今月の「峠山の会」定例山行は、山梨県の大菩薩嶺・大菩薩峠。
大菩薩嶺(だいぼさつれい)は、
甲州市と丹波山村にまたがる標高2,057メートルの山。
秩父多摩甲斐国立公園の一部で、日本百名山のひとつとしても有名です。
周回コースがあり、富士山や南アルプスの絶景を楽しめる人気の高い山となっています。
一方、大菩薩峠は、甲州市と小菅村の境に位置する標高1,897mの場所で、
大菩薩嶺の南側に位置する鞍部です。
こちらも素晴らしい富士山の絶景と歩きやすい稜線で知られ、
初心者でも日帰りで楽しめる人気の登山スポットです。
この日は、唐松尾根を登って時計回りで周回するAコースと、
反時計周りで大菩薩峠に行き、折り返して下りるBコースに分かれての山行となりました。
まずは、比良津加自動車の小型バスを利用して、上日川峠(かみひかわとうげ)まで向かいます。
ですが、なんと思わぬアクシデントが。
狭い道路を車がすれ違えずに、対向する乗用車が路肩に脱輪。
一時、数珠つなぎになった車やバスから人が出てきて騒然となりました。
数人で車を持ち上げ、今度はバスがバックして道幅の広い箇所まで戻り、何とか通行が可能に。
ほんのわずかな車幅でバスが行き交い渋滞が解消。
この時ばかりは、登山ができなくなるのではないかと、本当に焦りました。
無事通行ができ一安心。危機を難なく乗り切ったドライバーさんに深く感謝です。
下見の時はこんなに道路が混んでいなかったのに、
本当に何があるかわかりませんね。


そして、ようやく上日川峠に到着。
駐車場にはもうすでに多くの車が停まっていて、
あたりは人々で賑わっていました。
この日はお天気も良く、絶好の登山日和。
登山道も渋滞する予感しかありません。
この後も、バスが続々到着し、
当然ながら、トイレも待ち人が並ぶことになります。

各自が準備体操をしたあとは、すぐ脇の登山口から歩き始めます。

山道と並行して続く舗装道を進むことに。
体力温存と時間短縮のため、なだらかなアスファルト道を選び、
福ちゃん荘へ向かいます。

道路を挟む木々の新緑がキラキラ輝いて見えます。
さわやかな空気を深呼吸しながら、
心地よい風を感じることができました。

25分くらいで、福ちゃん荘(標高1700m)に到着。


唐松尾根分岐でA,Bとコースが分かれてしまうので、
こちらに全員集合で写真撮影。
この日は24名の参加となりました。

福ちゃん荘脇にはトイレもあります。
トイレの壁には「高山性の蝶の捕獲、採取禁止!!」の表示。
5月はまだ蝶々は飛んでいないようですね。

唐松尾根分岐点の看板。

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ここからはBコースの様子です。
Bコースは看板の右側を進みます。

5分くらい進むと富士見山荘跡。
かつてはキャンプ客で賑わっていたであろう広場の横に
古びた廃墟が残されていました。

少し先には、勝縁荘(しょうえんそう)という山小屋。
こちらも今は使われていないようです。
勝縁荘の手前には渓流が流れ、小さな橋が架かっています。
渓流をバックに写真を撮ったつもりでしたが、水場は写っていませんね。💦



橋の付近には、白いバイカオウレン(梅花黄蓮)が密になって咲いていました。
花が梅に似ていて、根っこが黄色いことからこの名前が付いています。
半日影の涼しい場所を好み、
見た目のかわいらしさから「森の宝石」とも言われるそうです。

近くには 黄色く咲く、ツルキンバイ(蔓金梅)も。
こちらも梅の花に似ているということで、そう名付けられています。

ミツバツツジは間もなくの開花に備えていました。
まだつぼみに笠が付いています。
他の場所にも小さなつぼみが多く見られましたが、
この山ではここが開花一番乗りになりそうです。
標高の低いところはとっくに花が終わる頃ですので、
高山だとやはり開花時期が遅れるんですね。


少し進むと道端に湧き水が流れ出すところがありました。
何もない地面から透んだ清水がさらさらと湧いていましたよ。

岩に生える冬越しの苔がカピカピに乾燥しています。
しばらく雨が降っていないのでしょうか。

青々とした元気なコケもいっぱい。



スミレの花はあちこちに。


徐々に笹の割合が増してきます。
ベンチに座り、写真を1枚。
すれ違う登山者さんに撮っていただきました。
登山者が多いので、ついシャッターをお願いしてしまいます。

木の間に白富士の姿。

そして、大菩薩峠に到着。
休憩舎とトイレがあります。


介山荘の売店通路を抜けると、大菩薩峠の標識。
お昼前なので、まだ撮影の順番待ちは少なかったです。

介山荘の脇には、小さなお地蔵さんの集まり。

この黒い円盤は、
方位盤(ほういばん)または山座同定盤(さんざどうていばん)と言うそうです。
周囲の山々の名前がわかります。

大菩薩峠からは、残雪のある南アルプスの山々も見渡せます。
北岳、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳だそうです。

左手には、富士山もくっきりと見えます。
厳かなお姿ですね。

景色を楽しみながら、
この先の親不知ノ頭までもうひと登りしてきます。


少しごつごつした岩場。

見晴らし、最高!
高台に登りきると気分も高揚しますね。


笹の草原の向こうに富士山と大菩薩湖(上日川ダム)。
広大な光景に大満足です。
ここでの写真を遺影にしたいというジョークまで飛び出していました。(笑)

富士山のアップ。
本当にキレイですね♪

親不知ノ頭 標識。


今度は、大菩薩峠に戻ってランチタイムを過ごします。


富士山が見える側とは反対側の大菩薩峠からの風景。


のんびりと楽しんだ食事の後は下山です。
登って来た道を戻ります。

白い花は、コミヤマカタバミ(小深山傍食)。
亜高山帯から高山の針葉樹林に自生する多年草です。



唐松尾根分岐あたりに戻ってきました。
足元には先ほどは見逃していた
シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺)も咲いています。

カラマツ(落葉松)は新芽が吹き始めたところ。
スタート地点の上日川峠に戻ってきました。
ロッジ長兵衛にてアイスコーヒーを注文。
登山後のひと時をくつろぎながら過ごしました。


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一方、ここからはAコースの様子です。
Bコースと分かれてから、Aコースはひたすら坂を登ります。
唐松尾根の長く続く傾斜。
なかなかしんどい登りです。
日々、足腰を訓練していないと、こういう時は息が切れてしまいます。

唐松尾根の長く続いた登りを終えて、
雷岩に到着しました。
今日は富士山がとても綺麗に見えます。
登り甲斐がありましたね。素敵な風景です。

雷岩での仲間の様子です。

景色が良いので、みなさんそれぞれが写真を撮っています。
ちょうど仲間を撮っているところでしょうか。

小休憩の後、今度は
雷岩の分岐から大菩薩嶺のほうへと進みます。
通りには、2週間前の下見のときにはなかった登山道を阻む倒木が。
折れた木の葉っぱがまだ新鮮ですよね。最近倒れたようで怖いです。
それにしても根元が浮いているんですよ、びっくり!

雷岩から20分弱で、大菩薩嶺の頂上に到着。
日本百名山の山頂ですので、こちらでも旗を広げて記念撮影。

再び、雷岩に戻ってから、少し先でお昼ご飯です。
少し斜めの場所ですが、上手に場所取りしてくつろいでいます。

ぽかぽかでいい感じです。




下見の時にも鹿がいましたが、今日も現れました。
人慣れしていて、もはや野生ではないような気も。
でも、エサが少ないのかな、ちょっと瘦せていたように見えますよね。


雷岩の少し先にある映えスポット、岩べりのところでも記念撮影。
すぐ下は崖なので、高台に上がるのにも勇気がいります。




賽の河原の手前にある岩場の下り。
慎重に降りないと危い箇所です。


下りのごつごつした岩場はどうしても渋滞しがちです。
転ばないように慎重に降りて行きます。

賽の河原に到着。
避難小屋がひとつ、ぽつんと立っています。
中はベンチになっていて、休憩ができます。

親不知ノ頭に到着。
すぐ右手には小高い広場。
予定時間より早かったので、
その進行方向とは逆の見晴らし台に寄り道しました。
ここからの眺めも壮大です。
下見の時には雲の上から少しだけ頭を出していた富士山が、
今回ははっきりと綺麗に見えます。


親不知ノ頭を少し進むと、目の前に大菩薩峠が見えてきました。
この岩場の下りも降りて行きます。
先ほどの岩場ほどきつくはありません。

そして、大菩薩峠に到着。
標識の前に集合です。

この後は、福ちゃん荘、上日川峠へと下山します。

上日川峠のロッジ長兵衛前でAコース、Bコースが合流。
無事、山行の終了です。
こんな感じで、お天気にも恵まれ、
爽快な山登りを思う存分に堪能できました。
みなさま、お疲れさまでございました。
たいへん充実した1日でしたね。
Aコースが分かり易く見られる動画のほうも素晴らしいです!
大菩薩嶺】富士山ドーンの絶景!開放感あふれる稜線歩き
貸切バスで大菩薩嶺に行きました。空気が澄み、カラッと晴れた最高の登山日和の中、楽しく登ることができました。
大菩薩嶺 報告書
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