美の山 2025.11.15

今月の「峠山の会」定例山行は、美の山(みのやま)。

美の山は、埼玉県秩父市と皆野町にまたがる標高581.5mの低山です。

頂上は「県立 美の山公園」として整備されていて、

4月には桜、5月にはヤマツツジ、7月にはアジサイが斜面一帯を彩ります。

他にも四季折々の花が咲き誇る花の名所としても有名。

今回は11月ということで、キレイな紅葉が見られればと思っています。

会員以外の方々を募集して、この日は「公開ハイク」となります。

総勢35名の大所帯として、にぎやかに登山を楽しみましたよ。

 

まずは、電車を乗り継いで、西武秩父鉄道・親鼻駅に到着。

駅と萬福寺の2手に分かれてトイレを済ませます。

各自が準備体操をしてから、山に向かって歩き始めます。

関東ふれあいの道・登山口から山道に入ります。

緩やかな登山道にはたくさんの栗イガが落ちていました。

巷では熊被害の話題が多く語られている昨今ですので、

ここにも熊が栗を食べに現れないかと、少し心配になりながら登ります。

頭上の葉はところどころ色付いていますが、

ものすごい紅葉とは言えない状況です。

今日は綺麗な紅葉をあまり期待できないのかと不安になります。

少し登って衣服調整。

寒いと思って随分と着込んで来ましたが、

意外と暖かいです。

登山人数を数えるカウンター。

登山道では他の登山者をほとんど見かけませんでした。

やっぱりみんな熊が怖くて、このところのお出かけを控えているのでしょうか?

陽射しがぽかぽかです。

本日は何とも快適な登山日和。

数日、寒い日が続いていたのにこれは超ラッキーです。

みなさんの日頃の行いに感謝といったところでしょうか。

半分枯れたような紅葉だと残念に思いながら、

辺りを眺めつつ進みます。

少し登っては小休憩。

登山慣れしていないゲストの方々もいらっしゃるので、

無理せずに休みを挟みます。

カマキリみたいな死骸が木にくっついていました。まだ新鮮な感じです。

時々、頭上にきれいな色付きがありました。

光に透けて黄色が鮮やかです。

落葉樹の林はカサカサの落ち葉でいっぱいです。

山桜の葉はほとんど落ちていたのですが、

こちらには赤く色付いた葉が残っていました。

石で作られた立派な階段が続きます。

逆光が紅葉に映えますね。

だんだんと秋真っただ中の風景になってきました。

みはらし園地に到着。

そして、思わずため息が出るくらいの真っ赤なカエデが目の前に。

色のグラデーションも見事です。

バンザイ!もしたくなりますよね。

木の下でみんな順番に写真を撮影。

良い時期に訪れました。素晴らしいです!

日向側から見ても完璧な色付き具合です。

みなさんからも笑顔がこぼれます。

少し先にはクサギの実。

ピンクの部分はガクで、黒い部分が果実。鳥が食べるとのこと。

花は甘い香りがして、実も花のように見た目が独特でかわいいのですが、

葉や枝は臭いそうですよ。

周りの雰囲気が変わり、針葉樹林を抜けて進みます。

蓑山(みのやま)神社に到着。

この辺りは春にはツツジが多く咲くそうです。

蓑山神社の狛犬は痩せたオオカミ。

かつてはオオカミが生息していたのかもしれませんね。

秩父三峰の山犬信仰の影響も受けているそうですよ。

蓑山神社を抜けると多少の急登になります。

階段の段差も結構ありますよ。

先に展望台が見えてきました。

展望台の向かいには榛名(はるな)神社。

安全祈願。

展望台(見晴らし台)からの眺望を楽しみます。

見晴らし台に向かう後ろの班の会員さんが小さく写っています。

つんつんして愛らしいアザミの花があちこちに咲いていました。

美味しそうに見えてしまうキノコ。

(おそらく食べてはいけないやつです。)

ツツジ園地に出ました。

木々が開けてくるとまもなく頂上です。

黄色に色付くカエデもあるんですね。

これはこれで綺麗です。

美の山 山頂に到着。

記念撮影。本当に良いお天気。

すぐ先の広場に降りてきて、ここで少し早めの昼食です。

今回は時間的にも余裕があったので、

ゆっくりと食事を楽しむことができました。

会からいただいたデザートの大福も美味しかったです。

お隣からはゼリーのおすそ分けも。感謝。

頂上広場のトイレの奥にも真っ赤なカエデ。

見応えのある大木でしたよ。

トイレの先にある小さな展望台。

インフォメーションセンター。

銅像の横にはギザギザのカエデも紅葉。

メインの展望台。

遠くの山並みも一望できます。

武甲山や秩父盆地も丸ごと見渡せます。

看板より転記;

” 秩父盆地・絶景ポイント(美の山公園)
武甲山や二子山は石灰石、両神山はチャート、ここ美の山は変成岩でできています。山中地溝帯と呼ばれる凹地形は長野県の佐久まで続いています。
盆地内の地層は、ここが海だった約1500万年前(新第三紀)に堆積したもの。周囲の山々にくらべて侵食されやすく、盆地ができました。
盆地の隆起にともない、川に沿って段丘ができました。 ”

シャボン玉。

写真を撮るのを忘れましたが、

ゲストの方々の自己紹介にもほっこりしましたよ。

お昼の後は下山です。

マムシグサの赤い実。

落ち葉が幾重にも積もっているので、足が滑りそうです。

石もゴロゴロしているので、足元には要注意。

途中には竹林も。

民家の脇に出てきました。

この辺りで、山道はほぼ終わりです。

秋の草木も実り、イチョウも黄金色の紅葉です。

黄葉(こちらも、こうようと読む)と言って区別するんですね。

(あまり知らない言葉でした。)

ふもとから日なたの山肌を見上げると、一様に紅葉しています。

これぞ、秋ならではの光景ですね。

その後、和銅遺跡(和銅採掘遺跡)に到着。

ここが「日本通貨発祥の地」ということで、

和同開珎(わどうかいちん)の巨大モニュメントがあります。

早速、全員で記念撮影。

穴からは一人覗いていますね。

もう少し上に引っ張ってあげたくなります(笑)。

それにしても今回の参加メンバーはいつもより多いですよね。

なかなか壮観です。

さらには、聖(ひじり)神社にも到着。

日本で初めて銅が発掘されたときにできた神社だそうです。

和銅元年は西暦708年ですが、本殿は江戸時代中期の建造。

ここでも順番にお参り。

最後は、和銅黒谷駅に着きました。

こちらで全員揃っての解散会です。

今回も無事終了することができてよかったです。

ゲストで参加してくださった方々、初参加の方、ありがとうございました。

リーダー、サブリーダーの方々もありがとうございました。

そしてみなさま、お疲れさまでございました。

今回の動画もとっても良い出来ですよ!

【美の山】歩きやすい雑木林の先に待つ鮮やかな紅葉と大展望

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こちらに会員の皆さんが撮られた写真をご紹介。

キレイな紅葉に大満足の山行でした!

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つっちーさんのブログもご覧ください!

つっちーの日々 今月の会山行はゲスト参加の公開ハイク

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過去に行った「美の山」の様子はこちら。↓

美の山(蓑山) 2023.4.9

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個人山行のページも作りました。

是非、ご覧ください!

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湯沢高原 2025.10.18

今月の「峠山の会」定例山行は、新潟県湯沢町にある湯沢高原。

湯沢高原には、ロープウェイでアクセスできる複数のコースが整備されており、

初心者から健脚者までトレッキングを楽しむことができます。

標高は約1000m。(大峰山は標高1172m)

 

最初の清津峡遊歩道は、コバルトブルーの水面と奇岩が続く清津川渓谷に沿って歩くルートで、

渓谷の景観を見ながら進む比較的平坦な道となっています。

清津川渓谷は日本三大峡谷のひとつともされているようです。

続く、森林浴が楽しめるブナ原生林とフィトンチッド広場は、新緑や紅葉が見事な場所。

そして、栄太郎峠から一楠場(いちなんば)コースは、登りが急になる主稜線部分で、

越後湯沢や魚沼平野の眺望が楽しめます。

 

10月はまだ紅葉には早そうなのですが、

渓谷と巨岩、ブナ林の美しさが見られるということで楽しみです。

八木沢コースでは、清津峡遊歩道、フィトンチッド広場、栄太郎登り口を経て、

栄太郎峠、アルプの里を通り、ロープウェイ山頂駅まで歩きます。

今回は大峰山方面は通らずに一楠場コースを選択。

 

歩行時間5時間くらいのAコースと、

栄太郎登り口で折り返す歩行時間4時間くらいのBコースに分かれての山行となります。

参考:越後湯沢 観光ナビ

 

まずは、電車または車で現地である越後湯沢駅に到着。

新幹線も停まる大きな駅です。

駅開業から100年が経つそうです。(開業の1925年は大正14年にあたり、その年の12月25日から昭和元年に切り替わります。)

