鼻曲山 2019.10.5

埼玉県富士見市にある登山を楽しむ集まり「峠山の会」。

今月の「峠山の会」定例山行は、上信越の鼻曲山(はなまがりやま)。

鼻曲山は、群馬県と長野県にまたがる山で、軽井沢の近くにあります。

その様が仰向けの顔に似ていて、また特徴的に鼻が曲がった姿に見えることから、鼻曲山というようです。

 

今回もいつもご愛用の「みよし観光」の貸切バスを利用。

そして軽井沢スノーパークに到着。

冬にはスキー場になる所です。

ゲレンデ下のこちらで準備体操。

空気が澄んでいて気持ちが良いです。

用意ができたら、いよいよ登り始めです。

開放的なゲレンデを少しジグザグに進んで行きます。

ゲレンデの奥、ススキの向こう側には浅間山の雄大な山容がくっきりと。

軽井沢だけあって、空気がひんやりとしていて心地よい、

秋晴れのとっても良いお天気です。

上に行くにしたがって草の丈が伸びていて、

アザミの棘に注意しながらの歩行となりました。

眼下のゲレンデを登ってきたところ。

散りかけもありましたが、それでも多くの花が咲いていましたよ。

いたる所にぽつりぽつりとキノコの姿も。

ゲレンデを上がりきった場所で集合写真。

背後には、黒っぽくそびえ立つ浅間山。

一際存在感があります。

この場所の標高は1,400m。

周りの景色もよく見渡せて最高です。

ここからが登山道となります。

防虫スプレーや携帯用蚊取り線香を用意する方も。

比較的歩きやすい道をゆっくりと進んで行きます。

上を見上げると樹の高いところでは、すでに紅葉の兆しが見受けられますね。

徐々にクマザサの背丈が高くなってきました。

笹の葉を掻き分けて進みます。

半袖だと肌が葉で摺れないように注意が必要です。

夏の名残か、小型の蝉の抜け殻が残っていました。

ツクツクボウシくらいの大きさでしょうか。

鳥たちがさえずり合う大自然の森の中を歩いていきますが、

実はこのあたり、熊も出没する地域のようです。

白樺の樹皮の剥がれ方が芸術的というか、

くるくるとロール状に剥がれていくんですね。

頭上には緑のステンドグラス。・・・ちょっと素敵な表現かなと(笑)。

急登ではロープにつかまって慎重に、慎重に!

突然のくぼみがあったりもしますし。

足元の葉にも紅葉の始まりが。

よく見るとあちこち赤く染まり始めていました。

倒木が直接道をふさぐ箇所もいくつかあるので、

声を掛け合って、注意を促します。

陽光に透かされて、とりわけ赤く見えた葉っぱ。

トリカブトの花。

頂上が2つあって、その最初の頂上、小天狗。

スペースは狭いのですが、見晴らしが良かったです。

リンドウ。

この葉は点々とまばらに赤くなっていくようです。

鼻曲山第2の頂上、大天狗。

大天狗でランチタイムとなりました。

スープ代わりにカップ麺を食べる方も多いです。

大天狗先端の見晴らし台。

若干、木々に遮られますが、見事な展望が楽しめます。

いくつかの樹に赤い実が。

山桜にもかわいらしく実が付いていました。

今回は、ホームページを見て峠山の会のことを知り、

初めて参加されたという方がいらして、

一同も感謝。喜んでお迎えしました。

会のことを気に入っていただけたら嬉しいかぎりです。

頂上でのシャボン玉。こころなしか年季が入っていますよね!

地図とコンパスの使い方を復習。(勉強熱心でいらっしゃる!!)

溢れんばかりに花弁を付けたリンドウ。

乙女コースで下山。

そのスタートは、ロープから。

背を谷側にして伝って降りるのがコツだとか。

日陰に生い茂る草むらの中から一転、

目の前に絶景が開けました。

脇の景色を楽しみながら降りて行きます。

林の中は落ち葉が積もった柔らかい道。

またしても倒木で進みにくそうですが、

そうでもなく、このあたりまで来るとやや単調な下り道が続きます。

見事に葉を広げた立派なシダ。

行く先々に多く見られます。

森林浴と天然のマイナスイオンを感じながら、

呼吸を整え、なだらかな山道をゆったりと進みます。

いよいよ登山道の終着点です。

ここでひと安心、みんな無事に下山できました。

こんな感じで今回の山行も有意義に終えることができました。

みなさま、本当にお疲れさまでございました。


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追記;

帰途、トイレ休憩で立ち寄った「白糸の滝」。

観光客で賑わっていましたよ。

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