かけましたよ。

草戸山は、標高が364m。

ほぼ365なので1年山という別名もあるそう。

神奈川県の相模原市、東京都の八王子市と町田市という3つの市の境界線上にあるため、

草戸山の山頂には相模原市の表示看板がある一方、町田市の最高峰の山とも言われています。それぞれの市や都の看板が立ち、地域同士で山を取り合ってる感じが面白いですね。

そして続く、草戸山から榎窪山(えのくぼやま)にかけての尾根道からは

木々にさえぎられながらも城山湖(本沢ダム)が望めます。

二日前の降雪で道はどうなっているのか心配ですが、

この日のお天気は快晴のようです。

さて、今日は良い登山になりますでしょうか?楽しみです。

 

まずは、京王線の高尾山口駅に到着。

駅前で各自が準備体操。

一般道を歩き、登山道へと向かいます。

2月なのに、民家の脇には早咲きの桜が開花。

寒さで花びらの一部がが茶色く痛んでいましたが、

まもなく訪れる春をいちはやく告げていましたよ。

民家の脇の小道から登山道が始まります。

足元には多少の積雪。

少し溶けているので、滑らないように要注意。

アイゼンは持参していますが、必要なさそうです。

ところどころ雪が残った山道が続きます。

アオキの赤い実がなっていました。

暑さ寒さにも強く、日陰でも丈夫に育つアオキは

逞しさの象徴のような植物ですよね。

熟した実はヒヨドリなど小鳥の

冬場の貴重なエサになるようです。

通り道、樹木間が狭くなった箇所。

少し登ると四辻に到着。

こちらで衣服調整。

木漏れ日が射しているので、雪がほとんど残っていません。

落ち葉や土が雪解けの水を吸って地面は濡れていますが、

歩きやすい山道です。

ツバキは花の命を終えようとしていました。

木の根っこが足に絡みつきそうな登り。

アップダウンを繰り返す道のり。

細い道にも係わらず、我々を追い越す登山客が次々現れます。

高尾山ほどの込み具合はないものの、

それなりに多くの人が登っていることがわかりました。

わがグループは総勢24名の参加者。

5つの班に編成。

結構 大勢には違いありませんが、

班ごとに列を成し、

無理せずゆっくりと進みます。

変わった木肌を発見。

不思議なポチポチですよね。

何なんでしょうか?謎です。

左手に見えるのは八王子の街ということ。

蛇行しながら斜面を登って行きます。

若いメンバーさんには余裕のスピードなのかな。

写真を撮りながら登山を楽しんでらっしゃいました。

木が根こそぎ斜めに倒れ込んだ箇所。

根の張りは浅いのですが、それにしても相当の暴風だったんでしょうね。

想像すると恐ろしいくらいの勢いかと思われます。

草戸峠のまだまだ手前ですが、ひと休憩。

辺りはぽかぽか陽気で、2月の気候とは思えないくらいの暖かさです。

3月ごろの気温だそうで、絶好の登山日和。

快適な山登りを満喫中です。

会員の方から回ってきたおやつもいただきましたよ♪

道案内の標識は各所にあって道に迷うことはなさそうです。

ロープが張られた下り坂。

ご覧の通りの急こう配。怖いですね。

今コース一番の難所といえそうです。

急ぐと危険なので、慎重に慎重に降りて行きます。

でも、平坦な箇所よりこういった急な所の方が歩き甲斐があって、

実は楽しいですよね。

思わず両手でバランスを取ったり、

つい 枝や幹に掴まったり。

右側から行くか左側から行くか、

各人それぞれ、その都度考えながら

歩く道筋を選んで進みます。

前の人がどう歩いているかも参考になりますよね。

頭上に道をふさぐ倒木が。

どこから飛んできたのだろうって感じです。

倒木がうまい具合に木の股(また)に引っかかっているようですが。

「頭上注意」の張り紙があるってことは

しばらくこんな状態のままなんですかね。

背の高い人が前方不注意だと頭をぶつけそうですよ。

所々で一時休憩。

標識前では同姓トリオが記念にパチリ。

土がえぐられてできた根っこの階段。

奇妙な光景といえばその通りなのですが、

こういう道って結構多くありますよね。

草戸峠(くさととうげ)に到着。

右手には高尾山が見えます。

切り株に会員の方が即行で作った小さな雪だるま。

可愛いですね!

意図せずにでしょうけど、

出来上がりの首を傾げたような表情がなんともユニークでした。

「帽子はないの?」とでも訴えているみたい。

いよいよ草戸山 頂上に到着。

小さい神社の鳥居がお出迎え。

先には祠が置かれていて、

山の神 祭神 大山祇神(おおやまつみのかみ)が祀られています。

以下、碑文より転記;

” この祠は 上相原村上郷中の山之神として 相原町丑田五一三五番地鎌倉古道沿いの山頂に 文政十年五月建立され祀られていたが 近年土地開発の流れの中で大戸観音堂に遷されていた。其後 大地沢の山林が昭和六十一年3月未曾有の大雪害に襲われ又復旧に際し幾多の困難に遭難したので地域の発願により相原町山野の安全と豊穣を祈願して此処 草戸山山頂に遷座を勧招請した。平成十三年一月吉日 財団法人相原保善会 ”

お賽銭を入れてお参りなさっておられます。

みんなの無事を祈られたことでしょう。

頂上での記念撮影。

少し高台の松見平休憩所の東屋は老朽化のためか立ち入り禁止。

木に隠れてしまうので、頂上からの景色は良くはありませんが、

周りは程よく開けていて、方々にテーブルやベンチがあるので

食事するには良い場所です。

山頂は寒いんじゃないかと不安だったのですが、全くの杞憂に終わりました。

本当に暖かくて快適なランチタイムを過ごせましたよ。

食事を楽しむみなさんのご様子。

やっぱりこの時間が一番のご褒美ですよね。

エンジョイしている雰囲気が伝わってきます。

昼食後には、怪我の応急処置の仕方をベテランさんからご教授。

日ごろから意識しておくのが大事ですよね。

ランチ後は三沢峠に向かいます。

アップダウンと階段が続きます。

見事に階段派と坂道派とに別れた構図。

各自歩きやすい方から登ります。

木の間から城山湖が見えています。

またまた階段です。

ふれあい休憩所に到着。

ふれあい休憩所からは城山湖全体が望めました。

若干、木が展望を邪魔していますが。

少し進むと榎窪山(標高420m)。

草戸山よりは高い位置にあるんですね。

ですが、こちらはほぼスルーで通過地点といった感じ。

ベンチはありますが、特に見晴らしが良いという場所ではありませんでした。

三沢峠の分岐点に到着。

ここからは梅ノ木平方面に進みます。

陽の届かい所はまだ雪が残っていますね。

渓流沿いは湿気も多そうです。

辺りはひんやりとした空気に包まれています。

黄色い杉の花粉は、宙に飛び立つのをそろそろかと待っている頃合いです。

花粉症の方はこの「花粉のう」を見ると嫌な気分になるでしょうね。

麓に近くなってきたのにこの道路は雪道です。

そして一転、カラっとした遊歩道に出ました。

ここまで来たら、もうあと少しで高尾山口です。

ここにも春を告げる花、オオイヌノフグリが点々と咲いていました。

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)は、別名「星の瞳」とか、

「瑠璃唐草(るりからくさ)」(ネモフィラの別名でもある)

とも呼ばれるそうです。

ひとつの花は1日でしぼむのですが、次々と咲く

生命力の強い帰化植物なんですね。

そして無事、駅前に戻ってきました。

ここで今回の山行は終了。

この度も楽しく有意義な1日となりました。

みなさま、リーダー、サブリーダー様、お疲れさまでございました。

 

追記;

解散後、数名で足湯&お茶を楽しんできました。

お湯は少々ぬるかったのですけど、

足の疲れを充分に癒してくれましたよ!