長い歴史を感じますね。

駅前から路線バスに乗り、八木沢バス亭に向かいます。

八木沢バス停に到着。

道路脇には山ぶどうの実が綺麗に実っていました。

熊も好んで食べるという山ぶどうですが、

実付きはあまり良くないのかもしれません。

道に何か落ちている!と、思ったら、ヘビ。

車に轢かれたのでしょうか、

かわいそうに小さなヘビの死骸でした。

程なく、「トレッキング湯沢入口」の駐車場に到着。

各自で準備体操と、ストックなどの用意を行います。

ここには簡易トイレが1つありますが、山中にはトイレがないとのことです。

入口の看板がある脇から山道へと入って行きます。

班ごとに1列になって進みます。

緩やかな道ですが、

ところどころに沢があって、足元には水が流れたりしています。

ぬかるみもあって歩きにくい箇所も方々。

最近の「熊出没」ニュースの多さには、

皆さんもさすがに心配気味。

熊除けベルの音があちこちから響きます。

何かの幼虫が冬支度を始めたのでしょうか。

葉っぱが巻かれたものがいくつもありました。

葉巻虫(はまきむし)といわれる蛾の幼虫かもしれません。

少し進んだところで、衣服調整。

寒くも暑くもない程よい気温ですが、歩くと多少は身体が暖まってきます。

サラシナショウマのブラシみたいな花。

若芽を水でさらして山菜として食べたことからこの名前が付いたそうです。

木々の間からは山の景色が楽しめます。

秋でもまだ緑の濃い風景です。

たまに赤く色付いた葉が見られます。

所々では少しづつ紅葉が始まっているようですね。

痛みの激しい木橋。きしむ足場を恐る恐る渡りました。

赤く色付いてきたマムシグサの実。

渓流に枝垂れる枝先にも紅葉の始まり。

倒木のアーチをくぐった箇所。

秋はキノコもいっぱい。

浅瀬をなるべく靴が濡れないようにして渡ります。

流れる水はひんやりと冷たいです。

程よい箇所で小休憩。呼吸を整えます。

本流に合流手前の支流がいくつもあります。

沢渡りの飛び石がうまい具合に置かれているのですが、

それでもやっぱり慎重になってしまいます。

足元が滑りそうなので、足場を考えながらゆっくり渡ります。

来月くらいになれば、紅葉真っ盛りなのでしょうね。

ホコリタケ。

たたくと穴から粉のようなもの(胞子)が噴き出てきます。

面白いキノコもあるんですね。

岩が切り立って壁になっている箇所。

綺麗な赤いきのこもよく見かけました。

よく見ないと見落としてしまいそうなリンドウの花。

フィトンチッド広場。

フィトンチッドとは、木々が放出する芳香成分で、自己防衛のために発散する揮発性物質のこと。森林浴などで感じられる「森の香り」の正体であり、リラックス効果や免疫機能の向上など、心身に良い影響をもたらすことがわかっています。 「フィトン(phyton)」=植物、「チッド(cide)」=殺す、というロシア語が語源。

湿地や水場に生えるウワバミソウ(蟒蛇草)は茎の節が膨らんでむかごができ、

それが地面に落ちることで繁殖します。

葉はミズナという山菜で、

このむかごも食べることができ、それなりに美味しいのだとか。

栄太郎登り口に到着。

全員揃って集合写真。今回は21名が参加。

こちらで昼食。そして、ここで折り返すBコースとはお別れになります。

小さなカタツムリ。

久しぶりにカタツムリをじっくり見ましたが、

殻の柄が意外と綺麗なんですね。

食事の後は、急な登りが始まります。

シダの葉にもカタツムリがお眠りです。

そして次から次の沢渡り。

思わず手でバランスを取ってしまいますよね。

ブナの大木も多いです。

登りが続き、ヘトヘトになってきました。

立ち止まって一休み。

頭上には葉っぱのステンドグラス。

ブナの巨木「ブナ姫」と写真。

四方に伸びた枝がとっても立派なブナです。

この辺りでは、ミズナラとブナの両方が見られるようです。

ミズナラとブナは似た樹木ですが、違いが分かりやすいのは葉の形だそうです。

シンプルな舟形の葉がブナで、ギザギザな葉がミズナラ。

この2種は性質や寿命も違うようです。

高い湿度が好きで日陰でも育つのがブナ。日向を好み、幹に水分が多いのがミズナラ。

300年くらいの寿命なのがブナで、千年以上も生きるのがミズナラ。

ブナ姫くらいの大木は珍しいということなのでしょうか?よくわかりませんが。

まるで針葉樹のように真っ直ぐに伸びたブナが密生しています。

幹が多く生えすぎていて、

その向こう側が見えないくらいに幹でふさがれている感じ。

その様が圧巻です。

麗人の森。

ネーミングのセンスに少し納得します。

黄色く紅葉するとさらに綺麗な光景になることでしょうね。

栄太郎峠に到着。

視界が広がって、山々と街並みが見渡せます。

ここまでよく登って来ました。(がんばった!)

栄太郎峠入口に降りてきました。

この先は整備された下りの道が続きます。

藪の根元に鮮やかなリンドウの花を発見。

先ほど見た小さなリンドウとは背丈も色も別物。違う品種のようですね。

部分的に紅葉が見られました。

スキー場のリフト終点地。

良い景色が現れます。

舗装道をさらにさらに進みます。

なかなか長い道のりです。

ロープウェイの山頂駅に到着。

赤くなったコキアの花壇がお出迎え。

辺りは「アルプの里」といって、

ロックガーデンもあり、高山植物の宝庫として管理されています。

エーデルワイス、ニッコウキスゲ、オヤマリンドウ、ヤマトリカブトなど

季節によっていろいろな花が見られるそうですよ。

(春にはヒマラヤの青いケシも咲くそうです。)

ここまで来ればもう山行はおしまい。

この場所で解散式です。

脚が棒になりました。みなさん、よく歩きましたね。

山頂駅はテラスになっていてしばしの間くつろぎました。

足湯コーナーもありましたよ。

がしかし、風が強い!

というわけで、中のクモカフェ(雲の上のカフェ)でプリンを食べて一服。

越後おこめぷりんは濃厚でとろとろ、

どの辺がお米なのかわかりませんでしたが、ものすごく美味しかったですよ。

スイーツを食べるとほっとしますね。

その後、ロープウェイに乗って下山。

ロープウェイは、世界最大級166人乗りの大型のもので、

約7分の空中散歩が楽しめます。

まるで電車の1両がロープにぶらさがっているかのような雰囲気です。

無事、山麓駅に到着。

こんな感じで今回の山行は終了です。

なかなか歩き甲斐のある充実した1日でした。

 

リーダー、サブリーダー様、ありがとうございました。

そしてみなさま、お疲れさまでございました。

 

今回の動画も素晴らしいですよ!

【トレッキング湯沢Ⅰ】清津川の遊歩道と美しいブナ林の道

湯沢高原・大峰山 報告書

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筑波山 2025.9.20

今月の「峠山の会」定例山行は、茨城県にある筑波山(つくばさん)。

筑波山は、日本百名山の中で最も標高が低い山で、その標高は877m。

男体山(なんたいさん)標高871mと、女体山(にょたいさん)標高877mの二つの峰(みね)を持つ双耳峰(そうじほう)で、

「西の富士、東の筑波」とも称されるほど知名度の高い山です。

(双耳峰とは、頂上がほぼ同じ標高で、まるで動物の耳のように並んでいる2つのピークを持つ山のこと。)

また、筑波山は紫峰(しほう)とも呼ばれ、朝夕に山肌が紫がかることでも知られています。

ケーブルカーやロープウェイを利用して山頂まで気軽に登ることも可能なので、

展望台や茶屋の立ち並ぶ頂上は、休日ともなれば多くのハイキング客で賑わっています。

奇岩が多くあったり、花の咲く植物も豊富、ガマガエルがキャラクターだったりして見どころもいっぱい。

筑波山は、低山ながらも自然や歴史、文化の要素が凝縮された魅力的な山となっています。

 

今回も「みよし観光」の貸切りバスで現地に到着しました。

つつじが丘駐車場でトイレを済ませ、まずは準備体操。

目の前の高台には、巨大なガマガエルが鎮座しています。

準備を終えたら、さっそく歩き始めます。

すぐに登山口があり、ここから入山します。

埼玉は雨だったのに、茨城では曇りとのこと。幸運です!

多少涼しい気温で、快適な登山のスタートができました。

まずは女体山を目指します。

秋咲きの小さい花々が所々に見られます。

センニチソウ。

薬草としても使われたというゲンノショウコ。

登り始めてすぐに巨大ガマの脇を通過。

近くにはカエルの置物も飾ってありました。

最初は緩やかだと思って余裕たっぷりの登りでしたが、

陽も差してきて、汗が少し噴き出してきました。

キハギ(木萩)のつぼみ。

アザミ。

マツバトウダイはもう紅葉が始まっているようです。

丸い実は猿が食べるというサルナシでしょうか?

