今回は、個人山行(低山ハイク)で行った山梨県の坪山。
ヒカゲツツジ、ミツバツツジ、イワウチワが群生し、
春のこの時期には、見事な花々を咲かせるということで有名な坪山。
しかし、今年は温暖な気候のため、開花時期が早まってしまったようです。
この4月末の時点では、もう開花の最盛期は過ぎてしまったという残念な結果に。
それでも悔しいので残っていた花を何とか探しながら歩くと、
頂上付近にはまだ辛うじて多少の花が残っていましたよ。
若干寂しいながらもその素晴らしい姿を見ることができ、ひと安心!
やっぱり来てよかったなあと胸を撫で下ろした次第です。
それに上記の3種類以外にも数々の花が咲いていたので、
それはそれで充分楽しめる登山となりました。
ルートも急登、ロープがこれでもかというくらいにある
充実した険しい山道で、
低山ハイクという割にはかなりハード。
大いに登り甲斐のある山行となりましたよ!
坪山の標高は、1103m。登山ルートの標高差は約550m。
歩行時間は約4時間で、歩行距離は5km。今回は10名での参加です。
頂上の面積が狭いことから坪山と付けられたということです。
今回、坪山に向うには、電車とバスを利用。
中央線・上野原駅から八ツ田バス停までは路線バスに乗ります。
そのバス乗り場は結構混んでいて、臨時バスが運行されるくらいの盛況ぶり。
ゴールデンウィークということもあるんでしょうね。
多くの登山客がいらして、活気に満ちた登山となりました。
登山道では、しばしば渋滞が見られたりもしましたし。
バスを下車したあと、まずは、登山口で自主的に準備体操。
トイレも済ませて、いよいよ登山の開始です。
定石通り、坪山西ルートで進みます。
登り始めでもうすでに汗ばむくらいの陽気。
足元にはわらびも芽吹いていましたよ。
道の真ん中から竹の子がにょきっと顔を出していました!
稚児ユリ
花の大きさは1.5cmくらいですが、ユリの仲間だそうです。
二輪草
杉林に入るといきなり道が狭くなってきます。
足元に要注意。
お天気が悪いときはちょっと危険な道かもしれません。
滝川にかかる丸木橋を渡ります。
尾根登りは長い坂が続きます。
残念なことにイワウチワの花は終わった後のようです。
ミツバツツジ
小休憩
アセビ(馬酔木)の赤い若葉。
ミツバツツジ
淡い黄色のヒカゲツツジ
アセビの花
葉に毒があり、馬が食べると酔っぱらったかのようにふらつくと言うことから馬酔木(あせび と読む)と名付けられたそうです。
ヒカゲツツジ
イワカガミ
シロヤシオ(ゴヨウツツジ)
頂上に到着。
ベンチやテーブルが全くない、たしかに狭い頂上。
みんな一同にというわけにはいかず、
各々各所に陣取って昼食を摂ります。
写真では全くわかりませんが、
下の写真、山の向こうには雪の富士山が見えていたんですよ。
昼食後は下山。
ロープの張られた道も多く、なかなか険しいです。
雑木林に入ると、
変わった生え方をした木々がいくつも見られるようになります。
不思議なカタチの木々があちこちに立ちふさがり、
まるで、芸術作品を見ているかのような趣になります。
雑木林を抜けると、
写真にはありませんが、檜林が続きます。
巨木も多く、原生林っぽい雰囲気。
その檜林を抜けるとまもなく登山道の出口となります。
登山道出口付近に咲いていたのが、イカリソウ。
たしかに花を逆さまにしたときの形が
船の碇に似ているようにも感じられます。
地面から直接咲いているような小さなツツジ。
何故だか1輪だけ生えていました。
今回の登山はここまで。
お天気にも恵まれ、素晴らしい登山となりました。
心地よい汗をかき、とってもよい運動にもなったことは言うまでもありません。
参考;
山梨県上野原市 公式観光情報のyouTubeの動画「坪山に登ろう」(1分50秒)がありました。
ヒカゲツツジの咲いている様子や不思議なカタチの木がよくわかります。
参考;
上野原駅でいただいたチラシ
今回のその他の写真
最後にLineにアップされていた土田さんの写真も素晴らしいので、コチラに転載させていただきます。ヒカゲツツジの写真です。