黒斑山 2018.7.14

今回の「峠山の会」、定例山行は黒斑山(くろふやま)。

19名での参加となりました。

 

黒斑山は、

群馬県嬬恋村と長野県小諸市にある浅間山の第一外輪山の最高峰の山。

標高が2404mもあるので、隣の浅間山にも決して引けを取らない堂々とした山。

周りの眺望が素晴らしいこともこの山の最大の魅力です。

 

そして、低地では真夏日の炎天下が続く中、

コチラの山は快適な気温。

この標高ならではの心地よい涼しさもかなり捨てがたいものでしたよ!

 

また、ひんやりとした風が程よく通り過ぎるんです。

そんな時折吹いてくる やさしい風が、

山登りで火照った身体を良い感じにクールダウンしてくれました。

赤くなる前のトンボ(アキアカネ)も群れをなして飛んでいました。

アキアカネは、秋の繁殖期になると胴体が赤くなるトンボ。

この時期、高地に多くいるようです。

この辺りは、天然カラマツの保護林なのだということです。

 

「天然カラマツの保護にご協力をお願いします。」と言われて、

一体どう協力すればよいのかな?と思わずツッコミたくなりましたが、

そんな言葉の意味は気にせず、

キレイなカラマツ林をただただ眺めて通りました。

素晴らしい自然に接するだけでも

自然保護の意識は自ずと高まりますよね。

シャクナゲの花もまだ残っていました。

白地に少しピンクが入った花びらです。

この時期に優雅に咲くシャクナゲが見られたのはラッキーでした。

カラマツには、出来立てのような緑色の松ぼっくり。

カラマツの松ぼっくりはこんな風にちょっと小さいんですよね。

何となくみずみずしさを感じさせられます。

 

どうですか、

この快晴の青空!

青い空に白い雲。まさに絵になる風景ですよね。↓

ふわ~っと目の前を雲がどんどん進んで行きます。

上空は雲の流れるスピードが速いということ。

本当に澄み切った空気が気持ちよいです。

虫喰いの葉が陽に透けて木漏れ日を作っていました。

これも見ようによっては、

ある意味、天然のアートですよね。

虫はどうしてこんなにまんべんなく

疎らに葉を蝕むのか不思議な気もしますし。

葉を食べられても元気そうな植物のほうも逞しいです。

白い花は、ブナ林に自生する銀竜草(ぎんりょうそう)。

葉もなくただ白い花が地面から生えている一風変わった植物。

よく「ろうそく」のような色と例えられるみたいですが、

確かになかなか見られない独特な花ですよね。

雲の海が遠くまで見渡せます。

ちなみに自分の中では天国ってこんなイメージです。

それにしても雲より高い場所にいるってなかなか凄いですよね。

この場所、「トーミの頭(かしら)」は岩場の高台の名称。

遠くまで良く見える=遠見ということでトーミと言うそうです。

浅間山が壮大に、すぐ目前にそびえています。

2000年代に入っても6回、つい3年前にも小規模な噴火のあった活火山です。

トーミの頭からの絶景に感動。

この場所、実は崖がすぐ足元に迫っていますので、

なかなか怖い場所なんです。

高台に立っているだけでも結構足がすくみましたよ。

黒斑山 頂上で集合写真。

奥には、浅間山。

恒例の山頂しゃぼん玉。

頂上で昼食・休憩をした後は下山になります。

山頂からトーミの頭に降りてきたところ。

「ほら、さっきあそこにいたのに!」と指差しているのでしょうか?

薄く板状に割れた岩がごつごつ重なる下り坂。

足元に注意しながら、でも景色も楽しみながら降りて行きます。

木と木の細い間をすり抜けるように降りる登山道。

本当に人一人がやっと通れるくらいの木の隙間を縫って降りました。

そんな野性味あふれるコースもスリルがあって良いものです。

 

ようやく登山口である駐車場脇に降りてきました。

登山道はここまでです。

辺りにはニッコウキスゲ(ゼンテイカ)の群生。

山吹色の花が鮮やかに咲き誇っていましたよ。

そして、お花の妖精たち(に見えます)も楽しそう。 ↑↓

おおはしゃぎですね!(笑)

この日は、お天気も最高、

素晴らしい山を大いに堪能致しました ♪♪♪

 

富士見市界隈にお住まいで、

我々と一緒に山登りに参加してみたいという方は大歓迎です!

遠慮なく峠山の会までご連絡ください。

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Lineでいただいた石崎さんの写真

浅間山の雄姿にみんなが感激でした。

 

そして、この日のベストショットが才田さんのコチラ。

絵葉書になりそうな、とっても良い風景ですよね。

素晴らしい写真をありがとうございました!

 




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低山ハイク 行田の古代蓮と田んぼアートとさきたま古墳 2018.7.8

今回は、個人ハイクのご報告。

登山ではありませんが、峠山の会のみなさん(8名)と出かけた、

埼玉県行田市の散策の様子をこのブログに取り上げさせていただきました。

 

まず出向いたのが、「古代蓮の里」。

 

行田市の天然記念物である古代蓮(行田蓮)は、

原始的な形態を持つ、

1400年~3000年前の蓮であると言われているそうです。

 

その古代蓮の開花するこの時期に合わせて、

「古代蓮の里」では行田蓮まつり(7月8日~)が行われていました。

豪華に咲き誇る蓮と田んぼアートが楽しめます。

まずは、古代蓮会館へ入場(入場料 大人400円)。

エレベーターで最上階まで上ると展望台があります。

眼下に望むのは、壮大な「田んぼアート」。

色彩の違う稲を緻密に配置して植えることで、

絵柄や文字を豊かに表現しています。

世界最大規模の田んぼアート作品として

ギネスにも認定されているとのことですよ。

 

この田んぼアート、

毎年違う絵柄が描かれています。

11年目を迎える今年のテーマは「大いなる翼とナスカの地上絵」。

羽ばたくコンドルがイキイキと描かれていますよね!

流石になかなかの立派さです。

展望台からは蓮池も見渡せます。

古代蓮会館の1Fには、自然を再現した展示場も。

1つの蓮の花が4日しか もたないということを知りました。

あんなに立派な大輪の花なのに、

開花4日目で花びらを落としてしまうとは何とももったいない話ですね。

古代蓮の発見は、

造成工事により、

地中深くに眠っていた古代蓮の種子が偶然にも目覚め、

発芽し一斉に花を咲かせたことがきっかけだったということ。

ある意味ロマンあふれるストーリーです。

古代蓮会館・展望台とピンクの花びらの古代蓮。

違った品種の蓮も。

蓮まつりでは、屋台や模擬店、そしてメダカすくいも。

白い蓮。

八重咲きの蓮。

海外の品種など他の蓮も多く栽培されています。

 


次に向ったのが、「さきたま古墳公園」。

公園内には、大小いくつもの古墳が点在しています。

中には、上部に登って行けるものもあります。

前方後円墳の真ん中あたり。

埋葬されていたという辺り。

この場所の地下に棺があったということや

埋葬品のことが書かれています。

はにわの館の前には教室で作られたはにわが並んでいました。

奥には、さきたま史跡の博物館があります。

 


最後に到着したのが、忍城(おしじょう)。

内部は、行田市郷土博物館となっています。

映画「のぼうの城」で有名なお城だそうです。

 

こんな感じで今回は行田の観光を存分に楽しみました。

 

富士見市・峠山の会では、登山だけではなく、

希望者を募ってこのような各地の散策も行っています!!

 

古代蓮の里

行田市 観光ガイド


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