開けた台地には見晴らしの良い東屋が。

この辺りで衣服調整。

見降ろすと遠くに霞ヶ浦も見えます。

さらに平坦な道を進みます。

原っぱには、穂が広がる前のススキ(はだすすき)の群生。

ヨツバヒヨドリのつぼみ。

坂が急になってきました。

列の先が詰まり気味ですかね。

25人も続くとそれなりに長い行列になってしまいます。

木の根っこやごつごつした岩を上手にこなしていきます。

地面が少し濡れているので、靴が滑らないように注意です。

東屋が見えてきました。

トリカブトも青紫の花を咲かせています。

ツリフネソウ。

弁慶茶屋跡(BENKEI HUT 弁慶小屋)でひと休み。

ミズヒキはまだつぼみの状態。開花すると紅白の花びらが開きます。

弁慶七戻り(べんけいななもどり)の石門。

頭上の岩が今にも落ちそうなので、

恐れをなした弁慶が7回も戻ったとされる箇所。

反対側のほうが今にも落ちそうな感じに見ます。

この状態で止まっているのが本当に不思議な光景ですよね。

しめ縄の下での記念写真。

岩場で一斉に振り返り1枚。

巨岩の脇を進みます。

本ルートの脇道を数段上がると高天原(たかまがはら)。

高天原とは日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)をはじめ

多くの神々が坐す(おわす)「天上の世界」。

天照大神(太陽神であり、天皇の祖神)を祀る筑波山神社の摂社(本社と縁故の深い神を祀る小さなお社)である稲村神社があります。

稲村神社で安全祈願。

もとの道に戻って進みます。

母の胎内くぐり。

洞窟内の岩を通り抜けることで、

罪穢(つみけがれ)の無い清い心身に立ち返ることができるそうですよ。

陰陽石(いんようせき)。

陰と陽、相反する二つの巨大な岩が寄り添うようにそびえ立っています。

国割石(くにわりいし)。

神々がこの石の上に線を引き、それぞれの行くべき地方を割り振ったとされています。

出船入船(でふねいりふね)。

まるで出てゆく船と入ってくる船がすれ違うように見えることから、

船の守護神である船玉神(ふなだまのかみ)を祀っているそうです。

裏面大黒(りめんだいこく)。

大黒様が大きな袋を背負っている後姿に見えるらしいのですが、

よく見てもピンときませんでした。

北斗岩(ほくといわ)。

天空に輝く北斗七星のように、決して動かないことを意味しているそうです。

北斗岩の隙間をひとりひとり通り抜けます。

この瞬間に地震が起きたらと思うと怖いですよね。

そんな不吉なことはないと思いますが、

もし地震が来たら、↓ なすすべもありませんよね。

翌日の日曜が快晴(行楽日和)予報ということもあって、

曇りのこの日は登山客が少なめのようです。(たぶん)

しかしながら、それでも幅の狭い登山道は渋滞です。

ゆっくり進む我々の列を何組もの人々が追い抜いて行きました。

屏風岩(びょうぶいわ)。

写真ではわかりにくいですが、左手に見える壁のような岩が屏風岩。

右手は安座常(あざとこ)神社で、

こちらでは素箋鳴尊(すさのおのみこと)を祀っているそうです。

そして大仏岩。

木々に隠れてよく見えませんでした。↓

タマアジサイが一輪、色付いていました。

山間部では夏から秋にかけて咲く、アジサイの仲間だそうです。

この写真、ものすごい崖に見えますが、実はそうでもありません。

でも、カモシカの群れがスイスイと

絶壁を登って行くようなシーンを連想しますよね。

(実際のカモシカは群れないそうですが。)

木立の上にまた霞ヶ浦が見えています。

オヤマボクチのつぼみ。

オヤマボクチは、葉の裏にある綿毛が火口(ほくち)として火打石で火を起こす際に使われていたのだとか。

また、その根は食用になり、別名ヤマゴボウとも言われるそう。

岩だらけでたいへんな道のりでしたが、なんとか女体山に到着です。

頂上の標識周りはとても狭くて、

写真撮りが順番待ちになっていました。

撮り終えたら速やかに移動です。

足場も悪く平坦ではないところなので、ただ並ぶだけでも一苦労でした。

すぐ奥は女体山頂上の先端部分。

崖下を見るとなかなか怖いです。

足が滑ったら一巻の終わりなので、ゾクゾクしました。

だけれど、空は青白くくすんでいるものの、かなりの絶景です。

女体山の山頂にあるのは筑波山神社で、

筑波女大神(イザナミノミコト)を祀っています。

窓口では御朱印もいただけます(有料)。

何人かが大喜びで入手されていましたよ。

初穂料500円を納めさせていただくことで、

御朱印に日付を入れて渡してくれます。

ガマ石。

筑波山名物「ガマの油」を考案した永井兵助が、

口上の文句を考えた場所ということです。

せきれい茶屋の前にはせきれい岩。

この岩の上に鶺鴒(せきれい)という鳥が止まり、

イザナギノミコトとイザナミノミコトに夫婦の道を教えたとされています。

茶屋ではカエルの置物も販売。

そして筑波山頂上に到着。

開けた空間には数件の食べ物屋や展望台があります。

奥に小高く見えるのは、男体山。

頂上の標識前で記念撮影。

ここには木彫りのカエル。杉が使われています。

お次は、希望者のみで男体山に向かいます。

ここからの往復で30分くらいです。

オオアマドコロの鈴なりの実。

紫の花は、コバギボウシ。

ほどなくして、男体山頂上。

祠の前でも写真。

男体山頂上には気象観測所もあります。

もともとは気象庁の施設でしたが、

廃止後は筑波大学の施設として継続利用されているそうです。

でも一見、廃墟のように見えました。

筑波山山頂に戻り、昼食です。

この建物はケーブルカーの山頂駅。

右手に見えるのは先ほど通過した女体山。

反対側、展望台の右後ろに見えるのは男体山。

 

展望台棟には生きたガマガエルが飼われていました。

2匹が仲良くどんぶりに入っているのが微笑ましいです。

ガマガエルはニホンヒキガエルのこと。

かつてあった「ガマの油売り」の口上では、

「鏡の前におくとタラリタラリと油を流す」として、

採取した油が鎮痛や止血作用があるとされていました。

その効用はかなりいかがわしい感じがしますよね。

(落語や伝統芸能としての口上は面白いと思うのですが。)

展望台棟の3階を出ると屋外展望スペース。

2階はレストランになっていました。

お腹も満足した後は下山です。

エイリアンの指がいっぱい引っ付いたみたいな杉の幹。

ウロ(樹洞)が貫通して向こう側が見える杉。

これでも生きているという逞しさに感激ですね。

岩場を下るには強い脚力が必要です。

長い下りだと、だんだんと膝がガクガクしてきます。

気が緩むと滑りやすくなるので、足元に注意しながら慎重に。

 

この日、誰かが言っていた声が印象に残ります。

「大概の事故は下りで起こるんだよ。」

って、もしかして名言ではないですか!うんうんと頷いてしまいました。

男女川(みなのがわ)の水源地が近くにあるそうです。

「男女」と書いて「みなの」と読むんですね。

杉の巨木が点在していて、神聖な森といった雰囲気が漂っています。

男女(みなの)小屋(MINANO HUT)でひと休み。

すぐ前をケーブルカーが通ります。

ここでなんと、ぽつりと雨がぱらついてきました。

念のために雨合羽を着用です。

カッパを着ると、たちどころに蒸し暑くなってきますね。

不快指数が上がるというものです。(汗)

ですが、ここまで来たらもうすぐ終点。

あと一息です。

雨はしばらくぱらついただけで、本降りになることなく止んでしまいました。

本当にラッキーです。

 

そして一行は、バスが待つ駐車場に到着。

こんな感じで本日の山行は無事終了です。

 

リーダー、サブリーダー様お疲れさまでした。

そしてみなさま、お疲れ様でございました。

有意義な登山ができてたいへんよかったです!!

**********

YouTubeの動画も良い出来栄えですよ。是非、ご覧ください!

【筑波山】奇岩めぐりと絶景の百名山

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追記;

会員の方が撮られた写真をこちらでご紹介します。

弁慶七戻りの石門を元気に通過するところ。

そして裏側。

まるで合成写真のように見えますが、加工などありません。

女体山の頂上にて 標識をひとり占め。いえーぃ!

そしてこちらも、てっぺんを見事に制覇!

珍しい巨大2本杉と共に記念撮影。

大きな人形が宇宙から降ってきて、

頭から地面に突き刺さっているかのようです。

こんなイメージ↓

ビッグなカエルの親子。

鳥居の奥に祀られているということは、

これは神様っていうことなのでしょうか?

そんなにありがたみを感じられないのですが。

こんな感じでみなさん、それぞれ楽しまれたようです。

筑波山 報告書

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☆ 公開ハイクのおしらせ ☆

2025年11月15日(土) 「美の山」

登山にご興味のある方、お試しで私たちと一緒に登ってみませんか?