 

草戸山 報告書

 

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破風山 2023.1.15

今月の「峠山の会」定例山行は、破風山(はっぷざん)。

破風山は、秩父盆地の北方、秩父郡皆野町と秩父市との境にある標高626.5mの低山。急坂や階段も多いのですが、おおむね2時間程度で頂上に到達することができるということで、初心者でも十分楽しめる山として知られています。

頂上からは秩父市街が眼下に望め、その先には、武甲山、堂平山、大霧山、蓑山、丸山、武川岳などが見渡せます。
秩父華厳の滝、両神山、三峰山、武甲山、音楽寺、瑞岩寺、長瀞と共に「秩父八景」の1つにも選ばれているということです。お天気が良ければ素晴らしい眺望が期待できるのですが、今日は空模様が今一つ。さて、本日は良い景色を見られますでしょうか?

6:00 鶴瀬駅集合で東武東上線で出発です。

日曜日なので電車は空いています。

小川町、寄居で乗り換えをして、秩父電車に乗車。

皆野駅に到着しました。

駅前には人がほとんどいないので、我々で駅前を占領した状態。

そして、班ごとに別れて準備体操。

リーダーさんの説明を聞いて、準備が整ったら山に向けて歩き始めます。

一般道を歩いて、20分くらいで野巻林道入り口。

衣服調整をし直します。

民家のわき道を通り抜けます。

そして林道を進みます。

道路脇には伐採木が無造作に積み上げられています。

続けて、なだらかな山道を歩きます。

岩が切り立った箇所。

空は雲っていますが、

1月の割には意外と暖かく、寒さはさほど感じません。

針葉樹の林をゆっくりと歩きます。

冬の山は緑も少なく、折れた枯れ枝や色あせた落ち葉が散乱していて

荒廃した雰囲気を醸し出しています。

こちらで小休憩。

ここまではほとんど平地のような感じでしたが、

このあとは急坂もありそうです。

呼吸を調整し直して、気を引き締めます。

装備も服装もバッチリで問題なしです。

マムシグサの実。

茎も葉も枯れ果てて赤い実だけが転がっていました。

針葉樹林を進みます。道路の外側は倒木だらけ。

樹皮に生えたコケは乾燥しきっている状態。

コケも冬の休眠に入っているのでしょうか。

コケはカラカラに乾燥しても数カ月は生きていて、

再び水を得ると復活するそうですよ。

急な坂が続きます。

歩きやすい道ですが、場所によっては道幅が狭く

脇すぐが崖になっていたりしますので注意が必要です。

階段も急なので、息が上がってきます。

でも時間は充分にあります。

一歩一歩、ゆっくり行きましょう。

これでもかというくらいにツルに覆われた木。

樹皮の防風になって良いのかもしれませんが。

小休憩で美味しい干し柿をいただきました。

エネルギーのチャージ、ありがたいです。

ぽつりぽつりと小ぬか雨が降り出してきました。

まだ雨合羽は必要ありませんが、この後の降り方が気になり始めます。

 

本日は26名での参加。

一列になると先頭と最後尾の距離が結構なものになります。

1枚の写真には全く収まらないくらいですよね。

登山者数調査のカウンター。

皆野町観光協会が破風山・美の山 登山者数調査を行っているそうです。

調査報告はコチラ → みんなのみなの 皆野町観光協会

ゆず園に到着。

ユズの木が道の両側にたくさん植えられています。

この時期はまだ多くの実が付いていました。

並木の両側もユズの果樹園になっています。

山頂手前の東屋に到着。

コチラで昼食です。

食事を済ませ、荷物を置いて

頂上を目指します。

(頂上に行かない人がお留守番を担当。)

雨が少し強くなってきましたので、雨合羽に着替えます。

それでも霧雨程度、大した雨ではありません。

破風山 山頂に到着。

狭い頂上ですが、標識をバックに記念撮影。

みなさん、笑顔が素敵です。

お目当ての眺望はというと、曇っていてあまりかんばしくはありません。

遠くの山々はほとんど見えず、街並みが少し霞んで見える程度。

このお天気では仕方ありませんね。

雨が大降りにならないだけラッキーだったかもしれません。

頂上にある小さな祠。

フレッシュさんたち。

最近、新たに「峠山の会」に加入された会員の方々です。

これからも宜しくお願い致します!

新人さんと古株さんと中堅どころさんのショット。

中堅さん、一番目立っていますね。

これくらいのアピールが良いのかもしれません。

アセビの花が一輪だけ早く咲いていました。

スズランのような形の白い花がかわいいですよね。

アセビは、3月が一般的な開花時期らしいです。

再び東屋に戻ってきました。

こちらでは全員揃っての集合写真。

ちょうど、他の登山者さんが通られたので、シャッターをお願いしました。

ありがとうございました。

東屋を出るとあとは下山。

ひたすら下るだけのルートです。

紅葉がカサカサになって枝に残った木。

この辺りにはツツジが多いようで、

春の開花時はさぞかし賑やかなことでしょう。

急な下り。

足元が濡れてきているので、

滑らないように慎重に降りて行きます。

崖っぷち。

「ここから登ってきたんだよ~ん♪」 と、お二人。

(嘘です! そんなワケありません。)

関東ふれあいの道。

他の登山グループとすれ違いました。

向こうも20人以上の団体でしたよ。

雨に濡れたクマザサ。

雨は霧雨程度ですが、

「水浴びいっぱいしたよ」という表情を見せてくれました。

渡り木も濡れていると滑りやすくて危険です。

難所では人が詰まってしまいます。

前の人がどうやって降りるのかよく見て、

どこに足を踏み出すか判断します。

「おっと、危ない!」というシーン。

ちょっと滑ってしまいましたね。

無事で何よりでしたが、一瞬ヒヤッとしましたよ。

風戸集落(ほとんどの民家が空き家のよう)を抜けて小さい東屋で休憩。

風戸の鏡肌(ふっとのかがみはだ)。

鏡のような光沢があるとされる1枚岩です。

立て看板より転記;

* 「風戸」は所在地の地名です。
鏡肌とは、断層で岩石がずれるときの摩擦でできた光沢のある面(=断層鏡肌)のことで、鏡のように光って見えることから、このように呼ばれています。
この岩の表面にもこのような面が残っています。ところどころに条線(直線状のキズ跡)や、鏡のように光る部分がみられます。特に条線は、手でさわるなどすると方向性があり、断層の動き方が分かります。
なお岩全体に残る割れ目は、鏡肌ができた後につくられたものです。

もとなる岩は、幅9m、高さ7mのチャートからなり、秩父帯のものです。近くには黒色泥岩や緑色岩も分布しています。ここから北東約700mにある富平の黒色泥岩からは、中生代ジュラ紀の放散虫化石を産し、秩父帯が同時期のものと分かりました。 *

 

岩の上には白い梅が満開に近い状態でした。

もう春も間近ですね。

登山道もこの辺りまで。

一般道が見えてきました。

麓の温泉施設「満願の湯」に到着。

コチラで解散です。

入浴する人とそのまま帰る人に別れました。

ちなみに入浴組は、

滝を眺めながらの露天風呂を存分に楽しみましたよ!

