今回の富士見市「垰山の会」定例山行は、
埼玉県の関八州見晴台(かんはっしゅうみはらしだい)。
関八州見晴台は、
奥武蔵の中央部、飯能市と越生町の境界にある標高771.1 mの高台で、
名前に山が付かずに見晴台となっている一風かわったネーミングの場所。
関八州とは、今の関東地方にあった江戸時代におけるそれぞれの地域の総称。 相模(さがみ)・武蔵(むさし)・安房(あわ)・上総(かずさ)・下総(しもうさ)・常陸(ひたち)・上野(こうずけ)・下野(しもつけ)の8か国(昔は地域のことを国と言ったため)を指します。
関八州見晴台からは、関東平野が一望できるという素晴らしい展望が期待できそうです!!
さて、時が経つのは早いもので、2019年もとうとう師走。
12月の会山行は、今年最後の定例登山ということで、忘年山行と呼んでいます。
今回は、山中でお鍋を囲んで楽しく会食をするという目的もあって、
いつもの山行よりワクワクの登山となりましたよ♫
電車を乗り継いで、西武鉄道の西吾野(にしあがの)駅に到着。
まずは、駅前で準備体操。
お天気が良くて、そんなには寒くはありませんが、
朝が早いので、若干固くなった身体を念入りにほぐします。
そして、ゆっくりと歩き始めます。
みんなリラックスして、和やかに語らいながらのスタート。
今日も素晴らしい登山になりそうな良い予感がします。
列をなして車道をしばらく進んで行きます。
道路脇には紅葉した木々が。
お茶の花の咲く民家の庭先を抜けると、登山道につながりました。
急こう配も少なく、比較的に歩きやすい登山道です。
ただ、倒木はいくつか目立ちましたが。
重なるように積もった落ち葉を踏みしめて坂を登って行きます。
平坦な場所で一休み。
この日は、12月の割には意外と温暖な気温。
寒いと思って幾重にも着込んでしまっていたので、
上着を脱いだりして衣服調節をします。
頭上高くには、紅葉の黄色いアーケード。
足元ばかりにとらわれていると、
綺麗な天井に気付かずに通り過ぎてしまうところでした。
関八州見晴台の方向に進みます。
少し汗ばんできて、再び、水分補給と衣服調整。
日光を浴びた紅葉が輝いて見えました。
オレンジと赤のグラデーションが美しいですよね。
関八州見晴台入り口にあたる開けた箇所。
写真では空と同化して全くわかりませんが、
背後に富士山の白い頭がちょこんと覗いているんですよ。
見晴台入り口の東屋で、鍋を調理するグループと見晴台まで登ってくるグループに分かれました。
見晴台から戻ってきたら、美味しいお鍋が待っていることでしょう。
調理班の方々、よろしくお願いします!
往復30分弱の見晴台までもうしばらく登ります。
こちらの紅葉も見ごろです。
中腹にある丸山。
さらにもうちょっと登ります。
ここにも見晴台入り口の道標。
あとほんの少しで見晴台です。
この辺りは、5月頃につつじが花のトンネルをなして咲き誇るそう。
秋の紅葉だけではなく、春も見どころがあるんですね。
クヌギの黄色い紅葉姿。
この色も鮮やかでキレイです!
関八州見晴台からの眺めです。
左にはビル群、右には山々が一望できます。
見晴台で記念撮影。
この写真ではおわかりいただけるかと思います。
中央に白い富士山の頭がかろうじて写っているのが。
この日は本当にぽかぽか陽気。
ツツジが落葉せずに咲いている枝がありました。
東屋まで戻ってきて、いよいよお待ちかねの鍋会食です。
各々持ち寄った食材で、どんな鍋ができたのでしょうか?
うどんも入ったほうとう風の豚汁だそうです。
銀杏やウィンナーも入っていますよ!
何十種類もの具だくさんで、見た目にも栄養ありそう。
ユズの薬味が効いていて香りもバツグン。
もちろん、深みのあるお味は最高!
山という場所ではなかなかの「贅沢の極み」ですよね。
一同美味しくいただきました。
まさに自然の美。
このグラデーションもゴージャスです。
手前にはもっこりとした山々がつながり、
その奥には幾重にも稜線が波打ち、
最後尾、風格のある富士山の山頂。
確かに良い眺めです。
食事後に班ごとに応急手当の練習会。
三角巾とスーパーのビニール袋を使って、
腕の骨折にあたっての緊急処置の仕方を学びました。
上手くできたからでしょう、
なぜかみんな包帯巻いてニコニコなのが(笑)です。
こちらでも集合写真。
今回は大所帯、28人での参加となりました。
くつろぎのお昼休憩の後は、下山。
路の途中も、美しい紅葉が目の前に迫ってきます。
ススキとの対比もいい感じです。
高山不動尊にも立ち寄りました。
関東3大不動尊の一つだそうで、力強い屋根の立派な建造物です。
境内にある紅葉と、その気迫に満ちた大木の立ち姿をしばしの間愉しみました。
そして、本堂にてお参りをしてから、
急な階段を鎖につかまりながらそろりそろりと降りました。
石段には、層を成して落ち葉のラインが築かれていて、
季節の風情がこれでもかというくらいに漂っていましたよ。
石段を降りた正面には、どっしりとした大イチョウの古木。
樹齢約800年というから驚きです。
ほ~ら、愉快な山ガールたちが葉っぱを投げ合って遊んでましたよ。(とっても楽しそう!!)
伐採林を抜けてさらに降りて行きます。
「おっと、いきなりアスファルトが流された!」と、言って
思わずひざまずくという、お茶目なアクションに遭遇。
何パターンかやっていただいたうちの1シーンです。
まだまだ体力が余っていらっしゃったみたいで、さすがです。
横にしな垂れた枝が印象的。
変な形の幹も。
冬イチゴがあちこち点在して自生。
ひとつ摘まんで食べてみると、
食感がプチプチしていて、ちょっと甘くて美味しかったです。
渓流脇の車道を抜けて駅に向かいました。
こんな感じで、今回の登山も無事終了。
本当に良い山でしたね!
もう終わってしまったかと思っていた紅葉もラッキーなことに充分堪能できてよかったです。
お天気にも恵まれ、また美味しい食事もできて大満足の山行となりました。
調理担当の方々、リーダー・サブリーダー様ありがとうございました。
また、何より、鍋や燃料など重い荷物を運んでくださった方々にも感謝です。
そして、会のみなさま、本当にお疲れ様でございました。
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