浦山ダムとしだれ桜を訪ねる(歴史と緑の散歩道)2023.4.2

今回は山行ではなく、番外編でウォーキングの様子をご紹介。

「歴史と緑の散歩道」シリーズの第15回ということで、

《浦山ダムとしだれ桜を訪ねる》という企画に参加。

「峠山の会」会員6名と元会員、友人の計9名で、

埼玉県秩父市にある浦山ダムと、清雲寺のしだれ桜を見学する散歩コースを巡りました。

まずは秩父鉄道の浦山口駅で下車。

無人駅の前には桜が満開です。

坂を降りて100mくらい行くと不動尊・不動名水。

有料(200円)の水汲み場がありました。

逆方向に折り返し、橋立鍾乳洞方面に歩きます。

すぐに橋立鍾乳洞に到着。

秩父観音札所として34ヶ所のお寺(~寺、~院、~堂と付いている場所)が選ばれているのですが、

そのうちの28番目にあたるのが石龍山橋立堂(せきりゅうざん はしだてどう)。

さらにその敷地内にあるのが橋立鍾乳洞。

橋立鍾乳洞は、石灰岩の採掘場として有名な武甲山のふもとにあり、

石灰石でできた小山、石龍山の中にできた小さな鍾乳洞です。

埼玉県の天然記念物になっています。

橋立鍾乳洞の入り口。

こちらで入場料200円を払い、荷物を預けて奥の階段を降りて行きます。

入ってすぐの岩の上には、小銭を抱えた「小さな大仏様」が鎮座。

屋外の階段を降りたところに鍾乳洞の入り口。

一旦 下に降りてから、上に登って行く感じの通路。

通路幅は狭いし、天井も低い箇所があるので、

閉所が苦手な人には辛いかもしれませんが、

冒険気分が味わえてワクワクしますね。

時には急な階段やはしごも登ります。

場所によっては四つん這いになって進みましたよ。

頭をぶつけないように要注意です。

中にはお地蔵様が居たり、

よくわかりませんでしたが「弘報大師の後ろ姿」という立札がありました。

素通りしてしまいましたが、他に「下り竜の頭」、「仁王様の足」という箇所もあったみたいです。

鍾乳洞を出た後は、石龍山橋立堂にお参り。

堂のすぐ裏は絶壁となっていて

その崖下にはニット帽を被ったお地蔵さまがいましたよ。

絶壁の前にはムラサキハナナの群生が辺りを青紫に染めていました。

ムラサキハナナ(紫花菜)は別名 オオアラセイトウ、ショカツサイ(諸葛菜)とも言うアブラナ科の一年草。

生命力が旺盛な帰化植物ですが、「紫色の菜の花」と言われるように若芽は食べられるそうです。

隣接するカフェやそば処の前にはしだれ桜。

道端に白いスミレを発見。紫色じゃないのもあるんですね。

一般道をくねくねと30分ほど歩くと、浦山ダムが近づいてきました。

ちなみに浦山口駅のホームからもダムの堰は見えます。

春のこの時期はどこを振り向いても何かしらの花が咲いている感じで

いたる所がにぎやかです。

通り過ぎる民家にもコブシや桜などたくさんの花木が植えられています。

コチラはチューリップと枝垂れた花桃。

それなりに見ごたえがありますね。

ダム手前の高台にも桜の花が満開。

陽も差してきてまさに絶好の行楽日和。

そよ風がスゥ~っとなびくごとに

花びらがひらひらと宙を舞って、それはそれは綺麗です。

堰の真下には川津桜が一足早く花の終わりを迎えていました。

ダムの上まではエレベーターで上がります。

脇に階段もあるのですが、相当たいへんな気がします。

途中まで階段を上って、早々に引き返す人々を見ました。

ダムの上からは「秩父さくら湖」の北側が一望できます。

湖は南北に長く伸びていて南端までは見えないくらいの大きさです。

ダムの下側には秩父の街並みが遠く見下ろせます。

ダムの施設、うららぴあ内にあるさくら食堂の看板メニューは「ダムカレー」。

ご飯をコンクリートの壁、カレーを水にみなした盛り付けらしいです。

一方、ダムラーメンの存在がちょっと謎でした。

日本初‼ とまで謳っていましたが、

ラーメンのどのあたりがダムなんだろうって? (-_-;)

再びエレベーターを降りて15分くらい歩くと、

秩父札所29番の長泉院に到着。

門のところのしだれ桜は花終わりでしたが、

奥の方に目を向けるとピンクの塊が目に飛び込んできました。

一面に咲き誇る色鮮やかなミツバツツジです。

桜のように花が咲いた後に葉が出るので、

花の時は枝いっぱいに花が付きます。

青いベンチとの対比が面白いなと思った写真。

本堂前のしだれ桜。

バラのように幾重にも重なる花びらが

なかなか豪華に見えます。

桜の儚いようなイメージは微塵もなく、

とても魅力的です。

こちらにもミツバツツジ。

小さい蜂たちも蜜を求めて忙しそうに飛び回っていました。

石の庭、枯山水の溝には桜の花びらが溜まり、

この時期ならではの独特な光景が見られましたよ。

さらに歩を進めると青雲寺。

こちらは樹齢の長いしだれ桜があることで有名なお寺。

お堂の高さを優に越えるようなしだれ桜の大木がそびえ立っています。

樹齢600年のしだれ桜の古木は早咲きのため、花後になっていました。残念。

それにしても600年前ということは、室町時代ですね。

過去数百年にもわたり毎年、大勢の人々がこの桜花を愛でたのでしょうね。

いにしえの時を思うと想像を絶してしまいそうになります。

(ちなみに1,400年代初頭といえばフランス百年戦争、ジャンヌダルクがいた時代でしょうか。ともかく植物の寿命はミラクルすぎますね。)

