11月の峠山の会、定例山行は群馬県の「荒船山」に行く予定でしたが、
残念なことに台風19号の影響で通行が困難になったということ。
そこで急遽、個人山行として
埼玉県の「伊豆が岳」に行き先を変えることとなりました。
当日の矢先に目的地が変更になったにもかかわらず、
計17名の方が参加。いつもの通りの楽しい山行でしたよ!
ちなみに伊豆が岳(いずがたけ)は、
飯能市にある奥武蔵を代表する、標高850.9mの低山。
晴れた日には伊豆半島まで見えるという話もあるのだとか。(実際にはさすがに肉眼では見えないようですが。)
さて、今回は電車を乗り継ぎ、西武秩父線の正丸駅に到着。
お天気も良く、ひんやりとはしていても爽快な気分でこの日を迎えられました。
駅前広場の脇にある急な石段を下り、
沢を脇にして細い車道を進みます。
赤みを帯びたキレイめな岩が目立ちますよね。
そんな岩が重なり合い、小さい滝がいくつも続いています。
途中に、拳大くらいもありそうな
マムシ草の立派な実がこちらも赤々となっていました。
馬頭尊の祠(ほこら)と巨岩のある小丸峠分岐。
ここからが登山道になります。
小丸峠分岐前の空き地にて準備体操。
はぁ~い みなさん、上半身を後ろに反って~!
と、いう感じでいつもとはちょっと違った内容の体操でした。
車道の脇にはお茶の花と、季節はずれのツツジが咲いていました。
一列になって、さあ、いよいよ入山です。
針葉樹の森の中、渓谷脇の小道を進みます。
足元には、ゴツゴツした石が。
転ばないように 一歩一歩しっかりと踏みしめて足を進めます。
各所に倒木が道や渓谷を塞ぐように横たわっています。
強い雨の日には、雨水が濁流となって、大きな岩も随分と流されたことでしょう。
今年の台風の激しさをこれでもかと物語っているかのような山の荒れようです。
(このような荒れ具合が気になる伊豆が岳ですが、つい先ごろの台風の影響ではなく、それ以前からこういう荒々しい風景の山だったようです。2012年には女坂で崩落があり通行止めのため迂回路が作られたそうです。悪天候の山って怖いですね。汗!)
ここにも道を塞ぐ倒木が。
頭上に注意ってくらいの高さではありません。
しゃがみ込み、「よいしょ!」と、くぐって。
山肌の土が流され、木の根っこが地表に現れています。
大きな岩もあちこちにいっぱい。
30分くらい歩くと、ひと休憩。
涼しいので、そんなに喉は渇きませんが、水分補給は大事です。
陽が遮られた針葉樹林を過ぎ、
尾根筋に出ると、木漏れ日が差し込み良いお天気なのがわかります。
ここにも大きく土をえぐられた根っこが。
地上の枝や幹はまっすぐに伸びる反面、
地下の根はクネクネうねるようにしっかりと土を掴みながら伸びてるんですね。
逞しいものです。
岩山もあり、起伏に富んだ登り甲斐のある山道です。
こういう箇所ではストックは要りませんね。
空が開けて、見晴らしスポットに。
隣の山がくっきりと見えます。
紅葉はまだ少し先のようですが。
またまた休憩。
男坂は落石しやすく、ちょっとたいへんらしいので、
女坂から登ります。
伊豆が岳の頂上に到着。
木の一部が紅葉をし始めていました。
頂上で紅葉をバックに記念撮影。
頂上は何組もの登山客で賑わっていました。
頂上から少し戻って、男坂下の分岐先の五輪山に向います。
五輪山。こちらでゆっくりと昼食。
陽が当たらないので座っているとちょっと寒かったかもです。
やっぱりこの季節はホッカイロが必要かなと思ってしまいました。
食事後は下山。
正丸峠には休憩処があります。
かつては江戸と秩父を結ぶルートとして栄えていたそうです。
今度は手すりの付いた急階段を降りて行きます。
再び、針葉樹林の中へ。
沢に架かる橋が左下斜めに傾いています。
足を滑らせないように注意して!
2本丸太の橋も。
手すりもなく両足に頼るだけの無防備さがちょっと怖いですが、
勢いを付けてテンポよく渡ったほうがよいかもしれません。
それでもバランスを取りながら慎重に渡りました。
山の神様をおまつりする「お申講(おさるこう)」。
ご神木の巨大杉。
4人でやっと周りを囲めました!
そんなこんなで、とにかくなんとか無事、下山。
そして一同、休憩処で手作りのお饅頭をいただきました。
最後の最後、道端に蛇の死体が。可哀想に、車に轢かれたみたいです。生きていたら、逆になかなか見られないので、珍しいものを見たと思って撮ってしまいました。
こんな感じで、今回もお天気に恵まれた素晴らしい登山でした。
みなさま、お疲れさまでございました!!
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