というわけで、今回の山行も無事終了。

リーダー、サブリーダー様 急遽交代がありましたが、お疲れさまでした。

そしてみなさま、新加入の方々も

たいへんお疲れさまでございました。

 

PS. 鶴瀬に着いてからは反省会を開催。

大いに話して、盛り上がり、

美味しいお酒とお料理で充分堪能致しました。

みなさん、ご満悦。ありがとうございました。

 

破風山 報告書

 

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鐘撞堂山 2022.12.11

今月の「峠山の会」定例山行は鐘撞堂山(かねつきどうやま)。

今年の忘年山行となります。

 

鐘撞堂山は、

埼玉県寄居町と深谷市にまたがる標高330mの低山。

北条氏が支配していた戦国時代には頂上に鐘撞堂があったといわれています。

その名残で現在でも頂上には小さな鐘が置かれています。

山頂にはまた、東屋と展望台が設置されていて、

標高の割には案外と関東平野の眺望が楽しめるようになっています。

道もわかりやすく登りやすい山であるため、登山客にも人気で、

会員の方々も何度か登られている山のようです。

 

さて今回は、東武東上線・寄居駅までは電車を利用。

12月に入り気温も下がっていて、ほどほどに着込まないと寒い朝ですが、

お天気はおおむね良好です。

新加入の方々を含めて、なんと総勢30名での山行となります。

殊の外、多くの方が参加され、これはたいへん嬉しいことです。

賑やかになりそうですね。

トイレ横の開けた場所で準備体操。

S谷さんが音頭を取って身体をほぐしました。

そして歩き始めます。

一般道を通り登山口までは40分くらい。

コチラが登山道入り口。

わかりやすい案内板などは見当たりません。

もうすでに身体が温まってきました。

衣服調整を行いこれから山道へと突入です。

一般道と山道の境界線を越えると、いきなりの急坂が始まります。

とは言っても落ち葉の積もった道をゆっくり進むため、

みなさん余裕です。

脇には万両(マンリョウ)の赤い実が。

ひたすらの上り坂。

葉が落ちて透けた枝の間から

やわらかい陽光が地面に薄らこぼれる道を進みます。

頭上高くには黄色いブナの紅葉。

朽ちた倒木が行く道をふさぎます。

少し進んでは小休憩。

大勢だと先頭の会話は一切聞こえませんね。(汗!)

像の鼻みたいな木を発見。

ものすごい生え方ですよね。

またまた倒木をまたいで。

足元には深く落ち葉が降り積もっています。

風が吹く度葉っぱが、さらに現在進行形で地上に舞い降りてきました。

尾根筋の片側が針葉樹林。

立派な赤松。

松茸が生えていないかなあと思わず想像してしまいます。

ところで、黒松が雄松・男松(おまつ)と言われるのに対して、

赤松は雌松・女松(めまつ)とも呼ばれるそうですね。

葉が軟らかくてしなやかだからだとか。

こんなナラの大木も。

方々には桜の木もあるので、

さぞかしこの辺りも春は華やかになるのでしょうね。

休憩時には、ありがたいことに

美味しいリンゴがまわってきました。

エネルギーのチャージ完了です。

高根山 山頂。

ちょっとした通過点くらいの場所。

ベンチがひとつありましたが、標識がなければ頂上と気付かないほどです。

あちこちまばらに紅葉が残っています。

紅葉のシーズンも最終段階。

今年はもう見納めかもしれません。

この階段を登ればもうすぐ山頂です。

階段派と巻き道派に分かれて進みます。

1列に並ぶとたいそうな行列になってしまいますね。(笑)

頂上手前の階段。

あともうひとふんばりで山頂ですよ!

はい、鐘撞堂山の山頂に到着です。ピース!

山頂では良い景色が出迎えてくれました。

鐘をバックに記念撮影。

のハズが、・・・。何かズレてます。(-_-;)

他の登山客さんに撮っていただいたので、文句は言えないのですが。

でも3枚目は大丈夫。

ちゃんと撮れています。ほっと、ひと安心♪

シャボン玉のサンタさん。

看板より転記。

” ここは寄居町、花園町、美里町の分岐点で、標高330.2メールの山です。

戦国時代は鉢形城の見張り場で、事あるときには鐘をついて合図したことからこの名が付いたといわれています。この鐘撞堂は、北条氏邦の義父、康邦が造ったものといわれています。

一説には、鎌倉時代に建造されたものだとか、猪俣小平六範綱(いのまたこへいろくのりつな)による造堂ともいわれています。

この鐘撞堂の堂主は鐘打鐘阿弥で、この鐘阿弥は飛脚も兼ねており、天正年間には鐘打は20人で、敵襲来!ともなれば、戦時編成の守備隊によって、命令一下、鐘阿弥をしてこの鐘が撞き出されました。そして、鐘から鐘へ信号が伝達され、隣接の諸城にまで非常時態勢に入る仕組みとなっていました。

天正18年、豊臣秀吉の小田原城征伐のとき、前田利家、本多忠勝などの軍勢などに攻撃され落城した折、ここの鐘も取り去られたといい伝えられています。

寄居町・埼玉県 ”

下山も落ち葉を踏みしめての歩きとなります。

落ち葉の下に突然、根っこの突起があったりしますので、

引っかからないように足元に注意して進みます。

常緑樹の林に入るとシダの葉っぱが生い茂っていました。

林が開けたところでも休憩。

斜面側には良い景色が広がっています。

ヤブコウジの赤い実とリュウノヒゲの青い実。

赤い実はよく見かけますが、青い実は珍しいですよね。

円良田(つぶらた)特産センターに到着。

コチラで昼食。

休憩所のテーブルは座席数が足りないので、

一部は駐車場の端でシートを敷いて陣取りました。

センター内では特産品(えごま油や野菜・果物)を購入した方もいて、

しばしのお買い物タイムを楽しみました。

そして、センターの方から温かいお茶のサービスを受けましたよ。

ありがとうございました。

テラス席は、すっかり貸し切り状態です。( ´艸`)

食後の特別企画では、全員そろってのコーラスも。

初の試みで戸惑いもありましたが、ハモニカ演奏もあって大成功。

声を出すのってやっぱり良いですね。

大いなるストレスの発散となりましたよ!