青雲寺を過ぎて少し歩くと千手観音堂。

天井には千手観音信願相撲の絵が描かれています。

千手観音信願相撲とは、毎年8月16日に行われる願掛けの相撲で、始めに勝った者が次に負けるという勝負なしの取り組みということ。

小さなお堂ですが、歴史を感じさせられます。

秩父市ホームページ 千手観音心願相撲

今回のウォーキングは、武州中川駅で終了。

のんびりゆっくりと歩くことができて

楽しく有意義なものとなりました。

埼玉プラチナ乗車券の利用で電車代もお得に節約。

良いことずくめの充実した1日でした。

みなさま、お疲れさまでございました。

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初日の出 2022.1.1

今回も番外編。

「峠山の会」の会員6名と非会員1名で、

地元 荒川の土手へ初日の出を拝みに行ってきました。

 

朝の6時に中央図書館前に集合。

この時間はまだ辺りが真っ暗。

初日の出を見に行くのですから当然といえば当然ですが。

自転車を停めて、ここから徒歩約50分。

ゆっくり歩き始めて、初日の出に向けてのウォーキングのスタートです。

東の空はうっすらと朝焼けが始まっていました。

大地と大空の間にはオレンジのライン。

グラデーションがかったその上は、

まだ青い夜空で、

鉄塔からすぐの場所には

細い三日月がくっきりと浮かんでいました。

これはこれで、キレイな光景です。

途中何事もなく車道をひたすら歩き、

荒川の土手に到着。

こちらはサイクリングロードにもなっているちょっとした高台で、

見晴らしが良いところです。

もう空が白み、明るくなってきていますが、

まだ日の出前です。

土手には多くの見物人が集まっていました。

 

この日も相当 気温が低いようですが、

ここまで歩いてきたことで、

身体はぽかぽかに温まっていました。

貼るカイロ、いらなかったかも。

周りの車で来たのであろう人たちは寒そうにしていましたが。

土手の上で待つこと数分、

いよいよ初日の出が現れました。

最初は徐々に。上り出すと一気に辺りが明るくなります。

はい、ご霊光。ありがたいお日様です。

今年も良いことがありますように!

今日、元旦は良いお天気になりそうです。

 

土手の反対側には富士山が大きく見えます。

雲に隠れることもなく、くっきりとです。

初日の出を拝んだ後は、早々に帰途。

進行方向に大きく雪を抱いた白富士が鎮座。

富士山が大きくて、ものすごく近くに感じられました。

まるで、静岡や山梨にでもいるような錯覚が。

そして、市役所の横、文化の杜公園まで戻ってきました。

こちらのベンチでウォーキングのねぎらいと暖を取ります。

皆さんが持ち寄られた熱燗とおつまみを堪能。

これが一番の楽しみですよね。

ポットから注がれたお酒、熱々で喉にじわーっと染み入りました。

歩いた後だからお腹にもちょうど良いタイミング。

手料理おつまみもとっても美味しかったです。

このような感じで、地元の初日の出ウォーキング。

元旦ならではのお散歩でしたが、

大成功に終わりました。

是非、来年もチャレンジしたいところです。

 

今回は、紙コップやら割りばしまでご用意いただいて深く感謝です。

みなさま、楽しいひととき、本当にありがとうございました。

 

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ウォーキング 2021.11.24

峠山の会のみなさんは、

月2回 第2・第4水曜日に

仲間を募って富士見市付近でウォーキングをされているようです。

 

今回も12名の参加で、

富士見市と三芳町界隈を14,000歩も歩いていらしたということです。

おひとりではなかなかこんなに多くは、それも楽しくは歩けないということで、

和気あいあいとっても良いウォーキングだったもようです。

そのご様子、お写真を送っていただいたので、

どんな感じだったのかご紹介したいと思います。

 

集合場所は鶴瀬駅西口の藤棚のところ。

最初の通過点は、むさし野緑地公園。

つるせ台小学校わきの道路。

花壇にかわいい白い柵が。

手作りなのでしょうか、何だか暖かい気分になりますね。

浅間神社。

住宅街の中に突然ぽつんとありました。

川越街道

享和の庚申塔(こうしんとう)

※ 庚申塔は、庚申塚(こうしんづか)ともいい、中国より伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石碑、石塔のこと。

藤久保東遺跡(看板)

東乗院跡(標柱)

広源寺

木宮稲荷神社

鎌倉街道

分かりますか?

奥に雪を抱いた富士山が見えます。

江川プロムナード 市民の庭園

江川親水公園でお茶タイム。

親水公園では、一面に咲いた「ひめつるそば」に感動!

終点は鶴瀬駅東口。こちらで解散。

 

以上がウォーキングのご様子。

見どころ満載の充実したものでしたね。

それにしてもよく歩かれたことです。

お天気も良くて最高の気分だったことでしょう。

みなさま、お疲れさまでございました。

 

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