今月の「峠山の会」定例山行は、
山梨県の三窪高原(みくぼこうげん)です。
三窪高原は、関東の富士百景にも選ばれた素晴らしい眺望の高原。
レンゲツツジの名所でもあり、
富士山や南アルプス、奥秩父、甲斐の山並みが
大パノラマとして一望できます。
今回は、みよし観光バスを利用して、21名での参加となりました。
ハンゼノ頭からは山ツツジ越しに富士山が見られます。
今回は、登山学習として、
怪我をした際の応急処置の仕方、
「止血法」を参加者全員で学びました。
マジックを傷口、絵の具を出血に見立て、
実際の怪我のように
洗浄、止血、傷口の保護までを
手順を踏んで体験しました。
その手順のなかでも特に面倒なのが、血を止める作業。
というのも、傷口を指圧で押さえたまま5分間、
じっと待たなくてはならないからです。
殊のほか長く感じられる5分という時間を
実際に計って経験することも意外と大事なんですね。
もし5分待たずに止血作業を途中でやめてしまうと、
せっかく止まりかけていたことが台無しになってしまうワケですから。
練習とは言えども、自ずと真剣になってしまいます。
バンドエイドを貼り、傷口を保護。
さらに三角巾を裂いて、包帯の代わりとします。
このように会員のみなさんが交代で止血法を練習。
普段はできないことですので、
なかなかためになる学習会となりましたよ。
学習会のあとは、ハンゼノ頭でゆっくりと昼食。
しゃぼん玉。
レンゲツツジの開花時期はまもなく終盤のようでしたが、
まだまだいっぱい咲いていました!
開けた道の下りがこの日の最大の難所。
見晴らしの良い坂道を降りて行きます。
茶色い蝶(サトキマダラヒカゲ)が林の中を乱舞していました。
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駐車場のところにキレイな薄緑色をした蛾がいました。
この蝶のように上品な昆虫は、
「オオミズアオ」という名前らしいです。
幼虫はモミジやブナなどの葉を食べて育つのだとか。
広く日本国内に分布する品種らしいのですが、
あまり目にすることがないのでアップしておきました。
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梅雨入り後だというのに快晴のお天気。
今回も素晴らしい山行だったことは言うまでもありません。
参考;
「富士の国やまなし 観光ネット」から参照
三窪高原:
秩父多摩甲斐国立公園の入口である柳沢峠。この峠の西方一帯が三窪高原です。季節の花々が高原に咲き揃うさまは、まさに「お花畑」。特に6月初旬ころから咲き始めるレンゲツツジの群落(約30haに10万株群生)は、高原一帯を赤く染め上げるほど。小高い地点からは富士山や南アルプスが望め、360度の大パノラマが展開されます。よく整備された登山道で、家族連れなどでも気軽にハイキングが楽しめます。