今月の「峠山の会」定例山行(2月は2回目)は、埼玉県秩父郡にある丸山(まるやま)。
丸山は標高960mの低山で、奥武蔵のなかでは中くらいの登山レベルの山です。
山頂には3階建ての高さの展望台があり、奥武蔵屈指の素晴らしい眺望が期待できるということです。
数日前に降った雪がまだ残っているのかは気がかりですが、
さて、今回はどのような山行になりますでしょうか。楽しみです。
まずは電車を乗り継いで、西武線・芦ヶ久保駅に到着。
駅からすぐのバス停にてバスに乗車。
小型の路線バスに乗り、数分程度で赤谷バス停に到着。
少しの距離ですが、登りの車道ですので、歩くとなるとたいへんでした。
バスを利用して正解でしたよ。
バス停から少し坂を上ったところが登山口。
登山口前のこちらの広場で準備体操です。
登山口の入り口ではカワセミの置物がお出迎え。
「おはよう!登山がんばってね。」とささやかれた気がしました。
登山道は真っ直ぐ伸びた杉林が続きます。
足元には落ち葉や小枝が散乱していますが、
やわらかい土を踏みしめながら緩やかな上り坂を進みます。
いたって歩きやすい山道です。
20~30分歩いては小休憩。
身体が汗ばんでくるので、こちらで衣服調整です。
2月の割には思ったよりも暖かいです。
行く手を遮る倒木が次々と。
いつもの山の光景ともいえます。
曇ってはいますが、これから晴れるという予報。
風もなく、気持ちよく歩くことができています。
木をまたぐ時もにっこりな笑顔。
気持ちに余裕を持って登山を楽しんでいらっしゃいますね。
根元からえぐられ倒れている木。
気持ちが良くて叫びたくなるなる方のお姿も。
みなさん、それぞれの楽しみ方があるようです。
小休憩では水分補給と行動食をいただきました。
落ちていた枝には杉の実が付いていました。
これは花粉のうではないのですね。ちょっと安心。
登山道脇の荒れた様子。
台風が直撃したのでしょうか、風雨の恐ろしさを目の当たりにした気分になります。
車道を横切る箇所でも小休憩。
「これまでのところ、雪の姿は全然ないので、アイゼンは不要でしたね。」と、
話しているころ。
地面には松ぼっくりやイガ栗が多く落ちています。
松ぼっくりからこぼれた種が発芽したのでしょう、
おそらく2年めの小さな松の細木も辺りにいっぱい生えていました。
そうこうしているうち、
少しづつ残雪が見え始めてきました。
雪、あるじゃないですか!
しかし、雪の量はそんなに多くはないので、
問題なく進むことができます。
場所によっては15センチくらいは積もっています。
ですが、脇道だけのことなので、これくらいではアイゼンは必要ないようです。
そして丸山頂上に到着。
展望広場で記念撮影。
この日の参加者は19名です。
ハートを作る仲良しカップル?の姿も。
楽しそうで何よりです。
立て看板より転記:
埼玉県指定記念物(名勝)「外秩父丸山の眺望」 平成27年3月13日指定
標高960mの丸山山頂からは、丹沢、奥多摩、奥秩父、秩父盆地、関東平野北部及びその背景の北アルプス、八ヶ岳連峰、中越山地等が遠望できる。
この地点からは、三畳紀(約2億5千万年前~約2億年前)の石灰岩体である武甲山をはじめ、中生代(約2億5千万年前~6,600万年前)の付加体(海洋プレートが海溝で大陸プレートの下に沈み込む際に、海洋プレートの上の堆積物がはぎ取られ、陸側に付加したもの。)からなる奥秩父の山々、新第三起(約2,300万年前~258万年前)の海成層(海底に堆積してできた地層)からなる秩父盆地、第四期(258万年前~)の堆積物からなる河成段丘群などの秩父盆地周辺の地形・地質を一望できる。
同時に、暖温帯から亜熱帯まで多様な森林植生の様子や、石灰岩の採掘が進む武甲山の山容、植林地や農地、集落の広がりといった秩父の土地利用についても展望できる。
横瀬町教育委員会
展望台からは目の前に武甲山の雄姿が見えます。
180度大パノラマの中でもひと際インパクトがあるのが武甲山ですね。
この冬の時期ならではの光景。
雪がストライプ柄に積もった姿がユニーク。
一見、ピラミッドさながらの壮大さを感じてしまいます。
(実際、武甲山はピラミッドの20倍以上の大きさなのですが。)
こちらでも思わず記念撮影したくなりました。
武甲山をバックに、良い写真が撮れましたね♪
頂上をあとに今度は、県民の森へと向かいます。
下りの階段、下り坂は足元に注意しながら慎重に降りて行きます。
この階段、足場が雪で埋もれているため、
降りるのがちょっと怖いですね。
足が滑らないようにゆっくりで大丈夫です。
少し行くと、県民の森に到着。
開放感のある広場が現れました。
その中央広場にて昼食です。
少し陽が差してきましたが、座っていると少し身体が冷えてきます。
脱いでいたジャケットをまた着込んで食事にします。
暖かい食べ物、飲み物はありがたいですね。
生きた自然を満喫できるという県民の森。
森林学習展示館や野鳥の森などの施設がありますが、冬季なので閉鎖中。
ただ、建物のデザインが洒落ています。
鳥の餌場には、餌付けされた野鳥が次々と現れるようです。
今回のイベントは昼食後の合唱。
歌詞を見て全員で歌を歌いました。
四季の歌とか山男の歌とかですが、
知らない歌でもリードされつつだと何となく歌えてしまうものですね。
ハモニカの伴奏も入り、意外性のある楽しいひとときでした。
その後は下山です。
雪道の下山ということで、念のためアイゼンを装着しました。
雪のあるのは少しの区間でしたが、アイゼンの重要さがよくわかりました。
アイゼンってすごいですね。
足元がしっかりと地面に食い込み、まったくの滑り知らずです。
これだと雪道も安心。最強です。
ただ、土の地面を踏み進むと、落ち葉や泥がアイゼンと靴の間にびっしりとこびり付き、物凄い汚れになります。がっつりと隙間に食い込んだ泥は、はたいたくらいでは落ちないので、要注意ということがわかりました。使用後の収納にはビニール袋とタオル必須ですね(笑)。
雪道を抜けてから、ちょっとトラブルが。
途中、分岐で進む方向を間違ってしまいました。
すぐに気付き、行く手を修正中。
落ち葉がふかふかマットのように積もった道なき道を歩きます。
事なきを得て、先に進みます。
鹿やイノシシが侵入しないようにゲートのネットを閉めます。
ようやく人里まで降りてきました。
登山道はここまでです。
小さな青い花、オオイヌノフグリが春を告げています。
別名を「星の瞳」というのですね。
ロウバイと白い梅の花も。
道の駅までくると、そのすぐ横が芦ヶ久保駅になります。
一応、こちらで解散のあいさつ。
ここで本日の山行は終了。
冬ならではの経験ができて楽しく登山ができました。
雪あり歌ありの、大いに充実した1日でした。
リーダー、サブリーダー様 ありがとうございました。
そしてみなさま、お疲れ様でございました。
PS. 鶴瀬に着いてからはお楽しみの打ち上げ。こちらも楽しかったです。
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