今月の「峠山の会」定例山行は、埼玉県飯能市にある天覧山(てんらんざん)と多峯主山(とうのすやま)。
天覧山は、標高197mの低山で、登山口から約20分で山頂に到達できる、人気のハイキングスポットです。
山頂からは飯能市街や遠く富士山を望む絶景が楽しめ、明治天皇が登頂した歴史ある山としても知られています。
一方、多峯主山は、天覧山から連なる標高271mの山で、
山頂からは富士山や奥多摩の山々が見渡せ、山頂直下の雨乞池や、
源義経伝説の残る見返り坂など歴史的なスポットも点在するところです。
今回は電車を乗り継ぎ、まずは東飯能駅に到着。
この日の天気予報には雪マークが付いていて、お天気が気になるところ。
駅前では、微かな小雪が舞っていましたが、すぐに消えてしまいました。
何とか大丈夫そうです。
一般道を進み、途中で衣服調整。
登山口でトイレと装備の用意。
円陣を組んで準備体操。
整備された登山道を進み始めます。
十六羅漢石像。
登山道の右側に石像が並んでいます。
石の階段や岩場が現れてきました。
ごつごつした岩場には鎖の手すりが張られています。
石の階段を上がるともうすぐ天覧山の頂上です。
天覧山の山頂に到着。
山頂の展望台からは飯能の市街が見渡せます。
雲っていなければ、都内の高層ビルや富士山も見えるのですが、
今日は遠くの視界が白く遮られていました。
天覧山山頂では、コンパスの使い方を練習しました。
磁北線の引かれた地図にコンパスを当てて方角を特定します。
度々練習していますが、少し難しいので、忘れないように復習しておきます。
先輩会員から次世代会員へと伝承していきたいものですよね。
みなさんの真剣な取り組みが微笑ましいです。
頂上から下山、今度は多峯主山方面に向かいます。
階段が続く道のりです。
コウヤボウキ(高野帚)の綿毛があちこちに。
真ん中が赤くなるものとそうでないものがあるようです。
途中、開けた空間にはなだらかな道。
水路脇は湿原なのでしょうか、マムシも生息しているようです。
さらにこの湿地帯(湿田・谷津田エリア)には、
季節になると蛍(ゲンジボタル、ヘイケボタル)も現れるそうですよ。
ちなみに谷津田(やつだ)とは、関東や東北地方の低丘陵地で、谷状の地形(谷津)に位置する田んぼのことだそうです。
見返り坂には階段が続きます。
上の看板より転記;
” 見返り坂と飯能笹(県指定天然記念物)
見返り坂は、源義経の母、常盤御前がこの山に登ったとき、あまりの風景のよさに後を振り返り振り返り登ったことによりこの名がついたといわれている。
この見返り坂の麓に植物学者故牧野富太郎博士により発見され、命名された飯能笹の植生がある。
この笹は、アズマササの仲間で根茎は横に走り、茎はこげ茶色をしてまっすぐ立ち、高さは百五十センチメートル前後、直径0.六センチメートルほどになる。茎の上部で枝が分かれ、枝の端には手のひらをひろげたように数枚の葉が集まってついている。葉は細長く、長さ十三~二十センチメートル、幅二センチメートル内外で先はとがっている。質は薄い洋紙質で表面は毛がなく、裏面にはビロード状の細毛がある。
中央の脈は細く裏面に隆起しており、この両側に五~八本の脈をもっていて、冬期に葉のふちは白色となる。一見普通の笹のようにみえるが、幹の色、枝の出方などに特色がある。
繁殖力はさほどなく、古くからこの地にのみ限られて生えている。 ”
この飯能笹が下の写真。
赤い粒を垂らした万両も多く見られました。
階段、今度は石段になりました。
鎖が張られた登り坂。
登りきると多峯主山の山頂です。
毎度恒例の山頂シャボン玉。
童謡の「シャボン玉」(野口雨情作詞・中山晋平作曲)は、儚く消えるシャボン玉の様子に、生後まもなくして亡くなった野口雨情の長女への、鎮魂や哀悼の意が込められた悲しい歌。明るいメロディとは裏腹に、命の儚さや尊さを描いています。
シャボン玉 飛んだ
屋根まで 飛んだ
屋根まで 飛んで
壊れて 消えた
シャボン玉 消えた
飛ばずに 消えた
生まれて すぐに
壊れて 消えた
風 風 吹くな
シャボン玉 飛ばそ
なかなか意味が深いですね。
今回の参加者は27名。
集合写真では何故か、山頂標が隠れてしまいましたね。うっかりです。
登山客は意外と少なく、ゆったりと座って昼食をいただくことができました。
山頂に一房だけ季節外れのアセビ(馬酔木)が咲いていました。
見晴らしは曇天のため、くっきりしません。
ずっと右側にあるはずの富士山も見えませんね。
山頂の温度は約2℃。
しばらく座っていると身体が冷えてきました。
凍えないうちに山頂から降りて行きます。
ここにもコウヤボウキの群生。
すぐのところにトイレがあるので、休憩。
トイレの後ろ側からは、雨乞池(あまごいいけ)が崖下に見えます。
左手に見えるこの石段の上には黒田直邦のお墓があるそうです。
黒田直邦は徳川5代将軍綱吉に仕えた飯能領主で、
能仁寺を中興するなど当地の発展に貢献したとされる人物です。
そして雨乞池(あまごいいけ)。
池の水は枯れたことがないため、麓に日照りが続くと村人たちはこの場に来て、にぎやかな祭りをして天に雨乞いをしたそうです。
水を濁したり、鼻をつまんで7廻りすると雨が降ると信じられていたそうです。こんな言い伝え、ちょっと面白いですね。
登山道も終盤になってきて、雪がぱらついてきました。
冬ならではですね。
しかし、ゴール直前のこのタイミングでよかったです。
冬の野イチゴは実がカラッカラ。
雪は治まりました。
交差する小枝に絡まるのはカマキリの卵でしょうか。
春はまだ少し先ですね。
登山口に戻って、こちらで解散。
この後は、好きなグループに分かれて飯能のスポットを楽しみました。
お寺や日本庭園の散策、蔵カフェでデザート、自然食品のお店でお買い物など、
それぞれが山の後を堪能されたもようです。
やや短い時間の山歩きでしたが、
無事、山行が終わって何よりです。
リーダー、サブリーダー様 ありがとうございました。
そしてみなさま、お疲れさまでございました。
つっちーさんのブログ
下山後にお汁粉を食べられた山わんこさんの様子
今回も動画、良い出来ですよ!
冬の低山歩きにぴったりの天覧山・多峯主山は駅からアクセスできるビギナー向けの山です。当日は10-30%の雪が予報で中止が危ぶまれましたが大雪に降られることなく歩くことができてよかったです。今回は天覧山でコンパスの使い方の学習も行いました。
【天覧山〜多峯主山】地元に愛される展望が素晴らしい里山を周回
追記;
蒲焼畑屋さんで川越いもの志るこをお楽しみ
蔵カフェ草風庵さんでスィーツを満喫
飯能市内 見世蔵絹甚でひな人形を見学
みなさん、楽しまれましたね。
そして、翌日は関東の平野部でも積雪。1日違いでお天気がこんなに変わって驚きです。
登山できたのがラッキーでした!
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