峠山の会メールアドレス fujimishitougeyama@gmail.com から

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平標山・仙の倉山 2025.6.21~22

  • (※今回のブログはT瀬さんに書いていただきました。)

6月は2回目の「峠山の会」定例山行がありました。

というのは、昨今の真夏はとても暑いので、みんな結構バテてしまいます。

そういうわけで、7月と8月には定例山行をお休みして

その代わりに、5月と6月は2回ずつ定例山行を行うということが決まっていました。

そして今月2回目の定例山行は、1泊2日のお泊り山行となります。

行先は、平標山(たいらっぴょうやま)仙ノ倉山(せんのくらやま)です

脚力・体力・好みに合わせてコースを選び、行きたい方は平標山頂上から尾根沿いに仙ノ倉山を目指します。

グループ分けは

  • 平標山をゆっくり時間をかけて上がるグループ
  • 途中で立ち止まって植物や花を見て写真を撮ったりするグループ
  • 仙の倉山まで行けるように速いペースで登るグループ

の3つのコースに分け、無理のないように計画。

新幹線とバスで平標山へ来た方は
最寄り駅⇒大宮駅⇒(新幹線)⇒越後湯沢駅⇒(路線バス)⇒元橋できました。

元橋は宿泊先の最寄りのバス停ですので、直接山に登る人は元橋登山口です。

ちなみに以下に平標山についてのAIの説明を載せておきます。

*********

平標山はどんな山?
平標山(たいらっぴょうやま)は、新潟県南魚沼郡湯沢町と群馬県利根郡みなかみ町の県境に位置する標高1,984mの山で、三国山脈・谷川連峰の西端にあたります。

名前の由来は?
「平標山」の「標」は、分岐点や分かりにくい場所に立てる目標の柱を意味し、山頂が広く平らなことも名前の由来となっています。

平標山の特徴は?
①花の百名山
平標山は「花の百名山」に選ばれており、初夏から盛夏にかけてハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、シラネアオイ、キンコウカなど多彩な高山植物が咲き誇る「天空の花の楽園」として知られています。
②登山のしやすさ
2,000m近い高山でありながら、登山道がよく整備されており、比較的容易に高山の雰囲気を味わえるため、初心者にも人気があります。
③いくつかの登山ルート
主要な登山口は新潟県側の湯沢町からのルート(松手山コース、平元新道)が最も利用者が多く、他にも南北東西の4方向から登頂可能です。

*********

(以上のような説明が瞬時に表示されて、AIってさすがにスゴイですよね。)

AIの説明はもっと沢山ありますがこれぐらいにして・・

登り始めると、この季節はお馴染みの、山ツツジタニウツギがお出迎えしてくれていました。

色鮮やかで華々しい光景が良いですよね。

これからのルートにワクワクしてきます!

松手山コースから進むと、

階段もあり、岩のゴロゴロもありの急登が結構続きます。

4から5合目付近の様子です。

鳥やセミの声がにぎやかな中、

息を切らしながらも楽しく登って行きます。

森林を抜けました。

松手山に向かって、鉄塔を過ぎて登って行く途中の風景です。

みなさん、良い笑顔。表情に余裕がありますね。

景色がいい所で後続を振り返ると、こちらでも皆さんいい笑顔でした。

少し霞んでいるのでしょうか、

それでも山々を見渡しながら歩くのは気分も上がりますね。

壮大な景色をバックにシャッターチャンス。

こちらもなかなかの眺めの良い箇所です。

この日は他のハイヤーも多かったそうですね。

道幅の細い登山道なので気を付けて進みます。

まだまだ登りは続きますよ。

先に松手山が見えてきました。

松手山まであと少しの所。

松手山 標高1614mに到着しました。その時の様子。

青い空に白い雲。快晴で気持ち良い!

ちょい休憩の後、平標山へ向かいます。

笹の茂った稜線を進みます。

7合目まできました。

森林限界を超えると高山植物もいろいろ咲いています。

8・9合目付近です。頂上まであと少しです。

元気に階段を踏みしめて進みます。

平標山 頂上 標高1983.8mに到着。

周りは白く霞んで景色は見られませんが、

ここまで来た達成感で嬉しさいっぱい。

頂上でお昼休憩です。

各々ランチタイムを楽しんだ後は、

希望者のみ仙ノ倉山を目指します。

仙ノ倉山もAIに聞いてみました。様子だけみたい方は適度に読み飛ばしてください。

*********

仙ノ倉山はどんな山?
仙ノ倉山(せんのくらやま)は、群馬県と新潟県の県境、谷川連峰の最高峰(標高2,026m)に位置する山です。

名前の由来と歴史
山名の「仙」は滝、「倉」は岩峰を意味し、滝の多い岩峰に由来しますが、実際の山容は穏やかで優しい雰囲気です。

特徴
①谷川連峰の最高峰
仙ノ倉山は谷川連峰の中で最も高い山で、標高2,026mを誇ります。
②なだらかな山容と絶景の稜線・花の名山
山頂付近や平標山との間はなだらかで開放的な稜線が続き、6月から7月にかけては高山植物が咲き乱れる花畑と広大な笹原が広がります。ハクサンイチゲやハクサンコザクラ、ミヤマキンバイなど多くの高山植物が咲いて稜線歩きが楽しい山としても有名です。
③登山ルート
代表的なルートは新潟県側の平標登山口から平標山を経由するコースで、稜線歩きを楽しみながら仙ノ倉山に至ります。日帰りも可能ですが、健脚向きで、山小屋泊を交えた1泊2日コースも人気です。
④展望の良さ
山頂からは谷川連峰や上越国境の山々、天気が良ければ遠方まで見渡せる大パノラマが広がります。

*********

平標山頂上から仙ノ倉山へ向かう途中は、あたり一面高山植物が咲くお花畑が広がっています。

ここまで来ないと見られない光景に感激ですね。

ハクサンイチゲ

ミヤマキンポウゲ

ハクサンコザクラに蝶が止まってます。白い花はチングルマ。

白と紫の花々が群生している様は圧巻です。

仙ノ倉山に行くにしたがってガスが出てきました。

道を遮るような靄、先が見渡せませんね。

高山ならではの幻想的な光景です。

無事に仙ノ倉山に到着。

仙ノ倉山 頂上 標高2026.2m

山頂でメンバーの写真を撮りましたが、

なんとうっかり保存を忘れてました・・(゚∀゚ ;)。

えっ!それは残念でしたね。

景色はまったく見えません。運が悪いというか、こういう時もあります。

今度は、来た道を戻ります。降りる方向も全く見えません。

そして平標山を下山します。

来たコースではなく平標山ノ家方面に向かいます

平標山ノ家が見えて来ました。

平標山ノ家に到着です。

トイレを済まし、売店で何かを買っています。

さて、出発です。振り返ると平標山が見えます。もうお別れです。

めずらしく長距離の山行になりましたが、無事に宿泊先まで到着しました。

1泊なので、お楽しみもあります。

食卓を囲んでのひととき、山の話にも花が咲きますね。

こんな感じで有意義な一泊山行。

今回も無事に終わることができてよかったです。

リーダー、サブリーダーさま、ありがとうございました。

そしてみなさま、お疲れさまでした。

動画のほうも素晴らしいです。

【平標山】一面に広がる色彩の世界と稜線の絶景

山わんこさんのブログにも詳しく書かれています!
山わんこ ボクの足あと 平標山・仙ノ倉山の高山植物

平標山・仙の倉山 報告書

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☆ 公開ハイクのおしらせ ☆

2025年11月15日(土) 「美の山」

登山にご興味のある方、お試しで私たちと一緒に登ってみませんか?

峠山の会メールアドレス fujimishitougeyama@gmail.com から

「公開ハイク」でお申し込みください。ご連絡をお待ちしております。

**********

※「峠山の会」では常時、会員を募集しています。

埼玉県富士見市界隈にお住まいの方で登山に興味のある方、

私たちと一緒に登山を楽しみませんか?

是非とも、ご参加をお待ちしています。

「参加希望」などと件名を付けてお問い合わせください!!

お問い合わせはコチラから → お問い合わせ

ただし、会員になられるには月1回の定例会にお越しいただいて、

会費をお支払いいただくことが必要です。

詳しくは、こちらのページをご覧ください。 → 会員募集案内

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入笠山 2025.6.7

今月の「峠山の会」定例山行は、

長野県富士見町にある入笠山(にゅうかさやま)。

入笠山は「花の宝庫」と呼ばれる山で、約150種類にも及ぶ多種多様な山野草が折り重なって咲く花の楽園。

ゴンドラで標高1780mまで一気に駆け上がったところのゴンドラ山頂駅付近には「入笠すずらん山野草公園」があって、6月上旬にはドイツすずらんの群生が見られます。

続く入笠湿原では木道が整備されていて、そこには四季折々の花々が満喫できる開放的な光景が広がります。

また、入笠山頂上からは、富士山をはじめ南・中央・北アルプスまでをぐるっと見渡す360度の大パノラマを心ゆくまで楽しむことができるそうです。

お天気にも恵まれた行楽日和、どのような山行になりますでしょうか、ワクワクします。

 

まずは、富士見パノラマリゾートのゴンドラ山麓駅に集合。

今回は、車組と電車組に分かれての現地到着です。

 

同時に集合するのがなかなか難しいのですが、なんとか無事全員が現地に合流。

ゴンドラ乗り場へと向かいます。

売店先の階段ではいろいろな花がお出迎え。

濃い赤が鮮やかなのは、紅卯木(べにうつぎ)の花。

そしてゴンドラに乗り込みます。

8人乗りですが、グループごとの搭乗(2名で1台とか)だったので、この場所に辿り着くまでにはものすごい列ができていました。外はすでに陽が照っていたので、列に並ぶのがしんどかったです。

乗り場に飾ってあったカエルの置物。

ちょっとお洒落な雰囲気を演出されて、気持ちが和みました。

ゴンドラは急な坂を一気に進みます。

背後には八ヶ岳が望めます。

ゴンドラ山頂駅に到着。

すぐ横が「入笠すずらん山野草公園」。

広場の先には八ヶ岳の雄姿。

そして足元にはドイツすずらんの群生が。

ちょうど開花の時期。

たくさんのドイツすずらんが咲いていて、

辺りには花のやさしい香りが漂っていましたよ!