お昼休みの後は、羅漢山に向かいます。

途中、円良田湖(つぶらだこ)の湖畔を歩きます。

湖では多くの釣り人が、桟橋に並んで竿を降ろしていました。

こちらでは長年魚の放流をしていて、

ヘラブナやワカサギ釣りのメッカになっているそうです。

湖畔は桜の名所でもあるので、春の景色も見てみたいものです。

カラスウリ(烏瓜)の赤い熟実。

ちなみにカラスウリの花は、

白い花弁の縁に長い糸がレース状に広がった独特の形。

夜行性の蛾が受粉を促すために夜にだけ咲く花ということです。

また、実の中にあるカマキリの頭部に似ている種子は、

打ち出の小槌のようでもあるということで、

財布に入れる縁起物としても使われたらしいです。

参考画像 ↓

カラスウリの花  カラスウリの種

羅漢山に到着。

かつては花園山と呼ばれていたのが、

五百羅漢があることで羅漢山と呼ばれるようになったそうです。

石仏が多く残されています。

どことなく爽やかコカ・コーラの看板っぽいデザイン。

500体以上あるとされる羅漢像。

それぞれが一点もの。

各々表情が豊かなので、思わず笑ってしまいそうなものもありますね。

首がもげた石像も多くあります。

なかなかシュールな光景ですね。

五百羅漢の先には少林寺。

コチラでトイレ休憩。

南天の実が立派になっていました。

しばらく山道を歩くと、一般道へ出ます。

それから道路を20分くらい進むと秩父鉄道・波久礼(はぐれ)駅。

コチラが今回の山行の終点となります。

登山としては比較的、やさしい道のりでしたが、

無事終わることができてとにかくひと安心。

 

リーダー、サブリーダーさんが趣向を凝らしたコーラスもあり、

充分に楽しむことができました。

今回も素晴らしい山行をありがとうございました。

そしてみなさま、新加入の方々も

たいへんお疲れさまでございました。

 

釣鐘堂山 報告書

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荒船山 2022.11.12

今月の「峠山の会」定例山行は、荒船山(あらふねやま)。

群馬県甘楽郡下仁田町と長野県佐久市にまたがる荒船山は、

妙義荒船佐久国定公園の名峰で、日本二百名山の一つ。標高は、1,423m。

その名の通り、荒波の海を航行する 屈強な軍艦を思わせるどっしりとした独特な山容で、

船尾にあたる切り立った絶壁(標高差200m)からの眺望が素晴らしく

登山者にもたいへん人気の山です。

その頂上北端の艫岩(ともいわ)からは、浅間山から遠く北アルプスまで一望でき、

平らになった頂上部分はテーブルマウンテンと言われ、穏やかに森林ハイクが楽しめます。

南端に船首のようにちょこんと尖がった部分になっているのが、

最高地点の経塚山(きょうづかやま)で、

テーブルマウンテンの森林を進むと目前に突然急登が現れます。

全体的には、樹林帯あり岩場ありで、アップダウンを繰り返す変化に富んだコースとなっています。

さて、この時期 鮮やかな紅葉は見られますでしょうか?楽しみです。

 

いつもの「三芳観光バス」で現地へと向かいます。

登山口近くになると、車窓から見える紅葉がキレイです。

お天気も良く、絶好の行楽日和。

気分もワクワクしてきます。

バスの目的地、内山峠に到着。

準備体操をしてから登山のスタートです。

この駐車スペースはもうすでに車でいっぱいの状態。

道路脇にまで駐車してあるほどです。

空いた場所がないので、車の周りや

登山口前のちょっとした空間で身体をほぐしました。

コチラがすぐ脇の荒船山登山道 入り口。

「クマ出没注意‼」の看板の隣には、

「スマホ見ながら登山は危険です。位置確認は止まって見る!」の

手書きメッセージが貼られています。

恐らく、過去に何かしらのアクシデントがあったのかと想像してしまいます。

辺りは意外と気温が低くて、肌寒いスタートとなりました。

地面もやや濡れた感じでひんやりとしています。

ところが、陽が差す箇所まで登ると徐々に暖かくなってきました。

そして落ち葉もからっからに乾燥しています。

山腹の紅葉はもう終わった模様。

ほとんどの木々はすでに枯れ枝になっていました。

これから登りのハズですが、下ったりもします。

高台に来ると枯れ木の隙間からは眼下の紅葉が望めました。

落ち葉の下にはごつごつした岩や石ころが隠れていて、

足元に注意しながらの登りです。

階段のところには、鎖とロープが。

ストックを持ち上げて、鎖につかまって登ります。

はしごの架かった道もありました。

足を踏み外さないように慎重に。

今回は初参加の方々もいました。

みなさん健脚のようで元気いっぱいです。

ベテランさんも負けてはいられませんね。

少し進んでひと休み。

身体が温まってきたので、

衣服調整をして呼吸も整えます。

クルクルとツンツンのコケたち。

小さな森林のように見えます。

道のりはやや急斜面が続きます。

それでも根っこに引っかからず進めば、

比較的歩きやすい山道です。

鋏岩修験道場(はさみいわしゅげんどうじょう)跡。

ちなみに修験道とは、

山にこもって厳しい修行を行うことで悟りを得る山岳信仰のこと。

その修行者のことを修験者または山伏と呼ぶそうです。

なるほど、この場所で過去に多くの人が

修行をされたということなんですね。

滝がないので、なかなかその情景が目に浮かびませんが。

↑ よく見ると巨大怪物の顔にも見えてしまう鋏岩。

3人は今にも食べられそうな構図。ひぇ~っ!

巨岩の前で小休憩。

さらに登ったり下ったりの道が続きます。

整備されているとはいっても、

一旦道を外れると辺りには倒木がたくさん横たわっています。

遠景で見ると荒れた山のように見えます。

地面にはカサカサの落ち葉が積もり、

それを踏みしめながら先に進みます。

下って登って。

今度は右手に経塚山が見えてきました。

荒船山の台地上にひとつだけポツンとそびえる小山が経塚山。

この後登る予定の山です。

ここからだと先の道のりはまだまだありそうです。

木の根っこが縦横無尽に張っていますね。

足を取られないように要注意。

時々現れるエッジの利いた小石群。

地層が自然と砕けて細かくなっているんですね。

まるでふるいにかけたかのように均一の大きさです。

崖側にはロープが張られています。

明るい時でないと、わき道にそれるのは危険ですよね。

かつて墜落事故があったというので、やっぱり怖いです。

倒木の根っこも、

何故だかどこか奇妙な生き物の顔に見えてしまう不思議さ。

なだらかな林には白いホウバの落葉が散らばっていて

ある意味キレイな光景が。

前方には荒船山の艫岩が迫ってきました。

荒船山は隆起した山が長い間の侵食によって固い部分だけが残り、

メサ状の台地となったとされています。

「メサ台地」=「卓状台地」or「テーブルマウンテン」

一杯水。

水量はちょろちょろ程度の湧き水。

木橋の左手の山肌から出ているので、

どれだけ手を伸ばしても全く水には届きません。

飲んでみたくなりましたが、飲むことができなくてやや残念。

登山道に張られたこの青いひも。

ロープと思いきやホースだったという驚き。

リサイクルなのでしょうか。

利用できるものは何でも利用するって良いアイデアですね。

コチラにもはしご。

まだまだしっかりはしていましたが、

足を乗せるところはかなり朽ちてきていました。

上から見るとなかなかの急こう配ですね。

でもカメラを向けると顔を上げてほっこり笑顔です!

