東篭の登山 2022.7.9

今回の峠山の会・定例山行は東篭の登山(ひがしかごのとやま)。

群馬県吾妻郡妻恋村と長野県東御市との間に位置する篭の登山には、東と西の2峰、それとと水の塔山があります。ハイキングコースとして人気のあるのが東西のうち東篭の登山のほう。こちらの山頂は開けていて、360度の眺望が楽しめるほか、低山・高山の植物が混ざり咲くような光景が見られます。ぐんま百名山、信州百名山にもなっていて、その標高は、東篭の登山が2,227m 西篭の登山が2,212m、水の塔山が2202mです。

K北さんが送っていただいたお写真とコメントでご紹介させていただきます。

 

まずは、出発前のようす。

鶴瀬駅西口に5時55分に集合。

このように、いつもの「みよし観光バス」を貸し切って出かけます。

バスの下のところにリュックを収納してから、

小荷物だけ持って好きな座席に陣取ります。

あれやこれやと雑談しながら、ワクワクな旅のはじまりです。

途中パーキングアリア2か所でトイレ休憩を挟みつつも

3時間ほどで高峰温泉・登山口に到着。

すぐに持ち物を確認し、準備体操に入ります。

水の塔山・東篭の塔(登)山 登山口。

ごつごつした岩場は足元に注意が必要ですが、

頭上をさえぎる木々がないので、開放的な気分で歩がどんどん進みます。

岩登りの様子がよくわかりますね。

ストックをしまってから、両手両足を使って勢いで登る感じ。

スイスイ進む人もいれば、慎重に行く人も。

いずれにせよ、なかなか登り甲斐があります。

水の塔山を過ぎてもゴロゴロ岩の道が続きます。

空と山の境も眺めながら、向こうへ向こうへと進みます。

東篭の登山 山頂に到着しました。

全員でで記念撮影。

みなさん、登りきった達成感からの笑顔ですね。

登山口から、東篭の登山山頂まで

とにかく、大きな岩が多かったです。

登るのもたいへんだったでしょうね。

ただ、少し曇りで、木陰に入ると涼しくて

体感温度はちょうど良かったです。

一般的(国土地理院の表記)には「登山」ですが、

現地の標識は「塔山」なんですね。

山頂からの景色。

残念なことに、あたりには雲がかかり見通しはあまり良くなかったです。

それはそれで幻想的な風景が良いですよ。

山頂でお昼休憩。

シートが敷けないところでは、

ちょうど良い岩の椅子をみつけて食事を楽しみます。

お昼をすませ、今度は下山。

 

雲上の丘。

雲の上というか、真っただ中という感じ。

雲が晴れれば、先ほど登ってきた東篭の登山や黒斑山が望める場所らしいです。

石の方位盤。

眼下には池の平湿原。

湿原を1周する木道と、右側には鏡池も見えます。

池の平駐車場まで降りてきました。

見晴岳にコマクサの群生地がありました。

「高山植物の女王」とも呼ばれ、

ピンクの花がかわいいケシ科の花、コマクサ(駒草)ですが、

一見弱そうな風貌とは真逆で

実は厳しい環境にも耐える強靭な植物なのだそうです。

地下深くまで根を伸ばし、乾燥や寒さをかなり凌ぐことができるといいます。

 

他にも今回は、高山植物含めてたくさんのお花に出会えましたよ。

ハクサンシャクナゲはもう花のピークを越えたのでしょうか。

若干花が残っている感じに見えます。

ハクサンチドリ(白山千鳥)はラン科の高山植物で、

花の付き方が鳥が群れて飛ぶ姿に似ていることから付けられた名前。

カラマツソウ(唐松草)。

その名の通り花の形がカラマツの葉に似ていることから名付けられました。

新芽は食べられるそうです。

ギンリョウソウ(銀竜草)。

葉緑体がないので、こんなに白いワケです。

またこの山でも、神秘的な姿を見られたのですね。

園芸種として育てるのは難しい植物なので、

ある意味、山中でないと出会えない貴重なものです♪

コチラはS谷さんが撮られたお写真。

倒木の枝が縦に伸びて木になっているもの。

倒れても根が生きていたようです。

生命力の強さを感じました。

そして、地蔵峠・湯の丸高原ホテルに到着して下山完了。

正味5時間ほどの素晴らしい山行でした。

今回の登山も何事もなく無事で終わって一安心。

みなさま、リーダー、サブリーダー様もお疲れさまでございました。

篭の登山 報告書

 

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