その満開のすずらんをバックに1枚。

すずらんの花は小さいので、写真では一面緑に見えて花がよくわからないですね。

間近で見るとこんな感じ。清楚なイメージの花ですね。

フォトスポットでは八ヶ岳をバックに写真。

湿原のほうへ進みます。

ニホンジカの侵入を阻止するゲートを通過。

山野草は鹿たちのごちそうなんですかね、

食害をなくす管理が行き届いています。

入笠湿原に到着。

高低差のある開けた場所で、見た瞬間、息をのむ美しさに驚きます。

こちらには日本すずらんが群生しています。

先ほどのドイツすずらんより小ぶりで花数も少ない品種のようです。

開花も少し遅いですが、控えめな可憐さがあってなかなか良いです。

階段状の木道を花を観賞しながらゆっくりと降りて行きます。

湿原といっても水場はありません。

ツマトリソウ(褄取草)。

花びらのとんがりが鋭いのとやや丸みのあるものの個体差があるようです。

桜のように木を覆うように咲く白い花はエゾノコリンゴ(蝦夷小林檎)。

咲き始めのピンクから咲き進むと白くなるのは、ズミ(桷)。

クリンソウ(九輪草)も元気に咲いていました。

仏塔の屋根にある「九輪」に似ていることから付けられた名前なのだとか。

9つの花が輪のように咲く花だとばかり思っていましたが、そうではありませんでした。

この陽気で人出は半端ないくらいに多いですね。

木道も行き交う人々で混雑しています。

入笠湿原の立て看板より以下抜粋

” この入笠山一帯には数多くの湿原がありますが、南アルプスとしては珍しいものです。いずれも環境の変化により消滅しようとしています。地質は秩父古生層に属し植生学的には陸地化がすすんでいる湿原です。

2004年には長野県の自然環境保全地域に指定されました。この自然はすべての人々の宝です。みんな大切に保護しましょう。 ”

そうなんですか、湿原が陸地化しているんですね。

素晴らしい自然を残していきたいものです。

休憩処では食事もできるようです。

クリンソウがまとまって咲いていました。

よく見ると赤とピンクの2色があります。

またゲートを通って次の区画に入って行きます。

サクラソウ。

ツマトリソウとユキザサ。

ミヤマエンレイソウ。

シダの新芽。毛に覆われたゼンマイがぐーっと伸びきった感じ。

湿原を抜けると山道になってきました。

分岐点に到着。

岩場コースを進みます。

ごつごつした岩場では、先が詰まって立ち止まることもしばしば。

気温も高くなり、体力も消耗してきましたが、

頂上まではもう一息です。

そして入笠山 山頂に到着。

多くの人で賑わっています。

ここで、お待ちかねのお食事です。

周りは360度のパノラマ。たくさんの山並みが見渡せます。

「日本百名山」のうち22山を見ることができるそうですよ。

順番待ちの山頂看板を持って記念撮影。

休憩を早々に切り上げて今度は下山です。

帰りのバス時間を考えての移動。致し方ありません。

 

サルオガセ(猿麻薯)がいっぱい木に垂れ下がっていました。

サルオガセは地衣類で、露から水分を取り、自ら光合成をして生きています。

木に寄生して(栄養を取っている)いるわけではなく、

ただぶら下がっているだけらしいです。

ちなみに地衣類とは、菌類と藻類が共生関係を結んでできた複合体(生物)です。コケと似ていますが、コケは植物です。

生物(せいぶつ)ですって?なんとも不思議なものですね。

また休憩所。トイレもあります。

ホテイアツモリソウの奇抜な花。

表示のポスターからの抜粋

” 釜無ホテイアツモリソウ

長野県諏訪郡富士見町の西域、南アルプス山系釜無山や入笠山に自生し、紅い花を咲かせるラン科の多年草が「釜無ホテイアツモリソウ」と呼ばれています。
この紅紫色の派手な花は、愛好家の多いランの中でももっとも人気のある種で、野生での絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧IA類に区分されています。本州で生育が確認されている県は長野県、山梨県、福井県だけであり、長野県内では富士見町内だけ。県内唯一の鑑賞ポイントと言えます。 ”

珍しいものを見せていただいて感謝です。

それにしても独特なカタチの花ですね。

ゴンドラ駅に戻ってきました。

こちらで解散。一安心です。

山行後のお楽しみはルバーブのソフトクリーム。

ルバーブは、シベリア原産の野菜。食用大黄(しょくようだいおう)とも言い、葉軸(茎)の部分が食べられます。強い酸味と独特の香りが特徴で、西欧ではジャムやパイなどのデザートに広く使われているそうです。

酸っぱくて栄養のある野菜ということでみなさん興味津々。

普通に美味しいソフトクリームでしたよ。

ゴンドラ山麓駅の売店には生のルバーブが販売されていました。

以下は会員の皆さんが撮られたお写真。

八ヶ岳を背に元気な表情が良いですね。

鈴なりのすずらん、かわいいです。

雪の残った山並み。

忘れてならないのが富士山。残雪の筋が綺麗に見えます。

ホテイアツモリソウ。

初めて見るものがいろいろあって新鮮な体験でした。

食後に山頂標識の前で1枚。

こんな感じで今回の山行も無事終了。

ゴンドラチケット購入の特典として、野菜ジュースと山野草のプレゼントをいただいて帰りました。

リーダー、サブリーダーさま、ありがとうございました。

そしてみなさま、お疲れ様でございました。

 

つっちーさんのブログにも今回の山行のことが書かれています。

つっちーの日々 6/7 会山行「入笠山」

 

動画も楽しんでください!

【入笠山】360度の大パノラマと植物の宝庫

入笠山 報告書
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古賀志山 2025.4.26

今月の「峠山の会」定例山行は古賀志山(こがしやま)。

古賀志山は栃木県宇都宮市にある標高582.8mの山で、

日本百低山、栃木百名山、大谷七名山にも選定。

またすぐ隣には御岳山(標高546m)、赤岩岳(標高536m)があります。

低山としては北関東屈指の名山とも云われています。

 

今回我々はは3つのグループに分かれてのコースを選定しました。

A:赤川ダムからスタート。北コースで富士見峠、見晴らし台、古賀志山へと登り、南階段コースで下山する標準的な周回コース

A’:Aコースと同じルートで古賀志山の後に御岳山まで行くルートを足した少し難易度を高くしたコース

B:Aコースと同じルートの中から見晴らし台を除いてゆっくり進むコース

トランシーバー3台を駆使して連絡を取り合いながらの山行となります。

 