鎖場やロープ場の難所は

さすがにスピードを落として、丁寧に足の置く位置を探します。

ちょっとレトロな立て看板。

昭和の時代から長い間ず~っとこの場に

立っていたような雰囲気です。

洒落た書体が割とイカしていますね。

崖に注意の張り紙。

「キケン 崖のぞくな」

艫岩(ともいわ)に到着。

船の船尾である艫に例えられた場所。

改築予定の東屋が利用できますが、トイレは使用不可。

このすぐ奥が絶壁の箇所。

艫岩の先端にて記念撮影。

今回の参加メンバーは20名。

初参加4名もいらっしゃいます。

あわてて旗を出して、他の登山客さんに撮ってもらいました。

艫岩からの風景。

写真に撮ると白っぽく霞んでいますが、

眼下には紅葉した山が見えて、実際にはキレイです。

もっと左手には雪を抱いた浅間山が見えるはずなのですが、

微かにしかわかりませんでした。

艫岩にて昼食。

ここまでは順調に進んで来たため、

いつもより時間をかけての

ゆっくりランチタイムです。

座っていると少し寒くなってきましたが、

水筒にお湯を入れて持ってくると、

暖かいカップ麺を食べたり、熱々のコーヒーが飲めてありがたくなります。

ツワモノになると燃料を使ってお湯を沸かされる方も。

のんびりとした食事の後は、テーブルマウンテンを進みます。

木々も草もすっかり冬の光景になっています。

紅葉が少しは残っているかと期待したのですが、

その点は残念。

ですが、この陽気です。

ぽかぽかハイキングを満喫できました。

途中、ひと際 目に付いたのが、マユミの木。

薄紅色の実がかわいいのですが、

樹高がありすぎて上手に写せませんでした。

コケの蒸したほこら。

コチラがメサ台地の頂っぽいです。

経塚山への分岐点。

ここにリュックを置いて希望者のみ経塚山 山頂を目指します。

数人はお留守番です。

無理しない登山が一番ですからね。

急な登りを上がること20分ほどで山頂に到着。

山頂は小さなほこらとボロボロになった頂上標識があるだけの狭い空間。

木々に遮られて景色もよくありませんが、

みなさん、順番に写真を撮っていましたよ。

「変顔で写ろう!」と急に提案されたのですが、

咄嗟には対応できなかった2名と

スピーディに顔を作る器用な1名での写真。

そんなかんだがあって、

このあと、分岐地点に戻ります。

 

急な下りの難所はやっぱり人が詰まってしまいます。

狭い道を上下で人が行き来するので尚更です。

紅葉の時期ですのでやはり登山客はそこそこ多いですね。

登山愛好家の年齢層も幅広いようでした。

合流したあと、荒船山からの下山が始まります。

橋板に隙間がある木橋。

足元から下の谷底が見えるので、少し恐怖心に駆られます。

これでもかと遮ってくる倒木。

木につかまって体をひねるようにして通ります。

星尾峠。

標識と案内板があるだけの箇所。

妙義荒船佐久高原国定公園の案内板。

表示が薄くなってよく見えませんでした。

下山が進むと徐々に紅葉の風景が戻ってきました。

カラマツの上部分には赤茶色い葉っぱが。

道をふさぐ丸太の上でピースサイン。

終点まではもう少し歩きますよ。

下りもアップダウンはありますが、

急がないのでのんびり行きましょう。

小休止してフルーツの差し入れをいただきます。

小さい沢を横切ります。

岩が濡れて滑りやすくなっていました。

少しの段差ですが、ちょっとした崖なので滑らないように注意です。

ちらほらと色鮮やかな木々たち。

荒船不動尊に到着。

弘法大師(空海)が作ったとされる不動明王を祀るお堂があります。

ですが人の気配はなく、辺りはひっそりとしていました。

コチラでトイレ休憩。

ススキのすぐ向こう側には、点々とした紅葉に包まれた山が。

陽射しを浴びて黄金色に染まるカラマツ。

マムシグサの実。

民家のある辺りまで降りてきました。

カエデの葉は真っ赤です。

程なくバス待機場所に到着。

今回の山行はコチラがゴールです。

帰りのバス車内。

車窓から見える荒船山。

紅葉の向こうに現れた荒船山の山容が素晴らしいです。

結果的には、真っ盛りの紅葉も見られて大満足でした。

今回の山行も無事終わることができてよかったです。

お天気にも恵まれ、素晴らしい景色も思う存分堪能できました。

新しいメンバーの方々もありがとうございました。

 

リーダー、サブリーダー様お疲れさまでした。

そしてみなさま、お疲れさまでございました。

 

PS. 帰りに立ち寄った道の駅では、みなさん下仁田ねぎなど買い物も楽しまれたことは言うまでもありません。思い出に残る、充実した素晴らしい山行となりました。感謝 感謝‼

荒船山 報告書

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鹿俣山・尼ケ禿山 2022.10.15

今月の「峠山の会」定例山行は、

群馬県沼田市にある鹿俣山(かのまたやま)と尼ケ禿山(あまがはげやま)。

 

鹿俣山は、関東百名山、ぐんま百名山のひとつで標高は1636.7m。

尼ケ禿山は、標高1466m。

玉原高原・たんばらスキーパークを登り切ったところに位置し、

その頂上からは、スキー場や玉原湖(玉原ダム)が眼下に見え、

また近隣の山々(武尊山・谷川連峰・子持山・榛名山・赤城山)も広く望めて

その景色にはとても素晴らしいものがあります。

山中には関東有数のブナ林が広がり、巨木も随所で見られます。

全体的にゆるやかで急登も少なく、無理せず楽しめる登山コースとなっています。

 

今回は、玉原高原森林キャンプ場の登山口からスタートし、センターハウスに降りてくるルートを選択。

標高差は419m。歩行距離は、6.5km。歩行時間は約3時間の予定です。

 

5:50 鶴瀬駅西口に集合。

ですが、この日は最初にちょっとしたトラブル。

早朝から人身事故で電車が止まったという知らせがあり、電車で鶴瀬に向かっている会員さんが集合時間に遅れてしまうというアクシデントが。

そのため、少し時間を押して(20分程遅れ)の出発となりました。

でも無事みんなバスに乗り込めて良かったです。

 

 

ここでわっぴーさんからいただいたコメントをご紹介。

” 2022年10月15日(土)
30周年記念・10月会山行
「鹿俣山(かのまたやま)、玉原湿原(たんばら)」

天気晴れ
登山口気温20度湿度60%
参加者30人

峠山の会はなんと今年で30周年を迎えました。
そこで10月会山行と30周年記念をタイアップし、山歩きを通して皆でお祝いする運びとなりました。

なので参加人数はいつもより多めです。
きっと一緒にお祝いしたい人が多かったからでしょうね。

 

車中では「木曽駒ヶ岳」2010年7月会山行の記録ビデオを鑑賞しました。
雄大な景色とメンバーの12年若い姿に歓声が上がりました。 ”

 

というわけで、

いつもの「みよし観光バス」で、30人乗りを利用。

途中パーキングエリアで休憩を挟み、目的地へと向かいます。

(以降もわっぴーさんのコメントを交えて山行の様子をお伝えさせていただきます。)

バスは渋滞もなく順調に走り、

9時過ぎに玉原高原森林キャンプ場に到着。

 

体操部長さん(笑)の仕切りで一同準備体操。

最後はジャンプまでして、充分整いましたよ!

