武川岳(個人山行)2020.8.22

今回も個人山行の様子をアップします。

 

埼玉県奥武蔵の武川岳(たけかわだけ) 標高1052m。

ところどころ急坂があるも全体的になだらかな登山道が続く山でした。

人気の高い山とは違い、派手さはないですが、

人であふれかえるということがなくて、

気分的にもゆったりと楽しめる良い山でしたよ!

 

まずは、飯能駅からバスに乗って1時間くらい、名郷バス停で下車。

バス停にあるトイレ脇で各自が準備体操。

売店の横を通り、登山道へと向かいます。

この階段が登山道入り口。

それなりの距離を空けて一列に進みます。

すぐのところにほおずきが。

再びアスファルトの道。

左手には鳥帽子型の送電鉄塔がそびえ立ちます。

第2の登山道入り口。

ここから山らしい道が始まります。

この先、杉林がずっと続きますので、

景色的にはやや単調かもしれません。

足元を見るとセミの抜け殻。

辺りはツクツクボウシの静かな方の鳴き声が響き渡っています。

再び車道に出て、ちょっと水飲み休憩。

この日もそれなりに暑いには違いないのですが、

早めの時間帯では陽が差すことがなかったので、

比較的快適な登山日和。

時より涼しい風に吹かれながらの心地よい上り坂です。

それにしても山が荒れているというか、

倒木もかなり目立ちます。

やや進むと岩がごつごつと現れ始めます。

なだらかな歩きやすい道だけよりも、

しっかりと足場を踏みしめるこういった道が登山っぽくて良いですよね。

多少、急坂になってきました。

木の根っこにも要注意。

足の踏み場を考えながら登ります。

身体からはじわじわと汗が噴き出してくる感じです。

登山道でよく見かけるのが、重ね石。

不思議と何かが宿っているようにも思えてしまいます。

なかなか登り甲斐のある道が続きます。

いっとき、林が途切れて空が開けた箇所。

ですが、眺望はあまり期待できなかったです。

平らな箇所で立ち休憩。

果物やお菓子を一口いただいたりしました。

林の中で気付きにくかったのですが、

いつの間にか陽射しが強くなってきていました。

緑みがかった大きな岩は石灰石でしょうか。

近くには石灰石の採掘場もあるのだとか。

尾根筋を歩くも、両側の杉が視界を遮ってしまいます。

天狗岩。

無難な女坂を進みます。

女坂とは言ってもそれなりの難所です。

目の前にゆっくりと動くヤスデがいました。

かわいいのですが毒があるそうなので、

手で触るのは遠慮しておきましょう。

朽ち果てた大幹が面白い姿で、存在感があります。

道幅が狭く、歩きにくい箇所も。

天狗岩頂上。

ここまでの区間がずっと天狗岩だったんですね。

度々の水分補給休憩で体力の消耗もリカバリー。

やっぱり休憩を取るのは、

楽しい登山には大事です。

ホトトギスもあちこちにぽつりぽつりと咲いています。

林の切れ間の草原に天然のオブジェ。

まさに自然の美術館です。

鹿の角を連想させる放射状の枯れ枝が

ちょっとオシャレな空間を作っていましたよ。

網のフェンスは鹿の侵入を防ぐためのもの。

こうしないと植林の樹皮が食害に遭うのを阻止できないのでしょうね。

広葉樹もちらほら現れてきました。

なだらかで柔らかい道は何も考えずに進めて、

とっても歩きやすいです。

前武川岳。

ここから頂上まではもう少しです。

刺されなければ全然大丈夫ですが、

夏の山にはそれなりにコバエや羽虫、

クモがそこそこいるものです。

この辺りは、少し下ってまた昇るって感じです。

左側の斜面が開けていましたが、

良い視界は望めません。

武川岳頂上に到着。

やはり見晴らしは期待できませんでしたが、

陽射しもなく涼しくお昼が迎えられました。

頂上標識の前で記念撮影。

頂上でお昼を食べて、下山に入ります。

ブナの林には小さな栗のイガがいっぱい落ちていました。

イガイガがシリコンブラシのように柔らかくて、

手に取っても痛くはありません。

急な下り坂。

どうしても難所は人と人の間隔が詰まってしまいますね。

ストックを使って慎重に歩を進めます。

彼岸花のようなオレンジ色の花が咲いていました。

妻坂峠の分岐点。

ぽつんとお地蔵さんがひとつ。

ここからは沢に沿って降りて行きます。

落石や土砂崩れの痕で、道路の状態がたいへんなことに。

そして、ここでは路肩が陥没していました。

当然、柵があるわけでもないので危険です。

それにしてもこの近辺の道路、

いつ崩れてもおかしくないようなヒビが

いたる所のアスファルトに入っています。

すぐに復旧というわけにもいかないのでしょけど、

このままですと恐ろしいです。

上から滑り落ちて、この場で止まったであろう巨岩。

隣の細木はあわやの命拾いです。

渓流では根っこの下が無残にもえぐられています。

うって変わって、こちらは湧水が飲めるところ。

3本のパイプから冷水が流れ出ています。

みんなでペットボトルに詰めたり、飲んでみたり。

頭に掛けると冷たくて、”気持ちいぃ~っ!”

真似をして頭を洗ってみる。

ひえ~っ!! なかなかの爽快感。

もはや大騒ぎです。

火照ったカラダに冷水が瞬時に沁みてきますね♪

ここまで降りてきたら、あとはもう少しなので、

お嬢たちも笑顔でピース。

もう車道を下るだけのようです。

ところが土壇場でびっくりする現場に到着。

なんと、道路が寸断されているではありませんか!

 

かなりの雨量だったのでしょう。恐ろしい光景です。

やむを得ず落下した道路(橋)を迂回して、ロープを辿ります。

落下橋脇の壁には小さい花が逞しく咲いていました。

垂直の壁のコケに根を張るという離れ業のような姿です。

渓流沿いからは大小さまざまな滝が望めます。

道端には山アジサイが群生。

8月末ですが、まだまだ真っ盛りのようです。

少し降りると大鳩園キャンプ場が。

多くの人々が避暑を楽しんでいましたよ。

ようやく終点、名護バス停に到着。

早々に売店で涼を求めたことは言うまでもありません。

壮大な眺望や派手に起伏の富んだ山ではありませんでしたが、

お天気にも恵まれ、楽しい登山となりました。

今回も無事下山できて本当に良かったです。

みなさま、ご苦労様でございました。


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