いつもの通り、「みよし観光」の25人乗り小型バスで現地に向かいます。

まずはスタート地点の宇都宮森林公園駐車場に到着。

こちらでトイレを済ませ、準備体操をしてから出発をします。

ダムの前で集合写真。

後方にはこれから登る古賀志山がそびえています。

写真を撮った後はダム脇の歩道を進みます。

しばやま橋のところで衣服調整。

ここから山道に入ります。

ノイバラ(野茨)やヤマブキ(山吹)が辺りに咲いています。

春の山は花々が多く、山道がにぎやかで良いですね。

杉林のなだらかな道を進みます。

左手には渓流の涼しげなせせらぎ。

渓流に架かる小橋を行き来。

アカヤシオ、ミツバツツジ、山ツツジが各所に咲いています。

快晴のお天気に感謝ですね。

森林内の気温はちょうどよい涼しさ。されど多少は汗ばんできます。

しばらく歩いては水分補給。

冷たいひとくちゼリーをいただき、エネルギー補給もバッチリでした。

ベンチのあるあたりでも小休憩。

時間差で分かれていた3グループが交互に合流。

地面には、散った山桜の乾いた花びらが一面に。

頭上の木はすでに葉桜でした。

矢印がないと道なりに真っすぐ進んでしまいそうな箇所。

この手作り標識、大事ですね。

巨岩が見えてきました。

足元にもごつごつした岩場が現れてきます。

「とっても立派な岩!」と左手を見上げているところ。

巨岩の大きさは人の大きさと比べるとよくわかりますね。

岩場の急坂を登ると富士見峠に到着。

看板の下に「山の会」と書けば、「富士見 峠山の会」になるねと

微笑ましい会話も交わされていました。

峠の先には木の根っこが張り巡らされた登り。

隅には巻き道もあるのですが、あえて根っこの合間を縫って進んでみました。

体力に余裕があるときは遊んでみたくなるものですよね。

チゴユリ(稚児百合)には1センチくらいの小さな花。

小さなピークを越えるとまた急坂。

分岐点に到着。

ここから左手の見晴らし台(東稜見晴)へと向かいます。

分岐点の両側にはツツジ。

花に囲まれて写真を1枚。

5分程度で見晴らし台に到着。

先端に突き出した岩の上からは、眼下に街並みが見渡せます。

ふたたび分岐に戻り、今度は反対側に少し登ると

そこはすぐ古賀志山の頂上です。

A’グループはこちらに荷物を置いて御岳山に向かっているようでした。

Aグループはテーブルを囲んでランチの始まりです。

しばらくしてBグループとも合流。

すぐ近くの赤岩山にはパラグライダー出発場があるようです。

空を見上げると2つのパラグライダーが

気持ちよさそうに空中の散歩を楽しんでいました。

A’グループが御岳山から戻って来て全員が再集合。

頂上標識を取り囲んで記念撮影です。

A’グループはこれからお食事ですね。

電波塔が山頂のランドマークとなっています。

今度は下山。御岳山方面の分岐へ向かいます。

分岐からは階段の続く南登山道へ進みます。

長く続く下り階段では膝がガクガクしてきます。

休みながらマイペースで行きましょう。

クサボケの花。

クサボケは、地を這うように枝を伸ばすのが特徴の植物。

熟した果実は薬用酒として、疲労回復に利用されていたとのことです。

道路に巨大ペイントの描かれたの分岐点に到着。

この周辺には国際大会の開催ができる自転車ロードレースのコースが設けられています。

日本国内では最高峰の「ジャパンカップ・サイクルロードレース」が毎年10月に行われているそうですよ。

登山道の脇には整地して新たなコースが作られているようでした。

森林公園内でもツツジが満開。

花のアーチを抜けると展望台。

新緑が勢いよく生い茂ってダムは隠れてしまっています。

芝生の広場に降りてくれば、もう山道は終了。

左上の枝下にちょこんと見えるのが古賀志山 山頂、

そしてダムも一緒に入れて1枚。ツツジと八重桜のコラボもよい感じです。

ダム湖面にもぼんやり映り込む古賀志山・御岳山の山頂。

駐車場隣の八重桜は満開でした。

そしてサプライズ。

今回のリーダーさん、ハッピーバースデー!

**********

A’グループのみなさんの写真もこちらでご紹介。

見晴らし台での撮影。

御岳山へ向かう途中の鎖場。

危険なルートにもかかわらず、ふんばられたご様子です。

登るときよりも降りるときのほうがたいへんですよね。

みなさん無事で何よりでした。

景色が最高ですね。

それにしても、きれいな花々に包まれた素晴らしい山でしたね。

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こんな感じで今回の山行は終了。

お天気にも恵まれ、有意義な登山ができてよかったです。

この度は初参加の方がいらして、なかなか健闘されていらっしゃいました。

今後とも是非ご一緒したいです!

 

リーダー、サブリーダー様お疲れさまでした。

そしてみなさま、お疲れ様でございました。

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バスでの帰途、車窓には2重のレインボーが現れました。

そして走行中に遭遇したまさかの激しい雨。

しかしながら鶴瀬に到着時にはほぼ止んでいたという幸運。

当然ながら、その後の打ち上げも大いに盛り上がりましたよ!

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そして、つっちーさんのブログにも今回のようすが書かれていますよ。

つっちーの日々 4/26 4月会山行 宇都宮の古賀志山

ダブル・レインボーも素敵です。

 

さらには、今回の動画も素晴らしいです!

鎖場の面白さと烈しさや御岳山からの風景がよくわかります。

【古賀志山】コースが豊富で岩場も楽しい日本百低山

 

古賀志山 報告書

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子の権現 2025.3.8

今月の「峠山の会」定例山行は、埼玉県飯能市にある子の権現(標高640m)。

その地名は子の山(ねのやま)とも言います。

子ノ権現(ねのごんげん)は、高麗川と名栗川の分水尾根上にある山寺のことで、

正式名称は大鱗山雲洞院天龍寺(だいりんざんうんどういんてんりゅうじ)。

千年以上の歴史を誇る天台宗のお寺だそうです。

天長9年(832年)子の年、子の月、子の日、子の刻に生まれた「子の聖大権現」が祀られているのだとか。

ちなみに権現とは、菩薩さまがが人々を救うため、仮の姿をとって現れること。

境内、本坊の脇には大きなわらじ(世界最大、2tの鉄わらじ)と、2足の大きな下駄が置かれています。

この寺では古くから足腰守護のご加護があるとされ、現在でも足腰の神様に健脚を祈願して登拝される方が多いそうですよ。

今回は、西吾野駅をスタートし、子の山に登り子の権現を参拝したあと、

吾野駅に降りるコースを行きます。

夕方からは雪予報ということで少し心配ですが、

早春の息吹を感じられる清々しい山行が期待できそうです。

 

まずは西武鉄道・西吾野駅に到着。

トイレと体操で準備を整えます。

最初は一般道を進んで行きます。

高麗川には白サギの姿。

橋を渡ったあたりから傾斜が始まります。

民家の脇には福寿草の黄色い花がほころび出していました。

急勾配の舗装道を歩きます。凍結防止剤が所々の道路わきに用意されていました。

細く流れる渓流沿いを進みます。

間伐された木がそのまま放置され、山が荒れたような光景になっています。

しばらく登ったので、こちらで衣服調整。

子の権現と表示された先から山道に入ります。

鳥居の見える分岐点。

熊注意の看板も。

場所によっては道幅が狭くなっています。

万両もあちこちに自生しています。

さくらんぼのように垂れた小さい実がかわいいですね。

森の妖精のようにひっそりと、小さな綿毛が木にひっ付いていました。

何処からやってきたのでしょうか、1粒の種としては意外と華やかですよね。

さすが春の息吹を感じさせる杉林、あたりには花粉が多く舞っているようです。

だんだんと鼻がむずむずして、目もかゆくなってきました。

昔の道しるべでしょうか、石に文字が刻まれています。

お寺までの距離を丁で現わしているようです。

峠ノ前分岐。

緩やかな登りが続きますが、ゆっくり進みましょう!

細い登山道脇の杉の大木、崖側の根本がえぐられていて実は危険という箇所。

倒木のアートもいろいろ。

水分補給で一息つきます。

段差にむき出しの根っこ。

ここにも鑑賞できそうな切り株。

ぐんぐん坂を登って行きます。

気合を入れて登っていますよ。

根っこが足に絡んでくるかのよう。

地面は冷え冷えのようです。霜柱が立っていました。

2本の大木の間に立ってもらいました。

木の太さがよくわかりますよね。

これくらいの大木も点在しています。

車道のところにに出ました。

ここまでくるともう少しですね。

アスファルト道の脇には雪が残っています。

少し歩くと右手に教育地蔵。

ここからまた山道に入ります。

この坂を登るとすぐ上に目的地らしい場所が見えてきます。

坂を登りきると一休さん(?)のお出迎え。

子の権現に到着です。

二本杉と記念撮影。

本坊・本堂に向かいます。

鳥居前に売店と休憩処。

観光みやげも販売していました。

門をくぐるとオレンジ色の仁王像

ツバキの向こうに山々が見渡せます。

境内にはピンクの梅の花。

わらじをバックに集合写真。

今回の参加者は22名。山道を1列で歩くと、結構な人数だなと思います。

巨大な紅白の鉄下駄。

手前のリュックと比べるとその大きさがわかります。

健脚祈願のお参りをして、ほっと一安心。

今度は一旦2本杉のところに戻って、反対側の小山、阿字山(あじやま)へ。

東屋のところでランチタイムです。

薄く陽の差すのどかな場所でお食事をすることができました。

遠足気分で広々と陣取れましたよ。

他の登山客は誰もいなくて穴場的な場所ですね。

阿字山(標高620m)の山頂はこんな感じ。

奥の一角からの見晴らしはなかなか良いです。

さっそく写真を撮って楽しそうなご様子です。

お一人は切り株の上に立ちおおはしゃぎ。その背後は絶壁ですからね。

ソロでご満悦な表情も良いですね。

食事後はまた二本杉のところに戻ってトイレをすませ、下山に入ります。

下り道には場にそぐわないような電柱・電線が続きます。

こんな山中に電柱ってなんだか不思議な気がします。

行きで通った車道に出たあと、今度は吾野駅方面の山道に入ります。

途中に祠。

石の階段はところどころ崩壊。

降魔橋に到着。

ここまで降りてくれば山道はほとんどおしまいです。

ここは、かつてこの山に住む悪鬼たちを、

子の権現が退治したとされる場所です。

鬼たちは悪事を続けるため子の権現の力を弱めようとして山に火を放ったが

逆に成敗され、そのあとは改心し子の権現の弟子となって仕えたのだとか。

子の権現は、鎮火で足腰を痛めた者たちの報いに

痛みを取り除いたということです。(なんだかそんな感じのようです。)

熊除けのベル。

最近のクマは冬眠をしないのでこの時期でも危険なのだとか。

そうなんですね。

思わず手に取ってしまった雪の塊。

雪を見て一喜するのは子供も大人も同じですね。

気持ちが大いに若いということなのかもしれません。

不動尊近くの小さな滝。

イトゴケがいっぱい。

ミツマタのつぼみ。

芳延観光公衆トイレでトイレ休憩。

手前には早咲きの梅の花。

辺りの木々はまだまだこれからが開花時期のようです。

このあたりにも福寿草。

高麗川を渡って吾野駅方面に進みます。

ここにも梅の大木が花の見頃。

杉の花粉のう。

もう花粉がいっぱいです‼

そしていよいよ吾野駅に到着。

一瞬、ちらりと雪が舞いましたが、やんでしまいました。

こちらでいったん解散。

こんな感じで今回の山行は終了。

無事下山できてよかったです。

リーダー、サブリーダー様お疲れさまでした。

そしてみなさま、お疲れ様でございました。

 

Makkiさんの動画も素晴らしいです!