下の写真はわっぴーさんが送ってくれました。

準備体操の様子がよくわかるシーンです。

” 今回は自称「体操部部長」のけんとさんのリードで行いました。
若さと快活さで一気にムードが盛り上がりました。
嬉しいですね。
そして今後の体操部が楽しみです♪ ”

運転手さんにシャッター係をお願いして、登山前に全員で集合写真。

そうなんです、まさに写真の通り「峠山の会30周年の記念」登山です。

なるべく多くの会員さんに参加していただくということでした。

そのため、無理せず歩けるようにルートを2コースに分けて設定。

鹿狩俣山コース(Aコース)と木道・天ヶ禿山コース(Bコース)になりました。

〈Aコース〉
森林キャンプ場→鹿俣山→センターハウス

〈Bコース〉
ゲート→木道→尼ヶ禿山(あまがはげやま)→ゲート

Bコースの方が歩行距離・歩行時間共に多少短くなっています。
それぞれの登山口に向かってレッツゴー!! ”

 

 

鹿俣山コースは、コチラの登山口から山道に入ります。

総勢24人が4つの班に分かれて出発です。

ゆるい坂をゆっくり歩き始めます。

前日の雨で地面は濡れていますが、

落ち葉がふかふかに積もっているので歩きやすいです。

クマ笹の原をかき分けるよう登山道が続きます。

” 林に足を踏み入れると大きなブナの木に包まれ、

なだらかな道には落ち葉が積もっています。

陽が差し始めると、ブナの黄色く色づいた葉が一段と輝いて見えました。 ”

道の途中にはブナの枯れ小枝が方々散乱していて、

足にまとわりついてきますが難なく進みます。

登りが緩やかとはいえ、やっぱり汗はかいてきます。

衣服調整と水分補給も大事。

” ブナの巨木にも出会えました。

太い幹に隣のブナの葉影が映し出され、何ともステキです。

時折、水分補給休憩をはさみながら歩を進めます。 ”

足元の古い倒木には、

緑のふかふかのコケや様々な種類のキノコが目を楽しませてくれました。

雨後なので水を充分吸ったコケたちはとても元気そうです。

ハネヒツジゴケの蒴柄もいっぱい揃ってツンツンしていますね。

見上げればブナの紅葉。

紅葉と言ってもその葉は陽を透かして緑と黄色の中間色になっています。

それなりに色鮮やかではあるのですが、まだ未熟といった感じです。

標高が高くなるほどもっと黄色に変わっていくのでしょうか。

ところどころに倒木が道をさえぎっています。

枯れ木にはふかふかとしたしたコケが蒸し放題ですね。

よいしょ!とまたいで歩を進めます。

笹が身の丈まで伸びて道を塞ぐかのよう。

繁殖力旺盛というか、少しうっとおしいくらいの生え方です。

方々にいろんなきのこも生えています。

マイタケみたいなきのこも。

見事に色づいたモミジ。

思わず写真に収めます。

このモミジは、半分だけ化粧を済ませてひと休みしているところのようです。

木々の向こうに稜線と青空が見えてきました。

先へ進むにつれ、視界が黄色く迫ってきます。

頭上は完璧、黄色というか黄金色。

頂上まではまだまだですよ。

 

ほら、落ち葉も芸術的な色彩美。

ブナ林の散策で森林浴と紅葉を存分に満喫。

起伏の少ない道なのですっかり油断をしていましたが、ここは山の中。

この先思わぬ難所が待ち構えているはず・・・

ほら、突然の難所。

道を塞ぐこんな大きな倒木。

でも実は、木をまたぐのだって、それなりに楽しいものです。

どうしても立ち止まるので、

こういった場所がフォトスポットになるんですよね。

「はい、頑張って!」とか言って楽しそうでしょう?

樹皮のえぐれ方が3Dすぎていた木肌。

体長7㎝くらいの赤くてキモかわいいのはヤスデ。

落ち葉を食べて、その排せつ物が植物の肥料になるのは良いのですが、

踏んだり刺激を与えると、臭い体液を分泌します。

この体液には毒性があり、皮膚に付くとヒリヒリ痛むそうです。

ですので、下手につついたりしない方がよさそうです。

マッシュルームのようなまん丸いキノコ。

ちらほらと真っ赤に色づいた葉っぱも。

開けた斜面に出てきました。

空には秋によく見られるイワシ雲。

巻積雲(けんせきうん)のことで、

うろこ雲、サバ雲、ヒツジ雲とも言われるそうです。

イワシ雲が出るとその後天気が悪化するそうですが、

この日はとにかく大丈夫でしたよ。

ふと気が付くとぽかぽかとお日様が出てきて、

辺りはものすごい陽気になっていました。

頂上まではあと5分くらいの分岐点に到着。

ここでリュックを置き、

身軽になって上を目指します。

多少急な箇所もありましたが、体が軽いのでスイスイ登れます。

そして、いよいよ鹿俣山頂上に到着。

山頂で記念撮影。

頂上は標識だけが立ち、場所としては狭いのですが、

そこから見る山々の眺望は素晴らしいです。

再び分岐点に戻ってきました。

写真中央あたりの駐車場からここまで登ってきたということがわかります。

なかなかの感激ですね!

右の方にはダムの玉原湖も見えます。

この分岐点が少し開けた場所なので、コチラでランチタイム。

ちょっと広い道というだけの場所なので、通路を空けて陣取りました。

陽射しもやわらかくて絶好の行楽日和。

最近は雨続きだったのでこんな良いお天気になるとは超ラッキーです!

登りは2時間半程かかりましたが、下山は2時間弱の予定です。

お腹も満たされ、靴ひもを締め直して出発です。

木の根っこが濡れているので、足元が滑りやすく注意が必要です。

急坂ではありませんが地味な下りが長く続きます。

疲れて視線を上げると、ウルシの真赤な葉が見えて元気をもらいました。

スマホを向けるとポーズをとってくれるサービス精神旺盛な面々。

お茶目ですね♪

(お茶目;無邪気で愛らしく、憎めないさま。)

山頂付近は黄系色の紅葉に包まれています。

ブナの木がいっぱいなので、一様にイエローに染まるようです。

各所にうるしの木など赤い紅葉も。

「こちらも美しい紅葉でございますっ!」

きれいに草刈りされたゲレンデに出ました。

冬はスキー場になるんですね。

スキー場の次は、ブナ平分岐。

先は玉原湿原のあたりです。

ブナ平分岐にあるブナの木。

永年の積雪に耐えてきたのでしょうか?!

田舎で農作業をするお年寄りを見ているようで、いとおしくなりました。

 

さて、ここから30分程で目的地のセンターハウスです。

もうひと頑張り!

 

朽ち始めた木道が点々とつながる遊歩道。

木漏れ日が差す中、足が滑らないようにゆっくり進みます。

猿の腰かけ。コケときのこの共演です。

丸いキノコは、平らになった切り株に

置いてあるのではなくて生えているんです。

面白い光景ですよね。

そんなこんなで、14時15分頃

無事、センターハウスのところに到着。

コチラで狩俣山コース(Aコース)の登山は終了です。

Bコースの人達は14時前に到着したそうで、

こちらで無事合流できて良かったです。

**********

一方、木道・天ヶ禿山コース(Bコース)の情報は彰子さんが送ってきてくださいました。その他、輝利さん、雪子さん、保子さんの撮られたお写真でご紹介させていただきます。

Bコース6名 木道、天ケ禿山出発です。

玉原湖の紅葉がきれいです。

各々紅葉の写真撮影を楽しみました。

絵になる良い風景です‼

間近に湖面を眺めることができて良かったですね。

ぶなのわきみず。

尼ケ禿山の頂上に着きました。

思っていたより山頂までは近かったです。

最後の登りはきつかったですが、

山頂からの湖を見た時に、山登り最高!って思いました。

 

こちらもかなりの絶景ですね。

やっぱり空には同じいわし雲。

空と大地の対比が秀麗なんです!

