那須三本槍岳 2023.10.14

今月の「峠山の会」定例山行は、那須三本槍岳(なすさんぼんやりだけ)。

三本槍岳は、福島県と栃木県の境にある標高1916.9mの山。

その名前は、かつて会津藩、那須(芦野)藩、黒羽藩が領地を確認するために頂上に3本の槍を立てたということからきています。

三本槍岳は、那須連山(または那須岳と言い、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の3山の総称。)のうちの最高峰で、日本百名山のひとつ。日光国立公園に属しています。

頂上からは猪苗代湖、磐梯山、日光白根山、燧ヶ岳(ひうちがだけ)、八溝山、遠くには目を細めれば富士山(?)まで360度の大パノラマが見られます。

この時期の三本槍岳のウリは何といっても紅葉の素晴らしさ。

さて、今日は立派な紅葉、見られるでしょうか。楽しみな山行です。

今回もいつも御用達の三芳観光バスを利用。

高速道路は、関越道から圏央道へと進み、那須高原SAスマートインターチェンジで降ります。

そしてマウントジーンズ那須の駐車場に到着です。

早朝に家を出たときの辺りの寒さからは想像もできないくらいに

現地に到着すると、ぽっかぽかな陽気。

まさに絶好の登山日和です。

装備などを整えた後、

スキー場の入り口からエスカレーターに乗ります。

エスカレーターの先は那須ゴンドラの入り口です。

往復チケットを手にして、順番にゴンドラに乗り込みます。

山頂駅までは約10分で、一気に460m登って行きます。

春はゴンドラの通り道にはゴヨウツツジの白い花が満開になるのだとか。

そういう光景も良さそうです。

ちなみにゴンドラとロープウェイの違い。

大雑把にいうと、

小型で1本のケーブルにぶら下がっているのがゴンドラ。

やや大型で2本のケーブルにぶら下がっているのがロープウェイ。

ということみたいです。

ゴンドラ頂上駅に到着。

脇には自動シャボン玉機が置かれた

「NASU」の文字モニュメントと共に、参加者全員で記念撮影。

お次は準備体操。

大きな輪を作ってのびのびと身体をほぐします。

体操部長の体操プログラムも独特で新鮮でしたよ。

そして、Aコース、Bコースに別れて登山のスタートです。

(体力差を考慮して2コースを用意。無理せずみんなで楽しみます。)