【子ノ権現】足腰守護祈願へ 駅から駅のお手軽ハイキング

そしてつっちーさんのブログ
つっちーの日々 3/8 3月会山行「」
子ノ権現

子ノ権現 報告書

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☆ 公開ハイクのおしらせ ☆

2025年11月15日(土) 美の山

峠山の会メールアドレス fujimishitougeyama@gmail.com から

「公開ハイク」でお申し込みください。

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足和田山 2024.12.7

今月の「峠山の会」定例山行は、山梨県の足和田山。

足和田山(あしわだやま)は、富士河口湖町と鳴沢村とにまたがる標高1,354.9mの山で、
山梨百名山のひとつ。富士山を間近から眺められる素晴らしい眺望が人気のコースです。
足和田山の山頂は、富士五湖の中央に位置することから五湖台とも呼ばれ、山の各地点から湖が見られます。
また、その先の三湖台からは青木ヶ原の樹海も見渡せる展望デッキもあるようです。
この日はお天気も良さそうなので、素晴らしい景色が見られることに期待です!

 

まずは、いつもの「みよし観光」小型バスを利用して中央自動車道を走行中。

23名参加のバス山行、車中ではおしゃべりにも花が咲いているようです。

目的地に近づくと窓の外には富士山の雄姿が見え始めます。

外はすっきりと晴れた登山日和、幸先が良さそうです。

予定よりも早く、一本木駐車場に到着。

こちらで身支度を整えます。

ただ残念なことに冬場ということでこちらのトイレが使用不可。

仕方がありません。

気を取り直して準備体操。

今回もAコース(長距離)とBコース(短距離)に分かれての行動。

Aコースは、登山口の柵を抜けて、山登りのスタートです。

最初は若干急な坂ですが、その後はややゆるやかな登山道が続きます。

紅葉がほとんど終わった初冬の山の風景が辺りに広がります。

足元には幾重にも降り積もった落ち葉。

乾ききって茶色くなった葉っぱを、カサカサと踏みしめながら登って行きます。

少し進んで小休憩。

お天気は良いのですが、気温はそこそこ低いようです。

外気に当たった耳輪は痛みを感じるほどに冷たくなっています。

耳まですっぽり覆う帽子が必要でしたね。

ごつごつした岩も、いくつか現われましたが、

ゆっくりゆっくり進んでいるので、大丈夫。

おおむね歩きやすい道のりです。

かつての台風の爪あとでしょうか、

どっしりとした大木が根こそぎえぐられていました。

自然の成す驚異的な力には恐怖すら覚えますね。

勾配が急なところは、ルートがジグザグになって通る道ができています。

汗をそんなにもかかずに、心地よく登ることができています。

水分補給も少なめで済んでいるようです。

先頭のリーダーさんから最後尾へピース。

みなさんも余裕綽綽の表情ですね。

左手には富士山がそびえています。

難所が少なく安心の登山道、

景色も楽しみながら登って行きます。

小休憩時にはカットりんごが回ってきました。

美味しいエネルギー補給に感謝です。

右手に鉄剣を祀った祠が見えれば、

頂上はもうすぐのようです。

地面には霜柱が立っています。

先に進むごとに霜柱が大きくなってきているような。

そして、足和田山 頂上、五湖台に到着。

すすきの向こうに富士山。

展望台では、頂から裾野まで富士山を一望できます。

この写真ではわかりにくいですが、右手には湖が見えます。

絶景をバックに にこやかな姿。

展望台と富士山。この構図もなかなか良いですね。

木々の間からは西湖が見えます。

本日見た中で最長の霜柱を山頂で発見。

まるで糸の塊のようなきれいな氷。

これを見るとそりゃあ思わず、手に取ってしまいたくもなりますよね。

五湖台の標識を囲んで記念撮影。

富士山を背景にすると逆光になってしまいました。

というわけで逆方向からも。

次は三湖台方面に進みます。

V字になった道。

雨水等で作られた溝を雨溝(うこう)とかリルと呼び、

その溝がさらに広がると雨裂(うれつ)とかガリーとなるそうです。

東海自然歩道の左手には富士山、右手には西湖。

階段は歩きにくくなっているので、階段の脇を登って行きます。

そして三湖台に到着です。

Bコースの方々とも合流して全員で記念撮影。

展望デッキからは青木ヶ原の樹海がよく見えます。

三湖台にはテーブルやベンチがいくつもあるので、

こちらで楽しくランチ。

食事の後は下山です。

そして紅葉台展望レストハウス前で小休憩。

展望台は有料(300円)、トイレは協力金(200円)で利用。

レストハウスから見える富士山も良い眺めです。

雲の流れが早く、少しの間にもその姿が変わってしまいます。

あと一息、先に進みます。

紅葉台のあたりに到着。

まばらに残った紅葉が見られました。

通りすがりには木曽馬牧場。

お馬さんにごあいさつ。

頭をなでなでさせていただきました。

紅葉台ドライブインのある紅葉台駐車場に到着。

こちらで今山行は終了。

体力消耗が少なく、無理のない登山でした。

**********

こちらはBコースのみなさんのご様子。

紅葉台駐車場から三湖台までの往復コースですが、

時間的余裕を持って気軽にハイキングをされたようです。

体力的に無理をしないBコース。

人数は少なかったですが、充分に山を満喫されたようです。

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バスに乗り込んだ後は、道の駅なるさわに立ち寄りました。

併設されている富士山博物館・鉱石ミュージアム(入場無料)をさらっと見学。

道の駅でお買い物をされる方もいて、今日も楽しい山行となりました。

無事に下山できてよかったです。

リーダー、サブリーダー様、ありがとうございました。

そしてみなさま、お疲れ様でございました。

 

makkiさんの動画は必見です。

【足和田山】ダイナミックな富士山と青木ヶ原樹海を望むコース

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追記;

鶴瀬に帰ってからは居酒屋ビッグで打ち上げ。

お疲れさま会でも大いに盛り上がりましたよ!

足和田山 報告書

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本仁田山 2024.11.17

今月の「峠山の会」定例山行 Aコースは、本仁田山(ほにたやま)。

散策のBコースと2つのグループに分けて行いました。

本仁田山は、東京都奥多摩町に位置する標高1224mの山で、

最寄駅からのアクセスが良いことから登山客も多く、奥多摩にある山々の中でも特に人気が高いそうです。

鷹ノ巣山の稲村岩尾根、六ツ石山の水根ルートと共に、本仁田山の大休場尾根は「奥多摩三大急登」と呼ばれ、

そのこう配が一番きついことで知られています。(平均勾配が35%と他を圧倒)

今回は鳩ノ巣駅からスタート、瘤高山(標高1097m)を縦走して本仁田山へ登り、奥多摩駅に到着する周回ルートを選びました。

まずは電車を乗り継ぎ、JR青梅線・鳩ノ巣駅に到着。

駅前で準備体操をした後、班ごとに歩き始めます。

民家の脇の舗装道を進みます。

こちらから山道になります。

しょっぱなから急な登りが現れます。

すぐのところで衣服調節をして、着衣を整えます。

付近には1本の赤く色付いた木がひと際目立っていました。

紅葉の時期に山に来たことを実感します。

1年の中で最も感動的な光景が見られる頃ですよね。この先も楽しみです。

急な細道をぐんぐんと登って行きます。

お天気にも恵まれ、時折陽が差してきます。

11月なのに暑いくらいです。

木の根っこが重なり合う小石混じりの地面を慎重に進みます。

真っ直ぐ伸びた針葉樹の密林が続きます。

大根ノ山ノ神(おおねのやまのかみ)にて小休憩。

もうすでに汗ばんできました。

のども乾いてくるので、水分補給をします。

ここでもまばらに黄色い紅葉が。

マムシグサの実。きれいに粒が整ったのもあれば、こんなふうに不揃いの実もあるわけですね。

ツルリンドウの赤い実。

ツルリンドウはリンドウに似た花を付けるつる性の植物で、

花言葉は赤い実も含めて「情愛」だそうです。

赤い宝石とも言われるこの実の色、いつくしみを感じさせる赤色ですね。

登山道脇にはひっそりとリンドウのつぼみがありました。

これからまさに開こうとしているところですね。

上品な薄青紫色が心を惹きつけます。

ずーっと上り。まだまだひたすら登り続けます。

尾根筋の頭上にはグラデーションに色付いた紅葉。

地面の両側には黄金色した低木が草紅葉の原を成しています。

秋登山の醍醐味ともいえる光景ですよね。

陽光の差す葉が輝いて見え、とてもきれいです!