山頂から降りて、玉原湿原を散策。

紅葉を満喫しました。

コチラの木道は滑り止めもあって、しっかりできていますね。

湿原の草紅葉(くさもみじ)も素敵ですね。

燃え上がるような色、黄金色の絨毯とも言われるのが良くわかります。

以上が木道・天ヶ禿山コース(Bコース)のご様子でした。

こちらのコースの面々も素敵な風景を楽しまれたんですね。

満喫されたようで良かったです。

**********

合流後はトイレや着替え等をして

ひと息ついてからバスに乗車。

15時前に出発し、17時15分には鶴瀬駅に到着することができました。

バスの中でもまた楽しかったことは言うまでもありません。

 

それにしても、やっぱり紅葉の時期の山歩きは充実感がありますね。

お天気にも恵まれ、紅葉、森林浴と素晴らしい景色を堪能することができた一日でした。

今回もとっても有意義で楽しい山行となりました。

リーダー、サブリーダーさん、班長さんご苦労様でした!

そして、みなさま お疲れさまでございました。

 

PS.最後にわっぴーさんのお写真を。

ブナ林から見上げる青空もキレイ!

倒木もコケやキノコの栄養となり、

やがて朽ち果てて大地に還るのでしょうね。

大袈裟ですが、栄枯盛衰のドラマを見たような深い思いになります。

チャンチャン♪♪

鹿俣山・尼ケ禿山 報告書

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東篭の登山 2022.7.9

今回の峠山の会・定例山行は東篭の登山(ひがしかごのとやま)。

群馬県吾妻郡妻恋村と長野県東御市との間に位置する篭の登山には、東と西の2峰、それとと水の塔山があります。ハイキングコースとして人気のあるのが東西のうち東篭の登山のほう。こちらの山頂は開けていて、360度の眺望が楽しめるほか、低山・高山の植物が混ざり咲くような光景が見られます。ぐんま百名山、信州百名山にもなっていて、その標高は、東篭の登山が2,227m 西篭の登山が2,212m、水の塔山が2202mです。

K北さんが送っていただいたお写真とコメントでご紹介させていただきます。

 

まずは、出発前のようす。

鶴瀬駅西口に5時55分に集合。

このように、いつもの「みよし観光バス」を貸し切って出かけます。

バスの下のところにリュックを収納してから、

小荷物だけ持って好きな座席に陣取ります。

あれやこれやと雑談しながら、ワクワクな旅のはじまりです。

途中パーキングアリア2か所でトイレ休憩を挟みつつも

3時間ほどで高峰温泉・登山口に到着。

すぐに持ち物を確認し、準備体操に入ります。

水の塔山・東篭の塔(登)山 登山口。

ごつごつした岩場は足元に注意が必要ですが、

頭上をさえぎる木々がないので、開放的な気分で歩がどんどん進みます。

岩登りの様子がよくわかりますね。

ストックをしまってから、両手両足を使って勢いで登る感じ。

スイスイ進む人もいれば、慎重に行く人も。

いずれにせよ、なかなか登り甲斐があります。

水の塔山を過ぎてもゴロゴロ岩の道が続きます。

空と山の境も眺めながら、向こうへ向こうへと進みます。

東篭の登山 山頂に到着しました。

全員でで記念撮影。

みなさん、登りきった達成感からの笑顔ですね。

登山口から、東篭の登山山頂まで

とにかく、大きな岩が多かったです。

登るのもたいへんだったでしょうね。

ただ、少し曇りで、木陰に入ると涼しくて

体感温度はちょうど良かったです。

一般的(国土地理院の表記)には「登山」ですが、

現地の標識は「塔山」なんですね。

山頂からの景色。

残念なことに、あたりには雲がかかり見通しはあまり良くなかったです。

それはそれで幻想的な風景が良いですよ。

山頂でお昼休憩。

シートが敷けないところでは、

ちょうど良い岩の椅子をみつけて食事を楽しみます。

お昼をすませ、今度は下山。

 

雲上の丘。

雲の上というか、真っただ中という感じ。

雲が晴れれば、先ほど登ってきた東篭の登山や黒斑山が望める場所らしいです。

石の方位盤。

眼下には池の平湿原。

湿原を1周する木道と、右側には鏡池も見えます。

池の平駐車場まで降りてきました。

見晴岳にコマクサの群生地がありました。

「高山植物の女王」とも呼ばれ、

ピンクの花がかわいいケシ科の花、コマクサ(駒草)ですが、

一見弱そうな風貌とは真逆で

実は厳しい環境にも耐える強靭な植物なのだそうです。

地下深くまで根を伸ばし、乾燥や寒さをかなり凌ぐことができるといいます。

 

他にも今回は、高山植物含めてたくさんのお花に出会えましたよ。

ハクサンシャクナゲはもう花のピークを越えたのでしょうか。

若干花が残っている感じに見えます。

ハクサンチドリ(白山千鳥)はラン科の高山植物で、

花の付き方が鳥が群れて飛ぶ姿に似ていることから付けられた名前。

カラマツソウ(唐松草)。

その名の通り花の形がカラマツの葉に似ていることから名付けられました。

新芽は食べられるそうです。

ギンリョウソウ(銀竜草)。

葉緑体がないので、こんなに白いワケです。

またこの山でも、神秘的な姿を見られたのですね。

園芸種として育てるのは難しい植物なので、

ある意味、山中でないと出会えない貴重なものです♪

コチラはS谷さんが撮られたお写真。

倒木の枝が縦に伸びて木になっているもの。

倒れても根が生きていたようです。

生命力の強さを感じました。

そして、地蔵峠・湯の丸高原ホテルに到着して下山完了。

正味5時間ほどの素晴らしい山行でした。

今回の登山も何事もなく無事で終わって一安心。

みなさま、リーダー、サブリーダー様もお疲れさまでございました。

篭の登山 報告書

 

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笠取山 2022.6.11

今月の定例山行は笠取山。

 

笠取山は、埼玉県秩父市と山梨県甲州市にまたがる標高1,953mの水資源が豊かな山で、

多摩川の水源であるとともに奥秩父の主脈の1つになっています。

「日本三百名山」、「山梨百名山」、「新・花の百名山」にも数えられていて、

山頂付近からの素晴らしい展望や、ツツジ、シャクナゲ、高山植物などの花々が咲き誇ることでも知られています。

 

今回は、S谷さんが撮られたお写真とコメントでご紹介させていただきます。

 

予定通り6時鶴瀬駅前から貸し切りバスにて出発しました。

もちろんバスはいつもの「みよし観光バス」。

グリーンの車体にレインボーカラーのロゴが入ったコチラのバスです。

道路はスムーズに進み、ほぼ予定通り9時に作場平に到着。

当然のこと、雨具の用意は万全ですが、

万が一お天気が崩れることもありそうな気配。

そうなるとどうしてもこのあとの空模様が気になり出します。

各自準備運動をして早めの出発をしました。

佐場平口の道標。

クマ注意の看板もあり、ちょっと怖いですね。

まずは、なだらかな山道を進み始めます。

小さな渓流に架かるのは丸太と角材が組まれた橋。

渡る時は皆さん足元に気をつけて!