洋鐘(チャーチベル、チロルベル)を鳴らす台。

ゴヨウツツジ群生地の看板。

枝先に5枚の葉が付くゴヨウツツジ(五葉躑躅)は別名がシロヤシオなんですね。

歩いてすぐの茶臼展望台の脇からは黄色い紅葉がお出迎えです。

山道の脇にも点々と赤やオレンジの紅葉が。

少し歩いたところで、衣服調整。

もう汗ばんできましたよ。

クマザサの原を掻き分けて進みます。

道幅は狭いですが、歩きやすい道が続きます。

時折道すがらに現れる低木のグラデーションに感動。

その鮮やかに変化する色を観賞しながら先に進みます。

左手には朝日岳と朝日の肩が見えてきました。

左手には茶臼岳も見えます。

所々で小休憩。

ワンちゃん達も登山を楽しんでいましたよ。

紅葉をバックにはいチーズ。

ときたま吹く風は涼しいですが、

体感温度が高いとみなさんの表情もにこやか、上機嫌ですね。

右側が開けて眺望が現れてきました。

開放感のあるルートが気持ちい良いです。

この辺りは広範囲に紅葉が広がっていました。

動画撮影する登山客も。

来た道を振り返って見下ろしたところ。

笹の生命力が凄いのがわかります。

枝や笹を掻き分けないと通れないくらいの狭い登山道。

それにもかかわらず人の行き来が激しくて、

すれ違ったり、追い抜かれたりの繰り返し。

赤面山(あかづらやま)分岐。

写真左に見えるなだらかな山が赤面山。

なんとも素晴らしい景色ですね。

山にも空の雲にも大地の草木にも思わず見惚れてしまいます。

スダレ山の山頂。

登山道の通り道といった箇所ですが、標識があるので記念に1枚。

じゃれあって楽しそうですね。

和気あいあいなのが伝わってきます。

石と岩がごろごろした道になってきました。

日陰には霜柱が残っています。

日中は暖かいのですが、やはり夜間は相当冷えるということがうかがえます。

道が開けた箇所。

程よい休憩場になっていました。

しばらくはなだらかな道が続きます。

ナナカマドの赤い実。

バラ科の高木 ナナカマドの幹は、

7回かまどにくべても燃え残るくらい固いのだということです。

そして美味しそうにも見えるこの実には苦みと弱毒があるため、

食べてはいけないそうですよ。

段差の下がぬかるんでいました。

ここだけがなぜ?と思いましたが、とにかく

滑りやすい箇所なので要注意です。

山頂まではもう少し。

ぐんぐんと登って行きます。

視界を遮る高木がありませんので、心地よく歩けます。

そしていよいよ、三本槍岳の頂上に到着です。

頂上標識を囲んで集合写真。

大勢で賑わう山頂でランチの始まり。

手短にランチを済ませて、今度は下山。

今来たルートを戻ります。

北温泉への分岐は笹がうっそうと生い茂り、もう道がわからない状態です。

ここからは通る人がいないのかもしれませんね。

こちらも北温泉分岐。

目の前に巨大な岩が現れ、他の登山客みんなが登っているようなので、

我々の一団もそれではとチャレンジ。

高いところがあれば誰でも、とりあえずは登ってみたくなるものなのですね。

「みんな登って来いよ!」↑

「高いぜ、イェーイ!」↓

「最高じゃん、万歳!!」↓

みなさま、ご満悦のご様子です。

今回のルートで唯一ロープが張られた岩場。

といっても大した段差ではないので、楽々クリア。

景色を眺めながら、でも足元にも注意しつつ確実に一歩一歩降りて行きます。

網目針金の箇所は登るときよりも降りるときの方が慎重。

紅葉の原が目前に広がる箇所ではやっぱり撮影が始まりますね。

リンドウが一輪残っていました。

もう開花する元気が足りないのかもしれませんね。

ただ、つぼみでも魅力的な色です。

無事ゴンドラ山頂駅に戻ってきました。

ここでAコースの山行はおしまい。

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一方、Bコースのメンバーは、

スダレ山まで行って戻る短縮ルートを選択。

余裕のあるコースだったようです。

その様子は、わっぴーさんと佳代子さんが撮られたお写真でご紹介。

 

みなさんで鐘撞をされたようです。

時間に余裕ができるとリラックスできますよね。

充分に楽しまれた感じが伝わってきます。

******

その後全員 無事、バスに戻って帰路に着きました。

今回も良いお天気で素晴らしい山行ができました。

秋の紅葉登山はやっぱり良いものですね。

草木のきれいな色彩、山々の壮大な景色、

今後も記憶に深く残る良い思い出となりそうです。

 

リーダー、サブリーダー様、ありがとうございました。

そしてみなさま、お疲れさまでございました。

*****

追記:

会員の皆さんがLineにあげられていたお写真をこちらでもご紹介です。

方々に にこやかな笑顔がいっぱいです。

あまりにも紅葉がキレイなので、みなさんのシャッターを押す回数が

いつもの山行の時より圧倒的に増えたのかと思います。

各々がたくさん写真を撮られたようです。

それくらいに有意義な山行だったことは間違いありませんね♪

*****

もうひとつ。

きみこさんが撮られた風景の動画です。

動きがあるとその場の雰囲気がわかりやすいですよね。

*****

PS. 帰りに立ち寄った佐野SAでは佐野ラーメンなど

みなさん、お土産を買ってらっしゃいました。

最後も大満足の1日でしたね。

那須三本槍岳 報告書

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