黄色い低木の上に、舞い散ったモミジの赤い葉の織り成す色の調和も素敵です。

青空に紅葉のコントラストがまた良いです。

こちらでは一輪のリンドウが開花していました。

なかなか見られないその姿に思わず感激です。

登山道を振り返ると素晴らしい景色が広がっていました。

左側には紅葉の木々、奥には山々の稜線。

そして、瘤高山(こぶたかやま)に到着。

こちらは本仁田山方面と川苔山方面の分岐点になります。

ここまで登り切った充足感を味わっている瞬間です。

広くはない頂上ですが、しばしの休憩。

背中も汗びっしょりな状態でした。

顔の汗はぬぐえますが、背中までは拭けないのでその点は仕方ないですよね。

本仁田山へはもう一息です。

そしていよいよ本仁田山 山頂に到着。

Aコースは13名。山頂の表札を囲んで記念写真を撮ります。

ほぼ我々で貸切状態の山頂にてゆっくりとランチを楽しみます。

日なたはぽかぽか陽気です。

この日は登山客が少なく、実は穴場的なスポットなのかもしれませんね。

昼食後は下山開始。

ここからはひたすら大休場尾根(おおやすんばおね)の急坂を下ることになります。

平らな場所がほとんどない下り続きで、だんだんと足も疲れてきます。

転ばないよう足元に要注意です。

逆ルートだったら、もっとたいへんだったかもと思いながら下りました。

段差が大きい箇所は後ろ向きになってゆっくり行きましょう。

ふと見上げると紅葉真っ最中。

小休憩を挟みつつ、長い道のりを下り続けます。

登山道の終点です。この後は一般道。

ここまでくればもう安心です。

そして多摩川、氷川渓谷の橋を渡って、奥多摩駅に到着。

今回は初参加の方もいらっしゃいましたが、みな無事に下山できてよかったです。

リーダー、サブリーダー様お疲れさまでした。

そしてみなさま、お疲れ様でございました。

 

長い急坂が続いたので、身体はへとへとになりましたが、

達成感に満たされた充実の登山でした。

きれいな紅葉に包まれた幸せな1日となりましたよ♪

ただ、このあとの筋肉痛が心配なところです。

 

山わんこさんのブログでも登山のようすが伝わってきます。

山わんこ ボクの足あと 最後はヘトヘト😂本仁田山ashi

そして、Makkiさんの動画も相変わらず素晴らしいですよ!!

【本仁田山】駅から駅へ アクセス便利な急登の山 〜紅葉ハイク〜

**********

追記:

一方、散策を楽しまれたBコースのみなさんのご様子もこちらにアップ。

Bコースは、白丸駅から白丸湖畔遊歩道を経て白丸ダム魚道管理棟、鳩ノ巣渓谷を周られるお散歩でした。

お天気にも恵まれた上、無理なく歩けるルートですので、楽しい時を過ごされたようです。

スタート地点の白丸駅ですね。

白丸調整池ダムは、越流型直線重力式ダムで、その高さは約30m。

下流にある多摩川第三発電所に発電用水を送る際の水量を調節するため昭和38年に造られたものです。

白丸ダムにある魚道へ降りる螺旋階段。

段数の多さにびっくりですね。

魚道に到着。

魚道(ぎょどう)とは、ダムなどで堰き止められた川に魚が行き来できるようにと作られた水路。産卵のために川をさかのぼる魚のために考えられました。

この魚道は、平成13年にダム内に新設された国内最大級(長さ約330m、高低差約27m)のもので、

これまでにヤマメやアユの遡上が確認されているそうですよ。

この水路が、なだらかな段差を伴ってダムの上下につながっている訳です。

泳ぐ魚のほうも体力が必要でたいへんな気がしてしまいます。

その後、一同は東屋にて昼食。

鳩ノ巣渓谷。

まばらながらにも紅葉がきれいですね。

秋の渓谷、素晴らしい光景です!

良い風景をバックにみなさんもご満悦な表情。

鳩ノ巣渓谷遊歩道の頭上には多摩川にかかる鳩ノ巣小橋。

橋を渡って鳩ノ巣駅に向かいます。

こんな感じで充実したコースだったもようです。

お疲れ様でございました。

 

登山コースはきつそうなのでそこは無理でも、散策コースがあれば大丈夫という方の意見も取り入れた「峠山の会」の2コース制の提案。会員のみなさんからはなかなか好評のようです。

本仁田山 報告書

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日和田山・西部ブロック 鍋交流会 2024.11.10

今回は、埼玉県勤労者山岳連盟・西部ブロックの企画で参加した鍋交流の様子をご紹介します。

鍋交流は、西部ブロックに所属する7団体の山岳会が集まり、各会でそれぞれの鍋を作り共に食べながら交流を図るという目的で毎年行われています。この日は各会のメンバーが会ごとに決めた山(日和田山・釜戸山・高麗峠)に登り、その後「巾着田の河原」に集合して鍋交流を行いました。総勢約90人の登山愛好家が一同に集い、各会の簡単な紹介やゲームをして大いに楽しみました。

 

まずは電車を乗り継ぎ西武線・高麗駅に到着。

わが「峠山の会」は、登山組15名で日和田山を目指します。(鍋交流では他3名と合流。)

日和田山の登山口手前には、

1975年女性初のエベレスト登頂を果たした登山家・田部井淳子さんの碑。

偉業の基礎となったのが、ここ日和田山の登山訓練だったということです。

朝から小雨がぱらついて 一時は不安がよぎりましたが、

曇り空の中 何とかスタートできました。

登山口の東屋脇にはトイレあり。

駅からここまでは20分くらいの距離ですが、もう身体がほてってきました。

衣服調整を行います。

登山口を入ると緩やかな登りの始まり。

歩き始めてすぐに現れる鳥居をくぐります。

男坂と女坂の分岐点。

今回は男坂のほうに進みます。

登山道脇にはヤブランが群生しています。

岩場が見え始め、険しい道のりになってきました。

ストックはむしろ不要で、岩場に手をつきながら登ることになります。

そういうわけで手袋は必須ですね。

結構な急登もありますが、

程よい足場間隔が確保できるので

ゆっくり進めば心配いりません。みなさん、大丈夫ですね。

岩だらけの崖っぷちもあって、なかなか登り甲斐があります。

急な坂も余裕しゃしゃくのメンバーさんたち。

木々を抜けると視界が開けてきました。

男坂と女坂の合流点、鳥居のところに到着です。

眼下に巾着田が見える絶景スポットになります。

それにしても良い眺めです。

鳥居の場所からさらに登ると頂上なので、

とりあえずはまたひたすらと先に進みます。

そしていよいよ頂上に到着です。

頂上からは、南東方向が開けていて市街地が一望できます。

遠くに高層ビル群も見えるので、おそらくは都心の新宿方面のようです。

頂上の標識前で記念撮影。

日和田山の標高は305m。いわゆる低山ですが、なかなかの岩山です。

鳥居のところに戻って、こちらでも写真を。

この時には周りにも登山仲間(?)が大勢集まっていました。

小さいお子さんやわんちゃんまでも登山を楽しむ山なんですね。

そして今度は女坂から下山します。

コウヤボウキのかわいい花。

遠目では地味に見えるキク科の小花ですが、近くでじっくり見ると何ともキュートな花びらです。

和歌山県・高野山では、その細い茎を使って箒を作ったため、

「コウヤボウキ」と名付けられたそうです。

真新しい手すりが設置された箇所。

確かに足場には要注意です。

季節はずれのツツジ。

狂い咲きの株がいくつか見られました。

山全体的では木々が青々していて紅葉はまだ時期尚早のようでしたが、

道端に小さく生えていた1本の木だけは、紅葉真っ最中。

そして下山が済んで、巾着田の河原に到着。

鍋メンバーとも合流を果たし、わくわくしながら鍋の準備を始めます。

我々が作るのは石狩鍋。

鮭まるごと1匹分を使いました。

酒粕や味噌、だし、野菜などを入れて煮立たせます。

各自が持ち寄った材料を合わせると鍋3個分の量に。

だしも効いてとっても美味しく仕上がりましたよ!

看板も力作!

薬味もトッピングして風味も抜群。身体もほんわり温まりました。

他の会を回っていろいろな鍋をいただきました。

豚汁、ちゃんこ鍋、もやし鍋、おしるこ、すいとん、こんにゃく田楽、甘酒等、

どれも美味しくて、お腹いっぱいです。

食事を片付けた後は、各会の紹介。

そしてボッチャ大会。

真ん中の棒のところ近くに投げ込んむという遊び。

3個投げたボールからポールまでの合計距離が一番小さい組が優勝です。

わがチームは勝利を逃しましたが、充分に楽しませていただきました。

ボールが手作りというところにもいたく感心。

ナイスな企画ありがとうございました。

そして、ラッキーなことに河原ではカワセミを見ることができましたよ。

こんな感じで今回の山行ならびに鍋交流は無事大成功。

担当の方、準備された方々、本当にありがとうございました。

 

つっちーさんのブログでも今回の様子がよくわかります。

2024/11/10 労山西部ブロック各山の会の鍋交流会、うちは石狩鍋

追記:
会員の方が撮られた写真にも鍋と山の様子がよく伝わってくるものがありましたので、こちらにアップせさせていただきました。

鮭がいっぱい入った石狩鍋。

ごつごつした岩山を四つん這いになって登るところ。

楽しそうに鍋を味わう人々。

みなさん大満足の充実した1日でした♪♪

 

つっちーさんのブログでも鍋交流のようすが伝わってきます。

2024/11/10 労山西部ブロック各山の会の鍋交流会、うちは石狩鍋

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