「一休坂分岐」で衣替え&ひとやすみ。

ヤブ沢峠。

ヤブ沢峠を越えて笠取小屋に2時間ほどで到着。

コチラでトイレ休憩。

何と、野生の鹿がお出迎えしてくれましたよ ‼

 

このホンシュウジカは、その名の通り本州に生息する鹿。

6種類いるニホンジカの亜種のひとつで、

エゾジカとキュウシュウジカの中間の大きさ。

奈良の鹿もホンシュウジカで、寿命は10年~20年だそう。

1.5mくらいのフェンスだと飛び越えられ、

繁殖力が旺盛で何でも食べることから、

各地で鹿の食害が問題になっているのは周知の通りなのですけど、

その姿はなかなかかわいいですよね。

3つの川の分水嶺に到着。

このあと、ここから二手に分かれるため

このあたりで集合写真を撮影。

はい、チーズ。 パシャリ。

「チー」と言うと口角が上がって笑顔になるため、掛け声を「はい、チーズ」にするとのことですが、最近はちょっと古い言い方なのでしょうか。(もともとは、英語圏での「Say cheese(チーズと言って)」からきているようです。)ということは、結構用いていた「はい、ポーズ」は口角が下がるため、あまり良くなかったのかも。「1+1は、2」という時代もありましたよね。皆さんは何ておっしゃいますか?写真の掛け声で少し悩んでしまうところです。

いずれにせよ、みなさんの笑顔はやっぱり素晴らしいですよね。

分水嶺の小さな3つの石柱。

雁坂峠への分岐付近(山梨県山梨市、山梨県甲州市、埼玉県秩父市の境目)に分水嶺(分水界)=異なる水系の境界線があり、ここから降った雨は、山梨市側では富士川の支流である笛吹川、甲州市側では多摩川、秩父市側では荒川へと流れて行くそうです。この場所が川の始まりだと思うと何だかワクワクしてきますね。

山頂へと1本伸びる急坂が笠取山の最難関。

その心臓破りの急坂を登りきるのはたいへんそうです。

ご一行も急坂であたふたしながら、

ちょうど12時に笠取山山頂(山梨百名山の山頂標識)に到着。

達成感に満ちた笑顔で集合写真。

さらなる岩場をやっとの思いで登り、

コチラ、本当(?)の山頂(1,953mの山頂標識)に到着。

今回の山は集合写真スポットがたくさんあって良かったですね♪

多摩川の源流、水干到着。

分水嶺と源流という2つの言葉がごちゃごちゃになりそうですが、

とにかくここから東京湾まで185kmだそうです。

A井さんは何度かこの場に来てるそうですが、

雫が垂れているのは初めて見たとか!

みんなでこの貴重な一滴でのどを潤しました。

以後、雨にも負けず下山。

やはり降り始めたのですね。

足元に注意しての慎重な下りになったもようです。

しかし、予定よりも早く15時坂場平に到着。

その後、18時鶴瀬駅にて解散しました。

無事お戻りになられて、ほっとひと安心です。

みなさま、お疲れさまでございました。

また、リーダー、サブリーダー様、

バスの手配などいろいろご苦労されたと思います。

重ねて、お疲れさまでございました。

 

最後にS谷さんからの豆知識。

笠取山の由来は、昔 山の役人が笠をとり挨拶したということからだそうです。

幕末から明治初期に焼畑や乱伐で森が消え、多摩川の水量が減っため、

大正時代になり、水道水源林としてカラ松、檜などが植樹されたそうです。

まさにその地域に数々の歴史ありですね。

S谷さん、ナイスコメントありがとうございました。

 

笠取山 報告書

 

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生藤山 2022.5.15

今月の「峠山の会」定例山行は、生藤山(しょうとうさん)。

わっぴーさんが撮られた写真とコメントでご紹介させていただきます。

(わっぴーさん、お写真ありがとうございました。)

 

生藤山は、高尾山から三頭山へと続く長い長い尾根伝いの途中にあり、

東京都檜原村と神奈川県相模原市緑区の境界にある小さく突起した標高990mの山。

今回は山梨県側から登り、神奈川県側に下山しました。

 

清々しい新緑のこの季節、多くの会員の方が参加されました。

会員21名+入会検討中1名、合計22名の大所帯での山行となりましたよ。

前日までの雨は無事上がりましたが、お天気は曇り。

山を通り抜ける風は少しヒンヤリとして涼しかったです。

それって、登山にはちょうど良い気温ですね。

終盤 下山途中の鎌沢集落では、美しい足柄茶の段々畑を眺めることができましたよ!

 

そして、この度のリーダーはS村さんで、サブリーダーはK北さん。

S村さんは、生藤山の担当3年目にしてようやく実現することができました。

これまでコロナ禍で2回中止になったからです。

K北さんは、初サブリーダーとして先頭をテンポよく歩いてくれました。

まずは、中央本線・上野原駅で下車して、井戸行きの富士急バスに乗り換えます。

私達のグループに数組のグループが加わり、バス内は通勤ラッシュのようでした。

終点の井戸で下車。

全員で準備体操を行い、いざ出発!

登り口、軍刀利(ぐんだり)神社の鳥居が出迎えてくれました。

右側は神社へのながーい石段。

登山道は左側の急坂を登ります。

神社を過ぎるとカツラの巨木です。

このカツラは県の重要文化財になっているそうです。

両手を天に向けて伸びる姿は圧巻でした。

上の尾根に出るまで延々と急坂が続き、

皆無口になり黙々と歩きました。

2時間程度で三国山に到着です。

ここに戻って後ほど昼食を摂りますが、

まずは荷物を置いて生藤山に登りました。

そして、生藤山の山頂で記念撮影。

再び、三国山に戻り、

こちらで待ちに待ったランチタイムで~す!

てんでに陣取ってにぎやかな中、涼しい風が通り抜けます。

みなさん、和やかにお昼ですね‼ 楽しそう♪

桜も散ったこの時期、咲いている花は少なかったですが、

「キンラン(金蘭)」や「ギンリョウソウ(銀竜草)」を見ることができました。

 

神秘的な容姿のギンリョウソウは、別名ユウレイタケと言われる腐生植物。

実は、このギンリョウソウ、三国山で留守番役のお二人が発見したということ。

落ち葉から控えめに姿を見せているので、

教えてもらわなければうっかり踏みつけていたかもしれませんでした。

透き通るようなキレイな色で見られてラッキーでしたね。

三国山で集合写真。

曇っていたお天気が明るくなり、みなさんの笑顔も素敵ですね!

お腹も満たされたこの後は下山です。

下山はずっとずっと、ひたすら下りの連続。

鎌沢集落では、聞いていた通りの急な斜面に茶畑が見られました。

これはなかなか素晴らしい光景です。

朝晩の急な温度差が美味しいお茶を作るのだそうですよ。

それにしても急斜面での畑仕事は大変でしょうね。

 

こうしてるうちに、和田バス停に到着。

予定より1本早い13時40分の藤野駅行きに乗車。

ここで一旦解散して帰路につきました。

 

今回もお天気に恵まれ、

新緑を堪能することができ良い山行となりました。

リーダー、サブリーダーさん、ご苦労様でした。

みなさまも たいへんお疲れさまでございました。

 

追記

入会を検討されていた若者が、会への仲間入りを決意くださいました。

ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします!

そうなると嬉しいことに会員の平均年齢が随分下がりますね♪

気分もさらに若返って良いことです!

 

生藤山 報告書

 

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